宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ

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会 期
20160730日 -  20170109
開催時間
10時00分 - 22時00分
火:10時00分~17時00分 ※入館は閉館時間の30分前まで ※会期中無休
入場料
有料
一般1600円、学生(高校・大学生)1100円、子供(4歳~中学生)600円
※表示料金に消費税込み ※展望台 東京シティビュー、屋上 スカイデッキへは別途料金がかかります。
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
情報提供者/投稿者
開催場所
森美術館
住所
〒106-6150 東京都
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
最寄り駅
六本木
電話番号
050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細

展覧会内容

~見るだけでは終わらない。宇宙を体感できる注目のインスタレーション作品を発表!
その他、日本初公開の火星の仮想住居模型や宇宙開発の父ツィオルコフスキーが描いた
ロケット理論のスケッチなど、各セクションの新たな見どころを公開~

 本展では、歴史的な天文学資料、現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、宇宙に開する古今東西ジャンルを超えた多様な出展物約200点を一挙に公開します。「人は宇宙をどう見てきたか?」、「宇宙という時空間」、「新しい生命観一宇宙人はいるのか?」、「宇宙旅行と人間の未来」の4つのセクションで構成し、未来に向かっての新たな宇宙観、人間観を提示することを試みます。
 注目展示は、国内外の現代アーティストによる宇宙を体感できるインスタレーションです。宇宙にいるかのような浮遊感を体験できるチームラボの新作や、太陽の光の強度を音で表現したり、日時計の刻んでいく時間を感じられるインスタレーションなど、壮大なスケールの作品を展示いたします。また、「宇宙開発の父」と称されるコンスタンティン・ツィオルコフスキーが描いたロケット理論のスケッチや、NASAが実施した火星住居設計コンペティションで、最優秀賞に選ばれた未来の仮想住居《マーズ・アイス・ハウス》の模型など、いずれも日本初公開となる出展物も見どころのひとつとなっています。
 まるで「宇宙の入り口」に降り立ったかのような体験ができる注目作品の数々に是非ご期待ください。

本展のための新作インスタレーション
チームラボ《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく- Light in Space》

本作は、テクノロジーとアートの境界を探る活動を行うチームラボによる本展のための新作で、映像に囲まれたインタラクティブ・インスタレーションです。宇宙空間を縦横無尽に飛んでいくカラス達の中、観客は宇宙遊泳をしているような体験をすることかできます。このカラスは日本神話で国生みに重要な役を果たした三本足の八咫烏で、太陽の化身でもあり、カラス達は観客をよけながら飛んで行きますが、時々、よけきれす観客にぶつかって色とりどりの花--すなわち生命を咲かせることで、地球上の生命の営みの根源である太陽エネルギーを具現化しています。

太陽の鼓動を体感!音と映像のインスタレーション
セミコンダクター《ブリリアント・ノイズ》

太陽光の強度を音で表現し、何千本もの太陽活動の記録映像に重ねた3チャンネル・ビデオ・インスタレーションです。コの字型で観客を囲む3面の大型スクリーンに、太陽の熱核融合で放出される巨大なエネルギー波が映し出され、それに合わせて音が変化するため、まるで太陽の間近にいるような体験ができます。

古来の時間観測法である日時計を現代アートに
コンラッド・ショウクロス《タイムピース》

作家が長年取り組んでいる「時間」をテーマに、日時計と太陽の関係の中で体験される崇高な天文学的時間を表現した大型の動く作品(キネティック・インスタレーション)です。日時計は、人類が時間を測るようになって最初に使用した科学的手法のひとつであり、水時計と共に長く文明の証となってきました。人工の太陽光によって原初的な体験を創りだすという一見矛盾に満ちた、不可思議な体験かできます。刻々と時を刻む日時計の影の神秘の動きをお楽しみください。

宇宙飛行士とのコラボレーションによる”月”の奏でるシンフォ二ー
野村仁《'moon' score: ISS Commander - Listening to it on Mars, now》

五線を写し込んだフィルムで月を撮影し、月を音符に見立てて音楽を作成する「'moon' score」シリーズの発展形となる作品です。ISSに滞在中の若田光一宇宙飛行士が撮影した月のオリジナル写真が40枚、引き伸ばした写真が40枚と、3楽章の美しいシンフォニーから構成されています。本展ではそのうち2つの楽章を聴くことかできます。

関連イベント

■トークセッション「知と宇宙観をめぐる旅」※日英同時通訳付
天動説が主流であり、望遠鏡のない時代、レオナルド・ダ・ヴィンチがすでに天文学に興味を抱いていたことを、本腰に出展されるアトランティコ手稿から知ることかできます。アトランティコ手稿を所蔵するアンブロジアーナ図書館・絵画館のアルベルト・ロッカ氏にその来歴について伺うとともに、科学の貴重な初版本を所蔵し、研究する金沢工業大学ライブラリーセンターの竺覚暁氏を迎え、宇宙科学が発達する以前の宇宙観について語り台います。

