友人作家が集う - 石原悦郎追悼展 “Le bal”

友人作家が集う - 石原悦郎追悼展 “Le bal”
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    会 期
    20160903日 -  20161222
    開催時間
    10時30分 - 18時30分
    土 17時30分まで
    休み
    日・月・祝
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    ZEIT-FOTO SALON
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    ZEIT-FOTO Kunitachi
    住所
    〒186-0004 東京都
    国立市中2-22-33
    最寄り駅
    国立
    電話番号
    042-505-8838

    詳細

    展覧会内容

     本年2月の弊社代表石原悦郎の逝去にともないまして、ツァイト・フォト・サロンはスペースとしての活動を本年12月をもちまして終了することにいたしました。1978年のオープンから38年間、みなさまには長年にわたりご愛顧賜りまして誠に有難うございました。画廊を閉じることに対しては有難いことにそれを惜しむ声も聞こえてまいりましたが、生前、石原自身も申していた通り、画廊業はオーナーと一心同体であり、石原亡き後は「 ツァイト・フォト・サロン 」とは言えなくなってしまうという考えのもと閉廊することといたしました。

     グランド・フィナーレを飾る展覧会として、誰か一人の作家を選ぶということは考えられません。これまで開催した展覧会はなんと400回近くにまでのぼります。石原とその時々を共にしてきた作家たちは、いわば石原の友人のような存在なのです。
     そこで、100名以上のゆかりのある作家の作品を一堂に会した展覧会を3部構成で開催することにいたしました。出品作家をあげればきりがありません。まだ、写真のオリジナル・プリントがアート作品として販売されることがなかった時代に共に立ち向かった北井一夫や、杉浦邦恵、安齊重男、杉本博司。今はもう亡くなってしまった植田正治や、桑原甲子雄。石原が画廊を始める以前にパリで出会ってきた、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロベール・ドアノー、ブラッサイ、ビル・ブラントといった巨匠たち。1978年のツァイト・フォト・サロンのオープニングを飾ったアジェ。そして、荒木経惟と森山大道は石原が力を入れて海外に発信したアーティストであり、とりわけ80年代を共に過ごしてきた仲間です。また、この時期はツァイト・フォト・サロンでデビューを飾った柴田敏雄、畠山直哉、松江泰治たちの若き才能を見出し、1990年代に入ると鷹野隆大や、オノデラユキのような現代美術としての写真で勝負する大型の作品も扱うようになります。また、石内都もこの時期にツァイト・フォトで新作を発表するようになりました。「ツァイト・フォト(時代と写真)」の名にふさわしく、石原が接するアーティストや作品もまた変化してきました。
     le bal は、フランス語で舞踏会、ダンスパーティーの意。そのタイトルの下、石原が愛したブルックナーの交響曲第9番の構成にかけて総勢100名を超える作家の作品を全3部の会期に分けて展示いたします。「maestoso マエストーソ」「scherzo スケルツォ」「adagio cantabile アダージョ・カンタービレ」。ツァイト・フォト・サロンの歴史はもちろん、写真の歴史を彩る様々な作品がそれぞれの会期に画廊の四方の壁を賑やかに埋め尽くします。どこを切り取ってみても充実のラインナップを楽しんでいただけることでしょう。
     ぜひ、石原悦郎とツァイト・フォト・サロンの38年間の歴史を体感しにお越しください。

    第1部  maestoso
    9月3日(土) - 10月5日(水)
    出品作家(順不同):
    青木野枝、アキ・ルミ、ウジェーヌ・アジェ、市川美幸、ゲイリー・ウィノグランド、小野祐次、オノデラユキ、神蔵美子、北井一夫、ルイジ・ギッリ、木村伊兵衛、蔵真墨、ウィリアム・クライン、アンドレ・ケルテス、小石清、小瀧達郎、小林のりお、小林秀雄、先間康博、佐藤時啓、佐野陽一、杉浦邦恵、杉本博司、鈴木涼子、須田一政、ジョック・スタージス、モーリス・タバール、丹野章、筑紫拓也、築地仁、ロベール・ドアノー、楢橋朝子、林隆喜、廣瀬忠司、アドルフ・ブラウン、ロバート・フランク、ロバート・メイプルソープ、山崎博、吉川富三、渡辺兼人

    第2部 scherzo
    10月11日(火) - 11月12日(土)
    出品作家(順不同):
    朝海陽子、荒井浩之、荒木経惟、安齊重男、石元泰博、井津由美子、大坂寛、大辻清司、金村修、桑原甲子雄、合田佐和子、郷津雅夫、櫻田宗久、柴田敏雄、進藤典子、清家冨夫、高木由利子、田村彰英、藤部明子、中川政昭、長町文聖、ティナ・バーニー、橋本照嵩、畠山直哉、服部冬樹、ベルナール・フォーコン、ジョアン・フォンクーベルタ、ブラッサイ、ビル・ブラント、ロバート・ベサンコ、フランク・ホーヴァット、細江英公、馬六明、松江泰治、松本路子、エティエンヌ・J・マレー、マン・レイ、三田村光土里、宮本隆司、莫毅、安井仲治

    第3部 adagio cantabile
    11月18日(金) - 12月22日(木)
    出品作家(順不同):
    石内都、井津建郎、伊藤みろ、伊奈英次、植田正治、浦上有紀、大井成義、尾仲浩二、アンリ・カルティエ=ブレッソン、北島敬三、鯉江真紀子、小泉定弘、ジョアキム・ゴミス、坂田峰夫、ジャンルー・シーフ、白岡順、鈴木清、外久保恵子、鷹野隆大、田中長徳、富谷昌子、ハナブサリュウ、ヴィンセント・D・フェルドマン、スーザン・フェントン、福田勝治、福家昭彦、普後均、リー・フリードランダー、ハンス・ベルメール、ヴォルス、エドワード・マイブリッジ、森山大道、屋代敏博、米田知子、アンリ=ヴィクトル・ルニョー、ロンロン&インリ、渡邉修、渡邊奈々、渡辺眸、王寧徳

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