早川克己 / ジェイ・ムーン / 村田朋泰 / 吉田晋之介 "Cityscape"

  • 印刷する
  • add calendar
会 期
20170415日 -  20170513
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
日・月・祝
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
Gallery MoMo Ryogoku
情報提供者/投稿者
開催場所
GALLERY MoMo Ryogoku
住所
〒130-0014 東京都
墨田区亀沢1-7-15
最寄り駅
両国
電話番号
03-3621-6813

詳細

展覧会内容

 この度、GALLERY MoMo Ryogokuでは4月15日(土)~ 5月13日(土)まで、早川克己、ジェイ・ムーン、村田朋泰、吉田晋之介によるグループ展「Cityscape」を開催いたします。4人の作家が異なる手法で生み出す様々な都市風景をご堪能いただければ幸いです。


 早川克己は 1970 年栃木県生まれ、92 年日本大学芸術学部美術学科卒業後アメリカに渡り、98 年には School of Visual Arts New York にて修士号を取 得、その後ニューヨークで制作発表を続け、ヒューストンの McClain Gallery では定期的に個展を継続して来ました。08 年に帰国後は東京に拠点を移し、 主に当ギャラリーでの個展を中心に、アメリカ、ドイツ、スペイン、台湾など世界的なスケールで作品を発表しています。また、作品は、マラガの美術館、ターゲット、ルイヴィトンコレクションに収蔵されています。
 当初平面による作品で追及してきた諸テーマは、近年ペーパーワークによる建築的な要素を含んだ立体へとその表現を拡大しています。紙という素材で、線や点を構成して行くことで、西洋モダニズムと日本的な繊細さを融合させた作品を作り上げています。

 ジェイ・ムーンは、韓国ソウル出身で、1994 年プラット・インスティチュート彫刻科で修士号を取得後、ニューヨークでは 個展を3度開催し、Art in America やArtforum にて作品が紹介されるなど、多くの好評を得ました。2006 年にもポロック・クライスナー財団の助成金を授与され、2009 年にはNYFA の奨学助成金プログラム、並びにAHL 財団賞にも選出されました。2015年には、六本木アートナイトにインタラクティブアートプロジェクトで参加、今年1月に開催されたロンドンアートフェアでも同プロジェクトで注目を集めました。2016年には、韓国にてグループ展に参加し、初期の作品が美術館のコレクションに収蔵され、活動の幅をアメリカからアジアへと広げています。
 ムーンは、かねてより建築空間と作為的オブジェクトに興味を持ち、初期より、建築様式的な要素を持ったレディメイドの玩具であるレゴを使用した作品を制作してきました。今回展示する作品は、初期より制作している31 x 31cmのウォール作品シリーズになります。

 村田朋泰は1974年東京都生まれ、2000年東京藝術大学の卒業制作作品「睡蓮の人」が、2002年第5回文化庁メディア芸術祭にてアニメーション部門最優秀賞。また、修了制作作品「朱の路」が第9回広島国際アニメーションフェスティバルで優秀賞を受賞しました。2006年には目黒区美術館で、2008年には平塚市美術館で個展を開催しました。昨年は、ドイツのシュトゥットガルト映画祭にて「翁舞 / 木ノ花ノ咲ヤ森」が上映され、広がりをみせています。 今展では、平塚市美術館でも展示された平面アニメーション『桃色旅館CM 天然色』が収録されたジュークボックス作品を展示する予定です。様々な架空の街をコマーシャル風に制作し、ユーモラスなタッチに仕上げた作品になっています。

 吉田晋之介は、1983年埼玉県生まれ、2017年東京藝術大学博士課程を修了しました。2009年のシェル美術賞展で準グランプリ、2012年のアートアワードトーキョーでは長谷川裕子賞を受賞し、2013年にはVOCA展にて佳作賞を受賞、2014年には、岡本太郎賞に入選、2016年には、アートオリンピアにも入選しました。また、神戸ビエナーレ2013や大阪、東京、金沢と巡回した グループ展「北加賀屋クロッシング2013 MOBILIS IN MOBILI-交錯する現在-」にも参加。ニューヨークやマイアミのフェアに出展し、活躍の場を広げています。
 初期から自然と人工物を描いてきました。近年の作品は、具象的なイメージと抽象的なイメージが画面に交錯した作品が特徴的です。自らの体験から得られるアナログな世界と、テレビやパソコンを通じて視覚的に得たデジタルな画像が混在して、災害のイメージなど混沌とした世界観を表現しています。しかし、吉田にとってそのどちらもリアルな世界であり、時間的な要素も組みして意図的にカオティック(Chaotic)で、ネガティブな側面とポジティブな側面の撹乱を試みています。空想都市のようでありながら、ものや情報に溢れた現代都市のようにも感じます。技術面では筆順や絵の具の重なりにも撹乱させる要素を持ち込んで、見るものを迷路に引き込みます。

平均:0.0 
レビューした人:0 人

近くの展覧会

人気の展覧会

<<        >>

クリップした展覧会はありません。