 出演:アルベルト・ロツカ(アンブロジアーナ図書館・絵画館館長)、竺覚暁(金沢工業大学ライブラリーセンター館長)
 モデレーター:南條史生(森美術館館長)
 日時:2016年7月30日(土)14:0O-16:00(開場:13:30)
 会場:森美術館オーディトリアム
 定員:80名(要予約) ※お申込みは終了いたしました
 料金:無料(要展覧会チケット)

■アーティストトーク ※日英同時通訳付
出展アーティストが、自作と宇宙との関係性について語ります。

 出演:ビョーン・ダーレム、セミコンダクター、ジア・アイリ、パトリシア・ピッチニーニ、マリア・グルズデヴァ ほか
 日時:2016年7月30日(土)18:00-20:00(開場:17:30)
 開場:森美術館オーディトリアム
 定員:80名(要予約) ※お申込みは終了いたしました
 料金:無料(要展覧会チケット)

■シンポジウム「科学者と読み解く『宇宙と芸術展』」 ※※日英同時通訳付、手話同時通訳付

宇宙時代に突入した現代、人と宇宙の関係は大きく変化しています。これにより、宇宙とはなにか、芸術とはなにかという問いにも新たな視点か求められてくることでしょう。人はどのように宇宙を認識し、芸術はどのように変貌していくのでしょうか。宇宙工学、天文学の専門家、アーティストを迎え、本展をそれぞれの視点から読み解きます。

出演:的川泰宣(宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授)、渡部潤一(国立天文台副台長)、野村仁(アーティスト)、猪子寿之(チームラボ代表)
モデレーター:南條史生(森美術館館長)
日時:2016年8月20日(土)14:00-16:00(開場13:30)
会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
定員:150名(要予約) ※お申込みは終了いたしました
料金:一般3500円、MAMCメンバー無料
※当日プログラム参加者の方に展覧会チケット1枚を差し上げます。
主催:森美術館、アカデミーヒルズ

■トークセッシヨン「芸術のなかの宇宙観」 ※日本語のみ

仏教の世界観を描いた曼荼羅図は、宇宙の真理を表わすとも言われます。仏教絵画史の専門家である泉武夫氏、空海から現代アートまで造詣の深い篠原資明氏を迎え、お話しをうかがうと共に、そのミニマルな作品が現代の曼荼羅を想わせる向山喜章氏、神秘思想などを自身の体験に基づいて表現する前田征紀氏を交え、時代を超えて人の心に宿る宇宙観と芸術について語り合います。

出演:泉武夫(東北大学大学院文学研究科教授)、篠原資明(高松市美術館館長、京都大学名誉教授)、向山喜章(アーティスト)、前田征紀(アーティスト)
モデレーター:椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)
日時:2016年10月4日(火) 19:00-21:00(開場18:30)
会場:森美術館オーディトリアム
定員:80名(要予約)
料金:無料(要展覧会チケット)

■「森美術館×六本木天文クラブ」コラぼレーション 小中学生ブログラム

■サマーナイト・ミュージアム「“宇宙と芸術展”と“里空”をみよう!」※日本語のみ
夜の森美術館を貸し切り、「宇宙と芸術展」を美術館スタッフと一緒に鑑賞して、星に関する専門家からの話を聞いたあと、森タワーの屋上スカイデッキから星空を観察しましょう。夜のミュージアムで、宇宙のふしぎと芸術について想いをはせてみませんか_
出演:高梨直紘(東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム特任准教授/天文学普及プロジェクト「天プラ」代表)
日時:2016年8月9日(火) 18:00-21:00(開場17:30)
会場:森美術館オーディトリアム、東京シティビュー「スカイデッキ」
対象:小学生~中学生
定員:40名(要予約、抽選)
料金:無料(要展覧会チケット及びスカイデッキ入場料)
※「星空観察会」は天候により中止の可能性があります。その場合、スカイデッキ入場料(大人500円、小学生300円)は不要です。
※夜のプログラムとなりますので、保護者同伴でご参加ください。

■星のおはなしとワークショップ「天体望遠鏡をつくろう」 ※日本語のみ

「宇宙と芸術展」を鑑賞して、月のクレーターや土星のリングも見える本格派天体望遠鏡をつくります。組み立て使い方、星空の見どころまでを天文の専門家かわかりやすく教えます。
日時:2016年8月26日(金)17:00-20:00(開場16:30)
会場:森美術館オーディトリアム、東京シディビュー「スカイデッキ」
対象:小学生~中学生
定員:40名(要予約、抽選)
料金:3000円(材料費) ※別途、展覧会チケット及びスカイデッキ入場料が必要です。
監修:天文学普及プロジェクト「天プラ」
※「星空観察会」は天候により中止の可能性があります。その場合、スカイデッキ入場料(大人500円、小字生300円)は不要です。
※夜のプログラムとなりますので、保護者同伴でご参加ください。

主催・協賛・後援

主催:森美術館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
企画:南條史生(森美術館館長)、椿 玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)
企画協力:龍谷ミュージアム、金沢工業大学ライブラリーセンター
助成:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
協賛:NEC、株式会社大林組、IHI運搬機械株式会社
特別協力:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
制作協力:パナソニック株式会社
協力:シャンパーニュ ポメリー

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