「怖い絵」展

Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey,  ©The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902
あと27日後に開催
    タグ
    • 印刷する
    会 期
    20170722日 -  20170918
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    金・土曜日は20時00分まで
    入場は閉館の30分前まで
    休み
    月(ただし、9月18日(月・祝)は開館)
    入場料
    有料
    一般1,400(1,200)円、大学生1,000(800)円、 70歳以上700(600)円、高校生以下無料
    ※( )内は前売料金(一般・大学生のみ)および 20名以上の団体割引料金 ※障がいのある方は各当日料金の半額(70歳以上 を除く)、その介護の方1名は無料
    展覧会の撮影
    不可
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    兵庫県立美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    兵庫県立美術館
    住所
    〒651-0073 兵庫県
    神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
    最寄り駅
    岩屋
    電話番号
    078-262-0901

    詳細

    展覧会内容

    「怖さは想像の友です。想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。」(中野京子)

     ドイツ文学者・中野京子氏が2007年に上梓した『怖い絵』は、「恐怖」をキーワードに西洋美術史に登場する様々な名画の魅力を読み解く好著として大きな反響を呼びました。これは、絵画が内包する情報をスリリングに掘り起こす氏の手腕もさることながら、「恐怖」という忌むべき感情に対して我々が抱く抗いがたい好奇心を強く刺激したからに他なりません。
     同書の第1巻が刊行されてから10周年を記念して開催する本展は、中野氏がシリーズで取り上げた作品を筆頭に、近世から近代にかけてのヨーロッパ各国で描かれた「恐怖」を主題とする膨大な絵画の中から油彩画と版画の傑作を選び出し、神話、怪物、異界、現実、風景、歴史といったテーマに分けて展示します。視覚的に直接怖さが伝わるものから、歴史的背景やシチュエーションを知ることによって初めて怖さが発生するものまで、普段私たちが美術に求める「美」にも匹敵する「恐怖」の魅惑を網羅的に紹介します。

    1.神話と聖書
     ギリシャ・ローマ神話や聖書で語られる物語は、必ずしも幸福なものばかりではなく、人間に苦難を強いたり、悲劇的な結末を迎えるものも少なくない。というのも、神話や宗教は、本質的に人間には抗うことのできない超越的な力や摂理を抽出するものだからである。本章では、神の意志や気まぐれに翻弄される人間の悲喜劇を描いた絵画を紹介する。

    2. 悪魔、地獄、怪物
     ヨーロッパのキリスト教世界では、人間を堕落させ悪の道へと誘う者として悪魔という存在が長きに亘って想像されてきた。また、人間が生前犯した罪の報いを受ける死後の世界として、地獄のイメージが伝統的に培われてきた。本章では、近代にまで命脈を保った悪魔や地獄のイメージや、それに近接する怪物の主題を描いた作品を取り上げる。

    3. 異界と幻視
     人は、自らの日常生活の外にそれとは違う論理に支配された異界というべき空間を想像してきた。とりわけロマン主義以降の美術では、異界が時として日常生活の狭間や我々自身の内面に発生する様子を幻視するかのような作品が数多く生み出された。本章では、我々の住む世界の自明性を脅かすさまざまな異界の表現を紹介する。

    4. 現実
     人間が生きる現実は、様々な恐怖と苦悩に満ち満ちている。なかでも最大にして最も普遍的な恐怖は死である。死は、犯罪や戦争とともに、画家たちにとって重要な主題であった。また、現実の世界には、死以外にも様々な不条理が潜んでいる。本章では、死の場面を中心に、現実の中に存在するいくつもの闇を描いた絵画に焦点を当てる。

    5. 崇高の風景
     18世紀から19世紀にかけてのロマン主義時代、風景画は歴史画の背景として発達した理想的風景や特定の場所のありのままの姿を描写する地誌的風景に加え、なんらかの感情や気分を暗示的に表現する主情的・主観的な風景画が生み出された。本章では、特に「崇高」の美学を反映した作例を取り上げ、背後に隠された不安や恐怖の感情を読む。

    6. 歴史
     人間の歴史とは、激しい権力闘争の歴史でもある。ヨーロッパにおいてもそれは例外ではなく一度は栄華を誇った王侯貴族であっても、ひとたび争いに敗れてしまえば無残な末路が待ち受けていた。本章では、ドラローシュの《レディ・ジェーン・グレイの処刑》を中心に、歴史を彩る悲劇的なエピソードや運命に翻弄された人々の姿を描いた作品を特集する。

    関連情報

    ■記念講演会 「怖い絵」の世界へようこそ
     講師:中野京子氏(本展特別監修者、作家、ドイツ文学者)
     日時:8月20日(日)午後2時~(約90分)
     会場:ミュージアムホール(定員250名)
     聴講無料(要観覧券、当日午前11時からホワイエで整理券配布)

    ■学芸員による解説会 
     日時:8月5日(土)、9月2日(土)、9月16日(土) 各日午後4時~(約45分)
     会場:レクチャールーム(定員100名)
     聴講無料

    ■こどものイベント 「もっと怖い絵」をかこう!
     日時:8月26日(土)午前10時15分~/午後2時(各回2時間15分)
     会場:レクチャールーム(定員30名)
     参加費:200円(要事前申込)
     ※申込受付は7月26日よりこどものイベント係 (TEL:078-262-0908)まで。

    ■ミュージアム・ボランティアによる解説
     日時:会期中毎週日曜日 午前11時~(約15分)
     会場:レクチャールーム(定員100名)
     聴講無料

    主催・協賛・後援

    主催:兵庫県立美術館、産経新聞社、関西テレビ放送、 神戸新聞社
    後援:公益財団法人 伊藤文化財団、兵庫県、兵庫県教 育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、ラジオ大阪、 サンケイリビング新聞社、サンケイスポーツ、夕刊フ ジ、サンテレビジョン、ラジオ関西
    協賛:日本写真印刷、TKG Foundation of Arts & Culture
    協力:日本航空、KADOKAWA、NHK出版
    企画協力:アルティス、Art Sanjo

    平成29年度 文化庁 文化芸術創造活用プラット・フォーム形成事業

    平均:0.0 
    レビューした人:0 人

    近くの展覧会

    人気の展覧会

    <<        >>

    クリップした展覧会はありません。