開催時間 |
10時00分 - 18時00分
毎週金・土は21時00分まで。 入館は閉館の30分前まで |
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休み |
5月9日(火)、6月6日(火)
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入場料 |
有料 一般1400円(1200円)、大高生1000円(800円)、中小生700円(500円) ※( )内は前売、20名様以上の団体料金 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
Bunkamuraザ・ミュージアム
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒150-8507 東京都
渋谷区道玄坂2-24-1 B1F |
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最寄り駅 | 渋谷 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら、58 歳になった年、自らのスタジオを閉鎖し商業写真から退き、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。写真界でソール・ライターが再び脚光を浴びるきっかけとなったのが、2006 年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集でした。
時に、ソール・ライター83 歳。この新たな発見は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次ぎました。2012 年にはドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13 のこと」(日本公開は2015年)が公開され、その名前と作品はさらに多くの人々の知るところとなります。
本展は、ニューヨークのソール・ライター財団の全面的な協力を得て、同財団所蔵の写真作品(モノクロ、カラー)、絵画作品、その他貴重な資料200 点あまりを一堂に集め、天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と称されたライターの創造の秘密に迫る日本初の回顧展です。
生涯、美の探究者であったソール・ライターは、「私たちが見るものすべてが写真になる」、という言葉を残しています。日常で見逃してしまう些細な風景の中にある「美」の
存在、そして、その「美」の発見によってそれぞれが生きる姿勢を変えることもできる、ということをライターの作品は静かに示唆してくれます。
ソール・ライター(SAUL LEITER)略歴
1923年12月3日、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。父親はユダヤ教のラビ。
1930年代 ニューヨークのタルマディカル・アカデミーで学ぶ。
1935年頃 初めてのカメラ・デトロラを母親に買ってもらい、写真を撮りはじめる。
1946年神学に嫌気がさし同校を中退。画家を志し移住したニューヨークで、表現主義の画家、リチャード・プセット・ダートと出会ったことで写真への関心が芽生える。
1953年ニューヨーク近代美術館で開催された展覧会『Always the Young Strangers』の出品作品に選ばれる。
1958年ヘンリー・ウルフがア―トディレクターに就任した『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事を始める。
1960-80年代『ハーパーズ・バザー』をはじめ『ELLE』『Show』『Vogue(英国版)』『Queen』『Nova』各誌のためにファッション写真を撮影。
1981年ニューヨーク5番街にあった商業写真用の自分のスタジオを閉める。
2006年ドイツの出版社シュタイデルが初の写真集『Early Color』出版。ミルウォーキー美術館でカラー写真による初の個展「In Living Color: Photographs of Saul Leiter」開催。
2008年パリ、アンリ・カルティエ=ブレッソン財団で「Saul Leiter」展開催。
2009年ニューヨークのクノードラー・ギャラリーで30 年にわたって制作された絵画作品の初の展覧会「Saul Leiter Paintings」開催。
2012年トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13 のこと(原題:In No Great Hurry:13 Lessons in Life with Saul Leiter)」製作。
2013年 11月26日、ニューヨークにて死去。享年89 歳。
2015年ソール・ライターの作品を管理する目的でソール・ライター財団(The Saul Leiter Foundation)創設。
主催:Bunkamura
協力:ソール・ライター財団、ニューヨーク市観光局、デルタ航空、富士フィルムイメージングシステム
後援:J-WAVE
企画協力:コンタクト