古九谷×柿右衛門×鍋島 -あなたのメインディッシュはどれですか?- / -かわいい・たのしい・なつかしい- 江戸食器の華 古伊万里の世界

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会 期
20160408日 -  20160830
開催時間
9時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで
入場料
有料
一般・大学生2,800円、小中高生1,800円
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
岡田美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
岡田美術館
住所
〒250-0406 神奈川県
足柄下郡箱根町小涌谷493-1
最寄り駅
小涌谷
電話番号
0460-87-3931

詳細

展覧会内容

岡田美術館初の日本陶磁の特別展示 2本立て!
「古九谷×柿右衛門×鍋島」と「古伊万里の世界」

岡田美術館は、2016年4月8日(金)から8月30日(火)まで、当館が誇る肥前磁器コレクションを一堂に会した展覧会を開催いたします。
2つある展示の1つ「古九谷×柿右衛門×鍋島」では、肥前国(現佐賀県)・有田で作られた肥前磁器を代表する3つの様式「古九谷」「柿右衛門」「鍋島」に焦点をあて、新たに収蔵された作品を含む約70件を展観いたします。鮮やかな色彩と大胆なデザインの古九谷、乳白色の柔らかな磁胎を特徴とした柿右衛門、そして佐賀藩の統制のもと、将軍や大名への贈答用に制作された精緻な鍋島をご鑑賞ください。
もう1つの展示「古伊万里の世界」では、主に日常的な生活の場で愛用された皿、碗、向付、猪口、豆皿など、「古伊万里」と呼ばれるうつわの数々を一挙にご紹介します。古九谷、柿右衛門、鍋島などの高級品とは異なる、面白味のある器形や、おおらかな絵付けの世界をお楽しみください。

古九谷×柿右衛門×鍋島 -あなたのメインディッシュはどれですか?-

プロローグ 初期伊万里 -肥前磁器の始まり
江戸時代の初め(17世紀初頭)、肥前国・有田に渡来した朝鮮半島の陶工たちの技術と、有田の泉山(いずみやま)で磁器の原料の石が見つかったことにより、我が国で初めて磁器を作ることに成功しました。「染付吹墨兎文皿(そめつけふきずみうさぎもんさら)」は、吹墨という、絵具を霧状に吹いて文様を表す技法を用いて、兎や雲を白く表しています。技術的には未熟ですが、中国の古染付を目指した素朴な味わいがあります。

1 古九谷 一日本初の色絵磁器

五彩手(ごさいで)
中国の色絵技術を導入し、上絵付けを施すことに成功しました。六角形を組み合わせた両面構成の「色絵亀甲花鳥文隅切皿(いろえきっこうかちょうもんすみきりざら)」など、白い磁胎に色給付を施した器は、中国で色絵を意味する「五彩」の名をとって「五彩手」と呼ばれています。

青手(あおで)
器全体に、余白を残さず緑や黄色で大きくモチーフを描く器は、「青手」と呼ばれます。大胆な意匠は、当時流行した着物の図柄や金屏風が源流と言われています。大皿や大鉢が多く、宴の器として重用されました。「色絵スペード文大皿」や「色絵筆硯文大皿(いろえふですずりもんおおざら)」など、濃彩による豪快なデザインをお楽しみください。

2 柿右衛門 -世界を魅了した赤
 「濁手(にごしで)」と呼ばれる乳白色の素地に、明るい赤と柔らかな青・緑・黄色を使い、余白を活かして優美な意匠を描きます。中でも、当時の技術の高さを示すのが「色絵波涛花散文美人像(いろえはとうはなちらしもんびじんぞう)」で、鮮やかな水玉模様の小袖に、流水と喫斗を配した打掛を羽織る、粋で優美な美人の姿を表しています。柿右衛門の器は、輸出品にもなり、ヨーロッパの王侯貴族に愛好されました。

