開催時間 |
10時00分 - 18時00分
毎週金曜日は20時00分まで ※ただし、10月21日(金)、22日(土)は22時00分まで 入場は閉館の30分前まで |
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休み |
火
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入場料 |
有料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円) ※中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体、前売り ※障がい者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料 ※9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要) |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
03-5777-8600(ハローダイヤル)
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒106-8558 東京都
港区六本木7-22-2 |
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最寄り駅 | 乃木坂 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
スペインに生まれたサルバドール・ダリ(1904-89年)は、もっとも有名な20世紀の芸術家の一人です。1929年に彗星のようにパリの美術界に登場し、シュルレアリスムを代表する画家として活躍しますが、やがてアメリカに進出、大きな成功と人気を獲得します。
その一方で、映画や演劇、ファッションなどの異分野へも積極的に参画して、ウォルト・ディスニーやエルザ・スキャバレリなどともコラボレーションを行い、次々と著作を発表して、ジャーナリズムやメディアにも盛んに登場しました。、芸術と芸術家のあり方を変革したダリは、まさに現代美術の先駆者の一人ということができるでしょう。
本展は、ガラーサルバドール・ダリ財団(スペイン、フィゲラス)、サルバドール・ダリ美術館(アメリカ、セントピーターズバーグ)、国立ソフィア王妃芸術センター(マドリード)という世界の3つの主要なダリ・コレクションから招来される作品を中心に、国内所蔵の重要作品を加えて、約200点によって多角的なダリの世界を紹介する、日本では約10年ぶりとなる本格的な回顧展です。
CAPTER 1 初期作品(1904-1922)
サルバドール・ダリは、スペイン、カタルーニャ地方のフランス国境に近い町フィゲラスで、芸術や文化に造詣が深く自由な気風の家庭に生まれました。
少年時代から絵画の才能を称賛され、フィゲラスや、夏の休暇を過ごした漁村カダケスの風景を、ポスト印象主義風の様式で描いています。
CAPTER 2 モダニズムの探求(1922-1929)
1922年にマドリードのサン・フェルナンド王立美術アカデミーに入学しますが、そこでの教育に飽き足らず、反抗的な学生でした。
学生療で、ルイス・ブニュエル(後の映画監督)やフェデリコ・ガルシア・ロルカ(後の詩人)と交友を結びます。キュビスム、ピュリスム、未来派などの新しい芸術の影響を受けた作品を制作しました。
CAPTER 3 シュルレアリスム時代(1929-1938)
1929年にブニュエルと共同で脚本を執筆した映画「アンダルシアの犬」がパリで公開され、大きな反響を呼びます。
アンドレ・ブルトンを中心とするパリのシュルレアリスト・グループに参加し、パラノイア的=批判的方法を生み出して、シュルレアリスムの中心的な画家として活躍しますが、ブルトンとの不和も芽生えます。
CAPTER 4 ミューズとしてのガラ
ダリは、1929年夏に詩人のポール・エリュアールの妻ガラと初めて出会い、すぐ恋に落ちます。
以降ガラは、常にダリに寄り添い、ミューズとしてダリの芸術に霊感を与えるとともに、一種のプロデューサーとしてダリを支援し、成功に導きます。
CAPTER 5 アメリカへの亡命(1939-1948)
第二次世界大戦が勃発すると、ダリとガラは戦火のヨーロッパを後に、アメリカ合衆国に亡命して、1948年まで過ごします。1934年以降、アメリカで何回か展覧会を行っていたダリは、すでに有名作家でしたが、商業的な仕事や出版を通じて、シュルレアリスムを体現する名士としての地位を確立します。
CAPTER 6 ダリ的世界の拡張
アメリカ滞在中に、ダリは舞台芸術や映画などの美術の仕事を多く行い、ヒッチコック、ディズニー、マルクス兄弟などにも協力しています。
また、ファッションや宝飾の仕事にも手を染め、ダリの芸術から派生したイメージは、大衆的な人気を博しました。
CAPTER 7 原子力時代の芸術(1945-1950s)
ダリは、1945年の広島と長崎への原爆投下に大きな衝撃を受けます。そして、新しい原子物理学の知見と宗教的な神秘主義を結びつけることで、核時代の到来によって決定的に偏執してしまった新しい世界における、芸術の在り方を探ろうとしました。
CAPTER 8 ポルト・リガトへの帰還-晩年の作品(1960s-1980s)
アメリカから戻ったダリとガラは、カダケスの近くの小さな漁村ポルト・リガトに居を定めます。1960年代以降は古典芸術に回帰し、巨匠たちに触発された作品を描くとともに、ダリ芸術の様々な要素を集大成した《テトゥアンの大会戦》のような一連の大作絵画を次々と制作します。1974年にはフィゲラスに、心血を注いで作り上げたダリ劇場美術館も開館しました。
主催:国立新美術館、ガラ=サルバドール・ダリ財団、サルバドール・ダリ美術館、国立ソフィア王妃芸術センター、読売新聞社、日本テレビ放送網、BS日テレ
共催:びあ、WOWOW
後援:スペイン大使館、TOKYO FM
特別協賛:キャノン
協賛:花王、大日本印刷、大和ハウス工業、トヨタ自動車、三井物産