生誕180年記念 富岡鉄斎 -近代への架け橋-展

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会 期
20160312日 -  20160508
開催時間
10時00分 - 18時00分
金・土曜日は20時00分まで
入場は閉館の30 分前まで
休み
月曜日(ただし3月21日(月・祝)は開館し、3月22日(火)休館)
入場料
有料
一般 1300(1100) 円、大学生900(700) 円、高校生・65 歳以上650(550) 円、中学生以下無料
※( )内は、前売料金及び20名以上の団体割引料金。 ※ 前売券は一般、大学生のみ、2016年1月11日(月・祝)から3月11日(金)まで販売します。 ※ 前期ご観覧の半券(招待券除く)の提示により後期は団体割引料金でご観覧いただけます。 ※ 障がいのある方とその介護の方1名は各当日料金の半額。(65歳以上をのぞく) ※ 各種割引の適用は、会期中、美術館窓口のみ。要証明。
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
兵庫県立美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
兵庫県立美術館
住所
〒651-0073 兵庫県
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 [HAT神戸内]
最寄り駅
岩屋
電話番号
078-262-1011

詳細

展覧会内容

 1836(天保7)年に京都で法衣商を営む商家に生まれ、幼少時より国学、漢学等の学問を広く修める傍ら、19 歳ごろから絵を学び始めた富岡鉄斎は、幕末の動乱期には勤皇学者として国事に奔走し、維新後は神官の公職を経て1924(大正13)年に89 歳で亡くなるまで、文人画家として多くの書画を世に送り出しました。

 日本全国を踏破して生み出された真景図や、文人の理想郷を描いた仙境図などの山水画、中国や日本の故事、古典に取材した人物画や神仙画、風俗画、花卉・鳥獣画など、その領域は多岐にわたり、奔放な筆致と豊かな色彩で描かれた、壮大なスケールの作品は、同時代のみならず後世においても他に例をみない傑出した存在感を放っています。終生学者を以て任じ、すべての作品に古典や実景を典拠とした賛を添え、文人画家としての理想を追求し続けた鉄斎は、後世の画家達にも大きな影響を与えました。

 展覧会では、日本美術史上に大きな足跡を残した富岡鉄斎の画業を約200 点の作品で紹介するとともに、絵を賛とともに鑑賞し読み解きながら、絵画制作に貫かれている鉄斎の世界観を探ります。展覧会の最後では、鉄斎に影響を受けた近代の画家たちによる作品と、鉄斎をめぐる言説を紹介し、富岡鉄斎の日本近代美術における位置を再考します。

第1章 万里の路―山水画の世界  
 全国を行脚し、実景を前にしての体験や感興をもとに描かれた真景図、各地で目にした風俗など、鉄斎独自の空間構成で描かれた雄大な山水画を中心に展示。富士山を描いた一連の作品も紹介します。

第2章 万巻の書-人物画の世界
 中国・日本の故事、古典から取材した人物画、文人の理想郷を描いた山水画や神仙画などを中心に展示。奔放な筆致で表現された迫力ある人物像や、ユーモラスな表情の人物、群像表現など、鉄斎の多様多彩な絵画表現に迫ります。

第3章 以て画祖となる-晩年の傑作
 鉄斎の傑作と言われるものは主に70 代~ 80 代にかけて生み出されています。晩年に至るとともに筆力は逞しさを増し、八十歳を超えて画境は一段と新鮮な感覚を加え、八十五歳をすぎてさらに進境を見せたとも言われた鉄斎の70 歳代から80 歳代の名作を展示します。

第4章 文人・鉄斎の娯しみ
 本章では、鉄斎が当時の名工たちによる工芸品に絵付けをした器や道具、自ら制作した陶器類をはじめ、所用印、筆録、書簡、そして愛玩の品々などを展示し、文人・鉄斎の多彩な活動を紹介します。

第5章 画家たちが見た鉄斎-鉄斎をめぐる言葉
 大正期以降、鉄斎に関心を寄せた画家たちが様々な言葉を残しています。展覧会の最終章では、これらの画家たちの言葉と作品を紹介、鉄斎が近代の画家たちに及ぼした影響や、鉄斎がどのように受容されていたのかを考察し近代絵画史上での位置を再考します。

関連イベント

■記念講演会 「鉄斎と山水」
 4月17日(日)午後2 時~(約90 分)
 講師:松岡正剛 氏(編集工学研究所所長、ISIS 編集学校校長) 
 ミュージアムホール(定員250 名)
 聴講無料(要観覧券・整理券*)
 ※当日午前11 時より当館ホワイエにて整理券を配布します。

■特別レクチャー「鉄斎画を楽しむ」
 3月26日(土)、4月9日(土)各日午後2 時~(約60 分)
 講師:鉄斎美術館学芸員
 レクチャールーム(定員100 名)
 聴講無料(要観覧券)

■学芸員による解説会
 3月19日(土)、4月2日(土)、16日(土)、30日(土)、5月7日(土)午後4 時~(約45 分)
 レクチャールーム(定員100 名)
 聴講無料

■ミュージアム・ボランティアによる解説会
 会期中の毎週日曜日 午前11 時~(約15 分)
 レクチャールーム(定員100 名)
 聴講無料

■こどものイベント「水墨画に挑む」
 4月30日(土)講師:村田隆志氏(大阪国際大学准教授)  
 要事前申込・要参加費(詳しくは当館HPにて)
 問合先:こどものイベント係 tel. 078-262-0908

主催・協賛・後援

主催:兵庫県立美術館、鉄斎美術館、朝日新聞社
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会
協力:清荒神清澄寺
協賛:GREG C.K. LIU FOUNDATION /TKG Foundation for Arts & Culture
特別協力:公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部
※ 平成27 年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業

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