開催時間 |
10時00分 - 18時00分
金・土曜日は20時00分まで 入場は閉館の30分前まで |
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休み |
月
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入場料 |
有料 一般1,500(1,300)円、ペアチケット2,400 円、大学生1,100(900)円、高校生・65 歳以上750(650)円、中学生以下無料 ※( )内は前売および20 名以上の団体割引料金(高校生・65歳以上は前売なし)。 ※障がいのある方(65 歳以上を除く)は各当日料金の半額、その介護の方1 名は無料。 ※割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中に美術館窓口で入場券をお買い求めください。 |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
兵庫県立美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒651-0073 兵庫県
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 [HAT神戸内] |
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最寄り駅 | 岩屋 |
電話番号 | 078-262-1011 |
光あふれる地中海に面し、古代より風光明媚の地として知られた南イタリアのポンペイ。西暦79 年、街の北側にあるヴェスヴィオ火山の噴火により、悲劇的な終焉を迎えます。1748 年から発掘が始まり、古代都市の姿が徐々に明らかになりました。遺物の中でもとくに人々を驚かせたのは、色鮮やかな壁画の数々です。火山灰が乾燥剤に似た役割を果たしたことにより、奇跡的に保存されました。
本展では、世界遺産に指定されたポンペイとその近郊の遺跡から出土した壁画を、描かれた主題ごとに紹介します。住宅や公共建築など、さまざまな建造物を美しい絵画で飾り、人生を謳歌した古代ローマの豊かな暮らしを追体験できる機会となります。
第Ⅰ章
建築と風景 29 点
壁画の様式は、描かれた時代ごとに、大きく4 つに分類されます。宮殿の壁面に見られる大理石を模した第1 様式。遠近法を生かして壁の向こうに広がる空間を描く第2様式は、建築的様式とも呼ばれます。
第3 様式では装飾は平面的となり、第1 ~第3様式の要素が混在する第4 様式がそれに続きました。ここでは幻想的な建築物や風景を描いた壁画を取り上げ、制作に使われた道具や顔料もあわせて展示します。
第Ⅱ章
日常の生活 25 点
古代ローマ時代の住居には、家(ドムス)と別荘(ウィラ)の二種類があります。街中のドムスの壁面は、植物や小動物のモチーフで飾られました。また郊外のウィラは、美しい自然の中にありました。ぶどう酒の生産拠点だった「カルミアーノ農園別荘」の食堂を再現したコーナーでは、自然の恵みに感謝し、宴をひらいた人々の生活がよみがえります。
第Ⅲ章
神話 15 点
ギリシャ文化に憧れた人々は、神話にもとづく壁画で邸宅を飾りました。自らの好むギリシャ神話のエピソードをどのように組み合わせ、配置するか、工夫を凝らしたのです。神話を主題にした作品の中でも、皇帝崇拝の場とみられる公共建築「アウグステウム」を彩った壁画は、個人の邸宅から出土したものとは異なり、当代最高水準の質を誇ります。
第Ⅳ章
神々と信仰 10 点
ポンペイの位置するカンパニア地方はぶどう酒の産地であり、酒神ディオニュソスが植物の生育を司る神として信仰の対象となっていました。またローマ帝国の領土拡大とともに、外来の神々たとえばエジプトのイシス神なども描かれるようになりました。古代ローマの世界にはさまざまな神があふれていたのです。神々やその従者が登場する壁画を通して、当時の多様な信仰のあり方を考えます。
■「ポンペイの魅力」
10月30日〔日〕 午後2 時から(約90 分)
講師: 青柳正規氏(東京大学名誉教授)
ミュージアムホール(定員250 名)
聴講無料(要観覧券、当日午前11 時からホワイエで整理券を配布します)
■ヤマザキマリ×とり・みき『プリニウス』スペシャル・トーク
ポンペイ終焉の時代に活躍した博物学者が主人公の大ヒット漫画『プリニウス』を描いているお二人を招いてのスペシャル・トーク!
10月16日〔日〕 午後2 時から(約90 分)
講師:ヤマザキマリ氏、とり・みき氏(漫画家)
ギャラリー(ギャラリー棟3階) 聴講無料(要観覧券、当日午前11 時からホワイエで整理券を配布します)
■学芸員による解説会
11月26日〔土〕、12月17日〔土〕
いずれも午後4 時から(約45 分)
レクチャールーム(定員100名) 聴講無料
■おやこ解説会
12月10日〔土〕 午後1 時30 分から(約30 分)
レクチャールーム 要事前申込・参加無料
お問い合わせ:こどものイベント係 Tel:078-262-0908
■ミュージアム・ボランティアによる解説会
会期中の毎週日曜日午前11時から(約15 分)
レクチャールーム(定員100名) 聴講無料
■記念コンサート~イタリアへの誘い
11月26日〔土〕 午後2 時から エントランスホール
無料
共催:兵庫県立美術館アートフュージョン実行委員会
■ジャンルーカ・ディ・マッテーオさんによる人形劇
12月3日〔土〕 午前11 時から アトリエ1
無料
共催:イタリア文化会館- 大阪
■イタリアの絵本の読み聞かせ
11月19日〔土〕午後1時30 分から(約30 分)場所は未定
無料
共催:イタリア文化会館- 大阪
主催:兵庫県立美術館、MBS、毎日新聞社、神戸新聞社
後援:外務省、文化庁、イタリア文化財・文化活動・観光省、イタリア大使館、イタリア文化会館、伊日財団、公益財団法人伊藤文化財団、兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会
協賛:旭化成、大日本印刷、日本通運
協力:アリタリア―イタリア航空、日本貨物航空
学術協力:ナポリ国立考古学博物館、ポンペイ監督局
特別協力:公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部