木村了子個展 「お伽話 - Ikemen-Märchen」

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会 期
20160413日 -  20160424
開催時間
11時00分 - 20時00分
※最終日は18:00まで
休み
※4月18日月曜休館
クリエイター在廊
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
03-3341-3253
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
The Artcomplex Center of Tokyo
住所
〒160-0015 東京都
新宿区大京町12-9 アートコンプレックスセンター
最寄り駅
信濃町
電話番号
03-3341-3253

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

木村了子個展 「お伽話 - Ikemen-Märchen」

2016年4月13日(水) から4月24日(日) まで、木村了子個展「お伽話 - Ikemen-Märchen」を The Artcomplex Center of Tokyo(ACT) の地下ホールにて開催致します。

伝統的な日本画の技法で「美人画」という古くから親しまれたカテゴリーの逆転的発想により、 現代美男子(俗称イケメン)をファンタジックに描き続ける木村了子。女性目線による「男」の姿を叙情的に、時には扇情的に、そして自分勝手に... 1枚の絵にさまざまな想いや物語性を投影し、 想像(妄想)力に訴えかける作品を発信し続けています。

本展「お伽話 - Ikemen-Märchen(イケメンメルヘン)」では、新作から旧作までさまざまな「物語」を軸に展開致します。アンデルセンの「人魚姫」から想を得た新作として、人間の女性に恋をする少年人魚の、官能的なオリジナル絵物語「魔都の海」を発表。また旧作は、肉食男子と草食男子の世界観を各屛風に描き分けた一双大屏風「楽園図屏風」(2011年)や、木村了子自身がシナリオも手がけた観客参加型乙女ゲーム作品「Be my Model」(2014年横浜・黄金町バザール参加作品)ほか、お伽話に登場するような王子さま、美しき鳥獣に扮したイケメンたちを夢いっぱいに、絵本をめくるように展示致します。
さらに木村了子が絵師として参加してきた映画作品、「清須会議(三谷幸喜監督:2013年)」、「龍三親分と七人の仲間たち(北野武監督:2015年)」などの障壁画も特別展示予定です。映画とのコラボレーション作品がご覧いただける貴重な機会としてもどうぞお見逃しなく。

木村了子が綴る物語の世界を、どうぞご高覧下さい。

■会期
2016年4月13日(水)-4月24日(日) 11:00-20:00 ※4月18日月曜休館 ※最終日は18:00まで
[Reception Party] 4月16日(土) 17:00-19:30 

■会場
The Artcomplex Center of Tokyo /アートコンプレックスセンター
〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9 B1F artcomplexhall
TEL/FAX:03-3341-3253

■入場料 無料

■展覧会webページ
http://www.gallerycomplex.com/schedule/Hall16/kimura_ryoko.html

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■「お伽話 - Ikemen-Märchen」

本格的に「男」を描くモチーフとして意識してから約10年、世に氾濫するイケメンたちはますます自らの容姿を磨き、リアルでも二次元でもその美しさを謳歌しているように見える。私が男性を描き始めた当初、美術界で人物画といえば「女性像」が圧倒的で(今もだが)、何度も観客から「なぜあなたは男性を描くの?」と問われ続けて来た。最近は認知度が上がったのか、はたまた空前のBLブームで女性が男性を描く事が珍しくなくなったのか、そうした質問を受ける事も少なくなった。時代が確実に変わりゆくのを感じ、喜ばしい限りである。

私にとって男性はずっと恋愛対象であり、いつまでも不可解な存在でもある。「男」を描くときはいつも、自分との関係をつらつら考えたりする。今描いている男を、私は愛せるのだろうか?それとも鑑賞用として、それともただのモノとして面白がって描いているだけなのだろうか?それとも......既に愛してしまっているのだろうか?憧れや愛情が暴走し、ものすごく執着するかと思えば、冷徹で残酷な扱いをして平気なときもある。圧倒的な他者として、女である私自身と完全に切り離すことができる。例えば美しい彼らにどんな恥ずかしいポーズをさせても、そこに自己投影することもなく、超・人ごとと思えるのだ。

これが「女」だとそうはいかない。他者を描いていても、どこかで自動的に女としての自分を投影し、ムダに
感情移入をしてしまったりする。羞恥心が残ったり、ナルシスティックになりがちな自己投影に嫌悪感がよぎり、煩わしく感じることさえあった。ようは描く対象として近すぎるのだが、転じて「男」になると、異性というだけで全く自己投影せず、冷静に観察、表現することができる。私にとって「男」は、愛と執着、そして客観を同時に得られる貴重なモチーフであると同時に、画家として継続的に「人間」を描く為の大きなモチベーションでもあるのだ。

ところで以前、身近な男性から「あなたの描くイケメンは“男”ではない、“イケメン”という男とは別の生き物だ」。と言われた事があるが、それは全くその通りだったりする。おそらく私は男をモチーフに描いていながら、彼らの本質を、いわゆる「男」とはなんぞや?を深く見つめ、表現しようとは特に思っていないのだ。とはいえ表面的な「理想の男」を描いているつもりもない。 私という「女」と、リアルな「男」の中間地点に存在する、「イケメン」という架空の生き物。 彼らはある種、「妖精」のような存在なのかもしれない。お伽話の王子さまのように、夢と希望を与え、困った事にトラウマをも植え付ける愛すべき存在̶̶妖精にしては少し生臭い感はあるが、私は彼らを勝手な愛情でもって自由に表現し、描き出したい。
美しい男性を愛でること、描くこと。それは間違いなく私という女性にとっての、「生きる喜び」なのだから。

木村了子

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木村了子(きむら・りょうこ)
http://www.ryokokimura.com

1971年京都生まれ。 東京芸術大学院修士課程壁画専攻修了。
伝統的な日本画の手法を用い、東洋の美しい男性(俗称:イケメン)をモチーフにさまざまなテーマで描いた作品を発表。女性目線による男子の爽やかなエロティシズムの表現には定評がある。
王子様や人魚、ターザンやカウボーイなど、ファンタジックな男性像が織り成す作品郡は、過去と現在、和と洋が絶妙に交差する独特の画風を形成。絵画制作ほかフィギュア作品や九谷焼制作、映画美術への参加など、幅広い分野で活動。

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