開催時間 |
10時00分 - 17時30分
入館は閉館の30分前まで |
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休み |
火曜日(ただし祝日の場合は開館。翌日休館)
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入場料 |
有料 一般1,800円 大・高校生・65歳以上1,300円 中学生900円、小学生以下は無料(ただし大人1人につき子ども2人まで) |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
ホキ美術館 043-205-1500
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒267-0067 千葉県
千葉市緑区あすみが丘東3-15 |
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最寄り駅 | 土気 |
電話番号 | 043-205-1500 |
第2階ホキ美術館大賞の入選37点と、
そのうち大賞1点、準賞1点が決定いたしました。
40歳以下の作家による写実絵画作品を対象に公募いたしました第2回ホキ美術館大賞には、7月の締め切りまでに全国各地から93点の応募が寄せられました。写真による第一次審査を通過したのは51作品で、その後、本画による第二次審査が行われ、37点の入選作品が決定いたしました。そのなかで、大賞には、福岡の鶴友那さんの《ながれとどまりうずまききえる》が、準賞には千葉の後藤勇治さんの《ガスタンクのある風景》が、創設者保木将夫とホキ美術館館長保木博子により選ばれました。
今回は全般的に質の高い作品が多く、審査は激戦となりました。作品のテーマはさまざまで、人物、風景、静物画など、個性豊かな16歳から40歳までの作家の作品37点が選ばれました。うち11点は女性作家の作品となっております。
11月18日(金)から半年間にわたり、ギャラリー1にて、これらの、今後の活躍が楽しみな若い作家たちのエネルギーに満ちた入選作を一堂に会します。
また会期中2017年2月末までにご覧いただいた方々の投票により、最も人気が高かった作品が特別賞に選ばれる予定で、3月に発表いたします。
なお、大賞には、賞金150万円が、準賞には賞金70万円、特別賞には賞金1OO万円が授与され、それぞれ作品はホキ美術館に寄贈されます。
第3回ホキ美術館大賞は5年後の2019年を予定しております。
大賞 鶴友那《ながれとどまりうずまききえる》2016年
■作品コメント
私は生きることをテーマとして制作をしてきたこともあり、生と死を連想させる水は大変興味深いモチーフでした。実際に渓谷を訪れると、音や匂い、肌で感じる冷たさ等に包み込まれるような不思議な感覚となり、ただ流れゆく水のエネルギーを強く感じました。人は、異なる価値観を持っていても、五感で感じるものや、生きていることは共有できるのではないかと思います。様々な解釈で絵を観ていただくのと同時に、人の感覚を少しでも刺激するような作品となっていれば幸いです。
■受賞のコメント
この度は素晴らしい賞を受賞することができ、大変嬉しく感じております。
私は、大学から専門的に油彩画を学び、写実的な技法に触れました。写実的表現をどうやって自身の絵画に取り入れていくかを模索しながら日々描いております。課題は多くありますが、今回の受賞を励みとして、自分独自の絵画を目指し、より精進してまいりたいと思います。今回受賞させていただけたのは、家族や友人、恩師、応援してくださる全ての方々のおかげです。深く感謝致します。
準賞 後藤勇治《ガスタンクのある風景》2016年
■作品コメント
まず、この作品に対面すると絵のサイズに比べて中心のガスタンクの小ささが印象に残るでしょう。最初にこの風景が絵になるのではないかと思い始めたのが数年前になります。今回、作品化するに当たって最適な構図を探して何度も現地に通いました。絵の中心はガスタンクですが、画面の大きさに比べてかなり小さく描くことにより、空や木々といった自然に人工物の球体を対比させています。
■受賞のコメント
このたびは準賞をいただき、ありがとうございます。美術館の名を冠した展覧会で評価され、本作品を収蔵品として扱っていただくことに身が引き締まる思いです。現代の風景を描くことは私たちが生きてる時代をどう捉え、未来につながる世界観を提示していくかという、特に写実画家が負っている重要な課題のひとつと考えます。今回の受賞を励みに、より一層精進していきたいと思います。
ホキ美術館巡回展のお知らせ 27作家の70点が巡回いたします。
2017年1月21日~3月12日 ふくやま美術館(広島)
2017年3月29日~5月14日 佐賀県立美術館