開催時間 |
11時00分 - 19時00分
金曜日20:00まで |
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休み |
月曜日休廊
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クリエイター在廊 |
有
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入場料 |
無料 |
この情報のお問合せ |
Mail:info@galleryparc.com
Tel・Fax:075-231-0706 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒602-8242 京都府
〒602-8242 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階 |
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最寄り駅 | 京都市バス「堀川中立売」 |
電話番号 | 075-334-5085 |
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2016年8月19日(金)から9月4日(日)にかけて、谷本 研と中村裕太による「タイルとホコラとツーリズム season3 《白川道中膝栗毛》」を開催いたします。
京都の街角に今も多く残る地蔵菩薩や大日如来などを奉ったホコラ(路傍祠)。そこからはホコラが地域に受け継がれ、奉られてきた信仰の対象である事を伺い知るとともに、しばしば目にするタイルづくりのホコラには、それらが今日的な都市の様相を取り入れてきた歴史や変遷にも思いを馳せる事ができるものです。
京都市立芸術大学大学院造形構想専攻修了後、アートとその周縁に関わりながら企画活動を行う谷本研(たにもと・けん/1973年・神戸生まれ)と、京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了し、〈建築工芸〉という視点からタイル・陶磁器などの理論と制作を行なう中村裕太(なかむら・ゆうた/1983年・東京都生まれ)。2014年、この二人の美術家がホコラの生態系に着目し、「タイル」と「ホコラ」をそれぞれのポイントとして捉え、それらを地域における「ツーリズム(観光)」といった視野で考察する試みとして、ギャラリーをさながら『観光案内所』に変貌させた「タイルとホコラとツーリズム」展。また、この展覧会をきっかけに、本プロジェクトを5年間に渡って展開することを決めた二人は、翌2015年の「season2《こちら地蔵本準備室》」では、“地蔵本”の出版を目標に掲げて、タイルとホコラにまつわる様々な資料・文献を集めた『ホコラテーク』をギャラリーに出現させました。
本展「season3 《白川道中膝栗毛》」は、その中で出会った書籍『北白川こども風土記』に惹かれた二人が、仔馬とともに白川街道(京都~大津)を歩き、道中に出会うホコラに花を手向けた『キャラヴァン』の記録を中心に構成されます。また、会期中には多彩なゲストをお招きした公開研究会や、白川街道の中間の山中町にある「重ね石」を訪ねるワークショップを開催します。
タイルとホコラに焦点をあててはじまったこのプロジェクトは、いつしかその傍らのアレコレや、道行きのソレコレへと興味を拡げ、さながら谷本・中村の珍道中の様相を呈してきました。
お盆の恒例企画となった本展は、皆様にも「タイルとホコラ」への目線をきっかけに、身近な暮らし中にある、興味深いアレやコレやを発見できる機会になるのではないでしょうか。
【イベント1】
納涼! 公開研究会 「こどもと郷土 ─『北白川こども風土記』を読む2」
[日時]8月27日(土)
16:00~「予習会」(関連映像の紹介)
17:00~ 「トークセッション」(120分予定)
[ゲスト] 池側 隆之 (京都工芸繊維大学 / 映像デザイン)、一色 範子 (佛教大学大学院)、菊地 暁 (京都大学 / 民俗学)、佐藤 守弘 (京都精華大学 / 視覚文化論)、福島 幸宏 (京都府立図書館 / アーカイブズ)
【イベント2】
ワークショップ 「山中町・重ね石を訪ねる路線バスツアー」
[日時]9月3日(土) 11:00 ~14:45頃
[内容]京都と滋賀を結ぶ白川街道(志賀越道、山中越とも)のちょうど中央には、県境の印として大きな岩に磨崖仏が彫られた [ 重ね石 ] があります。かつては地元の方が地蔵盆もおこなっておられたそうですが、今では人知れず旧道にひっそりとたたずむのみです。そんな重ね石を路線バスを使って訪ねましょう。
【制作協力】
麥生田 兵吾(写真撮影)
【主 催】
「タイルとホコラとツーリズム」実行委員会
【協 力】
ギャラリー・パルク(Gallery PARC) / 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
【thanks】
五十嵐源三、橋元靖彦、谷本美貴子、中村和子、studio森森、ほか、関わってくださった全ての方々(敬称略)