開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
月
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
TOTEM POLE PHOTO GALLERY
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒160-0004 東京都
新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F |
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最寄り駅 | 四谷三丁目 |
電話番号 | 03-3341-9341 |
私の大学は、重慶にある。大学の近くには嘉陵江という大河が流れている。大学正門を出て、20分ほど歩き、
途中ある商店街を通過して、角を曲がったところで、水の流れる音が聞こえてきた。それから、嘉陵江が目に入った。
大学の近くの川辺は長くなく、散歩すると、往復2時間ほどである。私は、大学3年生の頃に写真を撮り始めた。
その頃から、ほぼ毎日撮影をしに川辺へ行っていた。カメラを握り、流れに従い、また逆らい往復する。嘉陵江は飲料
水の水源なので、川岸の環境はきれいで、空気も新鮮である。近隣の人々は、いつもレジャーに川辺に行く。大人たち
はお茶を飲み、麻雀をし、世間話をする。子供たちは走って遊んでいる。私は、いつも同じ人たちと出会い、彼らは独
自に水辺に座り、川を眺め、茫然としている。人々は、流れを借りて自分の精神を洗っている。その後、立ち上がり、
生活に戻る。
出会った人全てを記録することはできず、一人の全部の時間を記録することもできない。私の見た風景は、ただ彼ら
の時間の中の小さな断片だけである。しかし、たくさんの似ている感情の断片から、この一群が持つある真実の感情が
見られるかもしれない。この都市の持つ側面は、流れとともに、水辺の人々の顔の上に、体の上に、残っている。
これらの写真は、表象でしかなく、開かれた表象である。
宛 超凡(エン チョウハン) プロフィール
1991年 中国河北省固安県で生まれ
2013年 西南大学卒業
現在明治大学政治经济学研究科在籍
2016年10月よりTOTEM POLE PHOTO GALLERYに参加
受賞
2016年 キヤノンフォトグラファーズセッション・キヤノン賞
出版
『水辺にて』 STAIRS PRESS,2016年
個展
2015年 「沿線」Place M・東京
2016年 「水辺にて」 キヤノンギャラリー銀座・東京
2016年 「水辺にて」 キヤノンギャラリー梅田・大阪
グループ展
2014年 「旅しないカメラ」Place M・東京
2014年 「mazell-Be!」Bright Photo Salon・東京
2016年 「PHOTO BEIJING 2016」 中華世紀壇芸術館・北京/中国
2016年 「XISHUANGBANNA FOTO FESTIVAL 2016」 景洪市/中国
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