菅野由美子展

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会 期
20170123日 -  20170210
開催時間
10時30分 - 18時30分
休み
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
ギャルリー東京ユマニテ
情報提供者/投稿者
開催場所
ギャルリー東京ユマニテ
住所
〒104-0031 東京都
中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
最寄り駅
京橋
電話番号
03-3562-1305

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

菅野由美子は1960年東京生まれ。東京造形大学卒業後の’86年「シドニー・ビエンナーレ」、’89年「第3回アジア美術展」(福岡市美術館、横浜美術館、韓国国立現代美術館巡回)など、国内外の展覧会に参加。女性美術家が台頭し始めた‘80年代いわゆる「超少女」の一人として注目を集めました。当時はコンセプチュアルな立体の大作などを発表していましたが、’92年の個展を最後に制作活動を休止。そして15年ぶりとなった2007年の個展以降はそれまでの立体とは異なり、身の回りにある器のみを丁寧に描く古典的な油彩を発表しています。

中世ヨーロッパの静物画を彷彿とさせる、均一に塗られた背景に菅野が様々な国を旅して集めた器が、茶事の見立てのように物語に沿って選ばれていきます。よく見ると、それらはどこか擬人化された肖像画のようであり、また光線までも計算された静謐な画面は、何事も起こらない淡々と過ぎていく平和な日々の一場面のようですが、その静けさの奥にある力強い存在感は、見るものが不思議と自身の内面へと導かれるようでもあります。菅野の作品はストイックであるがゆえに、小さな画面から無限の広がりへとイメージは膨らんでいきます。さらに近年は画面いっぱいに48個もの器が並んだり、均一だった背景がよりリアルに描かれるようになりました。今回の新作はその背景がさらに重要な要素として何処までも迷宮のように配され、器たちの不可思議な存在感がより強く際立ってきました。
今回ギャルリー東京ユマニテでは2年ぶりの個展となり、新作約10点を発表いたします。身近にある何気ない器のみをモチーフに様々な思いが広がる菅野の世界。今回も絵画と対峙する幸福感をじっくりと味わっていただきたいと思います。お見逃しなく是非ご高覧下さい。

【作家コメント】
ある長編のSF小説で、ひどい兄を持った弟がいた。幼い彼は何度も殺されかけた。のちに彼らは道を分かつが、時空を超えた長い長い物語の果て、意外な形で弟は兄を理解するに至る。それはただのサイドストーリーで見逃されがちながら、実は物語の中心的で壮大なテーマと暗に繋がっていたように思う。おかげでその物語は私にとって愛すべきものとなった。世界は無駄で無意味そうなサイドストーリーで満ちている。しかしどんなにかけ離れていて無関係に見えるようなことでも、すべては意外な形で、静かに密かに繋がり合っているのだと思う。

菅野由美子(すがの・ゆみこ)
1960東京生まれ
1984東京造形大学絵画科卒業
[主な個展]
1984, 85, 87, 91かねこ・あーとギャラリー(東京)
1986ギャラリー+1(東京)1988天野画廊(大阪)
1989, 92東京画廊(東京)2007, 09, 11, 12, 15ギャルリー東京ユマニテ(東京)
2009, 11, 12, 13, 15ギャルリプチボワ(大阪)

[主なグループ展]
1985「第5回ハラアニュアル」原美術館(東京)
「臨界芸術’85の位相展」村松画廊(東京)
「The Figurative Impulse」ウォーカーヒル・アートセンター(ソウル)
「さまざまな眼-4」かわさきIBM市民ギャラリー(川崎)
1986「第6回シドニー・ビエンナーレ」NSW アートギャラリー(シドニー)
1987 「第23回今日の作家展」横浜市民ギャラリー(横浜)
1988「TAMA VIVANT'88-世界の模型展」シブヤ西武シードホール(東京)
1989「第3回アジア美術展」福岡市美術館、国立現代美術館(ソウル)、横浜美術館
「プリント・ドローイング・ペーパーワークビエンナーレ」ランゲージ・プラス・ギャラリー(ケベック)
1990「NEO TOTEM」スパイラル・ガーデン(東京)
「観念の刻印展」栃木県立美術館(宇都宮)
1991-92「ZONE OF LOVE」東高現代美術館(東京)、西オーストラリア美術館(パース)他
シドニー現代美術館(シドニー)他
1997-98「ISLAS/ISLAND」モダン・アート・センター(カナリア諸島)ラ・グランジャ・アート・
センター(サンタ・クルーズ)現代美術センター(セビリア)
2003「ART TODAY 2003」セゾン現代美術館(軽井沢)
2007「ROUGH AND REFINED」レオ・キャステリ・ギャラリー(ニューヨーク)
「BTAP-Works in Progress」東京画廊+BTAP(北京)
2011 「ART TODAY 2011-昨日の今日と今日の今日」セゾン現代美術館(長野)
2014「Still Life 展-モランディに捧ぐ-」カッシーナ・イクスシー青山本店(東京)、大阪店(大阪)、福岡店(福岡)
2015 「超克する少女たち」 ギャルリー・パリ(横浜)
2016 「超克する少女たち Vol.2」 特定非営利活動法人キャズ/CAS(大阪)

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