Gallery PARC:次回展「木内貴志個展:琳派401年記念 リンパなキウチ展」のご案内

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会 期
20161018日 -  20161030
開催時間
11時00分 - 19時00分
金曜日のみ20:00まで
休み
月曜日
入場料
無料
この情報のお問合せ
Mail:info@galleryparc.com
Tel・Fax:075-231-0706
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
Gallery PARC
住所
〒602-8242 京都府
〒602-8242 京都府京都市上京区皀莢町287  堀川新文化ビルヂング 2階
最寄り駅
京都市バス「堀川中立売」
電話番号
075-334-5085

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2016年10月18日(火)から10月30日(日)の期間、「木内貴志個展:琳派401年記念 リンパなキウチ展」を開催いたします。

 1998年に成安造形大学洋画クラス研究生を修了した木内貴志(きうち・たかし/ 京都・1973~)は、学生時代より「神戸アートアニュアル96」(1996・神戸アートビレッジセンター)などのグループ展に参加、1997年の初個展となる「木内貴志大回顧展」(1997・VOICEギャラリー/京都)以後、「キウチアニュアル2000・言葉と美術」(2000・夢創館/神戸)、「キウチトリエンナーレ2004・名前と美術」(2004・GALLERY wks./大阪)、「ポストキウチズム2011」(2011・中之島4117ポストギャラリー/大阪)などの個展をはじめ、関西を中心に数多くのグループ展に参加するとともに、「After School 放課後の展覧会」(2009・元 立誠小学校/京都)などの自主企画展にも積極的に取り組むなど、多彩な活動を続けています。
また2014年には、「続・木内貴志とその時代 〜さようならキウチさん〜」(Gallery PARC/京都)と「続続・木内貴志とその時代 〜帰ってきたキウチさん〜」(GALLERY wks./大阪)を同時期開催、2016年には20年に及ぶ作家活動の回顧展ともなる「木内妄想芸術大学作品展 -独りホームカミング-」(2016・成安造形大学【キャンパスが美術館】/滋賀)を開催するなど、その展開は現在までも多岐に渡ります。

 木内は「キウチズム」なる個人イズムの確立・追及を制作姿勢として、表現内容にあわせて絵画や立体、映像やパフォーマンスなど手法や素材を限定することない多様な作品展開に取り組んでいます。その多くは、自身を取り巻く社会や美術といった制度の問題や矛盾、その滑稽さなどを、あくまでも個人の興味や疑問、執着や妄想を膨らませた作品によって指摘するもので、いわばそれは木内から社会へのシニカルな「ツッコミ」であるのですが、同時にその多くは「駄洒落」「庶民感覚」「ベタ」「自虐ネタ」といった要素を帯びたユニークな「ボケ」としても機能し、鑑賞者の笑いやツッコミを誘うことで、そこに問題点への気づきを促します。

 本展「琳派401年記念 リンパなキウチ展」は、「琳派400年記念」と銘打たれて多くの関連展覧会やイベントなどが開催されることとなった2015年の京都の動静から着想を得て計画されたものです。その実態は曖昧ながら、まるで多くの人たちの関心事として、当たり前のように関連展覧会が開催され、翌年には水を打ったように静まり返ったこのムーブメントに、「誰かが上手くやっている」感を嗅ぎ取った木内は、2016年にひとりで「琳派401年記念」を開催します。

 展覧会には、かまぼこ板に風神雷神図を焼き付けた《風神雷神図蒲鉾板》や《銹絵染付金彩薄文蓋物(乾山)写し画》、《燕子花図ウコンの力》など、琳派を木内流に解釈した作品をはじめ、2015年に木内が参加した「京・焼・今・展 2015」で披露したかのうたかお氏との合作《色絵攻撃二十五文角皿》などを展示予定。

 折しも「伊藤若冲生誕300年記念」で盛り上がる京都で、ひとり琳派な木内の個展をお楽しみいただければ幸いです。



[ステートメント]
私、木内貴志は京都に生まれ京都で育ち、現在も京都在住であります。しかしながら作家活動において、京都の伝統文化等に強く影響を受けたり、また意識したりしてきたかというと、特にそうではないと思います。
2015年の京都では「琳派400年記念」として様々な催しが開催されましたが、琳派に特に関係がなかった私はもちろんお呼びがかからず、琳派は特に好きでも嫌いでもないという感じで過ごすつもりでしたが、たまたま「琳派」がテーマの展覧会にお声がかかりました。
せっかくなのでそれに参加し、また琳派の展覧会に行ったり講演を聴いたりして、初めて「琳派」を意識してみました。
すると、そもそも「琳派」というもの自体が曖昧で、解釈次第でどうにでもなる、私淑次第で後継者に名乗りも挙げられる、ということを知りました。
2015年はその「琳派」を広告代理店が戦略のように使っていたような気がする年でした。(実際のとこはどうか知りませんが)
そんな「琳派400年」に影響を受けた(?)作家により、2016年「琳派401年」の記念展を開催したいと思います。
後継者と名乗って周囲の方々が認めて下さるかはさておき、「君も琳派になれる!」「琳派、場末も彩る」という心意気で、琳派な木内になりたいと思っております。

木内貴志

主催・協賛・後援

ギャラリー・パルク

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