3 鍋島 -将軍への献上品

初期鍋島
佐賀藩・鍋島家の直営の窯で作られた高級品です。有田の岩谷川内に藩窯が築かれましたが、技術の機密保持のために、山に囲まれた大川内山(現・伊万里市)へと移転します。初期には、見込みが浅く平たい形の小皿や七寸皿が多く作られました。その中で、口径30センチほどの「色絵秋草文大皿(いろえあきくさもんおおざら)」は稀少な大皿です。

盛期鍋島
移転先の大川内山では、厳格な統制のもと、規格化された大きさ、深い見込みと高い高台という典型を決め、洗練されたデザインをぼかしや濃淡をつけた丁寧な染付と赤・黄・緑の色絵で施した、献上品にふさわしい器を生産しました。「色絵宝尽文八角皿(いろえたからづくしもんはっかくざら)」は、「寿」の字を各種の宝物で取り巻いたおめでたい図柄の器です。

-かわいい・たのしい・なつかしい- 江戸食器の華 古伊万里の世界

佐賀県の有田などを中心にして広く肥前地域で焼かれた磁器は、おもに隣接する伊万里港から出荷されたため、「伊万里」と称されています。なかでも、江戸時代に焼かれた伊万里磁器が、「古伊万里」と呼ばれています。本展では、これまでごく一部しか展示されなかった岡田美術館の古伊万里コレクションをまとめてご紹介する初めての機会となります。富裕屑向けの高級な「ハレ」のうつわ(古九谷・柿右衛門・鍋島)とは異なる、日常使いのうつわ・古伊万里の世界をお楽しみください。

染付と色絵
古伊万里には、青い顔料(コバルト)で絵付けした美しい染付と、赤や緑、金彩など華やかな色絵具で彩った色絵の2つのスタイルがあります。「染付竹虎文輪花皿(そめつけたけとらもんりんかざら)」の染付の濃淡だけで表す水墨画のような絵付けや、「色絵栗文菱形小皿(いろえくりもんひしがたこざら)」の栗のいが1本1本を表す細かな金彩の線など、優れた絵付けの作品をご覧いただけます。

遊び心にあふれた豆皿たち
手のひらにおさまる程の小さな皿は、現代では「豆皿」とも呼ばれ、広く愛好されています。孔雀、鶴、蝶、フグ、あわび貝、牡丹、茄子などの生き物や植物の形をかたどったものや、遊び心あふれるデザインで人物や山水を描いたものなど、見るだけでも楽しくかわいらしい作品が大いに人気を博しています。
繊細な風景圃を描く「染付山水図鮑形小皿(そめっけさんすいずあわびがたこざら)」や花をかたどった「染付牡丹文牡丹形小皿(そめっけぼたんもんぱたんがたこざら)」など、個性豊かな小皿たちをお楽しみください。

関連イベント

■講演会 
 ①「日本陶磁との比較を通してみる中国陶磁の特質」 講師:今井敦氏(文化庁美術学芸課主任文化財調査官)
   2016年5月29日(日)13:00~14:30

 ②「菱田春草の絵画世界-岡田コレクションを中心に-」講師:小林忠(岡田美術館館長)
   2016年6月26日(日)13:00~14:30

 ③「理想郷を描く-古九谷の意匠世界-」講師:荒川正明氏(学習院大学教授・前出光美術館学芸員)
   2016年7月31日(日)13:00~14:30

 ※いずれも、会場:5階ホール/定員:先着80名/参加無料(要入館料)

 ●お申し込み方法
  電話にてお名前・お申し込み人数・ご達絡先をお知らせください。
  定員に達し次第、応募を締め切らせていただきます。  TEL : 0460-87-3931(代表)

■ギャラリートーク
 ○館長によるギャラリートーク:毎月第2水曜日開催
  2016年4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10日

 ○副館長によるギャラリートーク:毎月第4水曜日開催
  2016年4月27日、5月25日、6月22日、7月27日、8月24日

 ○学芸員によるギャラリートーク:毎週金曜日
  2016年4月15日~8月26日

 ※いずれも11:00~ 申し込み不要・参加無料(要人飲料)

主催・協賛・後援

主催:岡田美術館

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