新宮晋の宇宙船

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会 期
20160604日 -  20160710
開催時間
10時00分 - 20時00分
最終入場は閉場30分前
休み
6月13(月)、27(月)
入場料
有料
一般1,000(900)円、大学生・70 歳以上800(700)円、高校生600(500)円、中学生以下無料
※( )は前売りおよび15名以上の団体料金 ※前売券の販売は6月3日(金)まで。
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
長崎県美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
長崎県美術館
住所
〒850-0862 長崎県
長崎市出島町2番1号
最寄り駅
出島電停
電話番号
095-833-2110

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

「無限に広がる宇宙に存在する数えきれない星の中でも、色彩豊かで、様々な光や音が響き合う、とびっきりユニークな星、地球に、一人の人間としてボクは生まれた。これはどう考えても、奇跡としか言いようがない」※

 1960年代半ば以降、一貫して風や水などの自然エネルギーで動く彫刻を制作してきた新宮晋。彼が生み出す作品は、この「奇跡」にあずかった作家自身の喜びと感動を映し出しています。風、水、重力、熱、光・・・。絵を描くことや工作が何よりも好きだった少年時代と変わることなく、目の前に展開する世界に対し常に新鮮な驚きと好奇心をもって向き合う新宮のくもりのない真っ直ぐなまなざしは、我々をとりまき、我々を生かしている様々な要素を照らしています。そして、彼の動く彫刻たちは、地球の自然環境や宇宙のしくみといった壮大なテーマをうたうのです。風をかたちにとどめる。水の流れをかたちにとどめる。重力をかたちにとどめる。見えないものを見えるようにすること。そのことに作家が覚えるワクワクするような高揚は、作品を見る者にたちまち感染してしまいます。

 本展では新宮晋の“現在”を、新作を中心とする15点の作品によりご紹介します。その名も「新宮晋の宇宙船」。展示室はもとよりエントランス、水盤、運河など、長崎県美術館全体が宇宙船へと変貌します。さあ、一緒に、新宮船長がいざなう楽しい宇宙の探索へと出かけましょう!

※新宮晋「この星に生まれて」(本展図録所収)より

新宮 晋(しんぐう・すすむ/1937年大阪府生まれ):
東京藝術大学絵画科卒業後、イタリア政府奨学生として1960年に渡伊。ローマ国立美術学校にてフランコ・ジェンティリーニに師事し絵画を学ぶ。ローマ滞在時に鉄線のフレームにキャンバスを縫い付けた立体作品を発表。帰国の翌年、1967年に東京の日比谷公園で開催した個展「風の造形」で注目を集め、大阪万博(1970)への出品作家に選出される。1971年にはハーバード大学視覚芸術センターより客員芸術家として招聘されるなど早くから海外においても高い評価を受け、以後、一貫して風や水などの自然エネルギーで動くサイト・スペシフィックな彫刻を制作し、国内外の各所に設置。レンゾ・ピアノをはじめとする建築家とのコラボレーションも手掛ける。恒久設置の作品制作と並行し、「ウインドサーカス」(1987~90)、「ウインドキャラバン」(2000~01)など多くのプロジェクトやワークショップも世界各地で展開。また、『いちご』(文化出版局、1975)をはじめとする絵本の制作や演劇の企画・演出など、彫刻の世界に止まらない多彩な活動を繰り広げている。2014年、兵庫県立有馬富士公園に12 点の作品を常設する野外美術館「新宮晋 風のミュージアム」がオープン。現在は2007年に開始したプロジェクト「ブリージング・アース」の実現に向け活動中。自然エネルギーのみで自立する新たな共同体の創生を目指すこのプロジェクトへの取り組みは、ドキュメンタリー映画「ブリージング・アース:新宮晋の夢」(監督:トーマス・リーデルスハイマー、2012)に収められている。第4 回吉田五十八賞(1979)、第18 回日本芸術大賞(1986)、第43 回毎日芸術賞特別賞(2002)、第20 回現代日本彫刻展大賞(2003)、第4回円空大賞(2007)など受賞多数。兵庫県三田市在住。

関連イベント

(1) アーティストトーク「この星に生まれて」
 作家をお招きし、これまでとこれからの活動、そして作品の世界観についてお話いただきます。
 日時:6月4日(土)14:00~16:00(13:30 開場)
 会場:ホール
 講師:新宮 晋(アーティスト)
 定員:先着100名
 料金:無料(要本展観覧券)

(2) 担当学芸員によるギャラリートーク
 日時:6月5日(日)、19日(日)、7月3日(日)14:00~
 会場:企画展示室
 料金:無料(要本展観覧券)

(3) 映画上映会「ブリージング・アース:新宮 晋の夢」
 トーマス・リーデルスハイマー監督(2012 年/93 分)
 日時:6月11日(土)、7月2日(土)14:00~15:30 (13:30 開場)
 会場:ホール
 定員:先着100 名
 料金:無料(要本展観覧券)

(4) ワークショップ「風はトモダチ ―風におどるオブジェをつくろう―」 事前申込制
 展覧会鑑賞後、風の力で踊るように回る立体作品を身近な材料で制作します。
 日時:6月25日(土)、26日(日)10:15~13:00
 会場:アトリエ
 対象:小学3 年生(小学生は保護者同伴)~大人
 定員:各日10組
 参加料:300円(1 点制作につき)※要観覧券(当日展覧会鑑賞のため、半券不可)
 応募締切:6月1日(水)必着

 【申込方法】
 ①参加者全員の氏名(ふりがな) ②年齢 ③郵便番号 ④住所 ⑤電話番号 ⑥希望日
 ⑦制作したい作品の点数を明記の上、ハガキまたはe-mail にて下記にお送りください。
 (宛先)〒850-0862 長崎市出島町2-1
    長崎県美術館「新宮晋の宇宙船展関連企画」係
    e-mail:workshop-01@nagasaki-museum.jp
 ◎申し込みは1 通につき1 組(家族や友人など)まで受け付けます。各人①~⑦をご記入ください。
 ◎応募者多数の場合は抽選となります。
 ◎結果は6月18日(土)までに、当選者にのみハガキにて発送します。

■本展は、下記会場へ巡回いたします。
 横須賀美術館 2016年11月3日~12月25日
 兵庫県立美術館 2017年3月18日~5月7日

主催・協賛・後援

主催:長崎県美術館
後援:長崎県、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、長崎新聞社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NBC 長崎放送、KTN テレビ長崎、NCC 長崎文化放送、NIB 長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
助成:芸術文化振興基金
企画協力:株式会社SDアート

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