ミントデザインズ展 -MATERIAL DICTIONARY-
会期: 2016-03-19 - 2016-04-17
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
クラフト
展覧会タグ:
デザイン・プロダクト
ファッション&服飾品
開催内容
着ても見ても楽しいミントデザインズのデザインを「MATERIAL DICTIONARY」で紐解く
三菱地所アルティアムでは、デザイナー・勝井北斗と八木奈央によるファッションブランド「mintdesigns(ミントデザインズ)」の九州初個展を開催します。設立15年目を迎えるミントデザインズの特長は、フレッシュな色彩、軽やかでユーモラスな形や質感、ドール柄など遊び心あるグラフィック。着ていても、見ていても、楽しくなるデザインは、日常の景色や時間をも豊かにしてくれます。ミントデザインズは「衣服を一種のプロダクトデザインとして確立すること」をコンセプトに掲げ、流行と同義ではないファッションの可能性を提案しています。最初期につくられた紙製のボタンは、シーズンを越えて今でも引き継がれ、ブランドの姿勢を象徴しています。また、紙らしい風合いと強度の両立は、素材と丁寧に向き合い研究・実験を繰り返す独自のモノづくりの一歩目でもありました。本展では「素材=MATERIAL」をテーマに据え、衣服はもちろん、雑貨などのプロダクトと、その制作背景をご紹介します。
国内外で評価されるユニークなデザイン
職人との協働で生まれるこだわりのプロダクト
共にイギリスで学んだ勝井と八木は、帰国後の2001年にミントデザインズを設立しました。近年は、ミラノサローネ(2009・2012)への参加、毎日ファッション大賞受賞(2010)、台北での個展(2011)をはじめ世界各地の展覧会へ招聘されるなど、国内外で高い関心を集めています。衣服以外のデザインにも積極的に取り組み、家具や雑貨のほか“キヤノン”、“スターバックス”、“とらや”など異業種とのコラボレーションが話題を呼んでいます。 本展のテーマである「素材」への強いこだわりは、ニット(2003- 04 A/W)、3Dレース(2006 S/S)、デニム(2011 S/S)など、素材に特化したコレクションテーマを設定していることから窺い知れます。各素材に丁寧に向き合うことで、生産背景や特性などの知識を貯えてきました。彼らの探究心と職人の力が結晶し、独特なやり方でオリジナルの生地をつくってきたからこそ、試行錯誤の末に導かれる“ミントデザインズらしさ”を携えたプロダクトが存在するのです。“mint”にはハーブのミント以外にも、「真新しい」、「希少価値のある」という意味があります。ミントデザインズは、根となるブランドコンセプトを大切にしながら、いつも新しい魅力を示してくれます。この「MATERIAL DICTIONARY(マテリアル ディクショナリー)」も、デザインの新たな可能性を開いてくれることでしょう。