安田靫彦(やすだゆきひこ)展

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会 期
20160323日 -  20160515
開催時間
10時00分 - 17時00分
金曜日は20時00分まで
入館は閉館の30分前まで
休み
月 但し、3月28日、4月4日、5月2日は開館
入場料
有料
一般1400円(1200円)、大学生900円(800円)、高校生400円(300円)
団体料金(20名以上):一般1000円、大学生600円、高校生200円
※( )内は前売り料金。 前売り販売期間2015/12/1~2016/3/22 ※頼朝・義経券2枚セット 前売2000円、当日2500円
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
ハローダイヤル 03-5777-8600
情報提供者/投稿者
開催場所
東京国立近代美術館
住所
〒102-8322 東京都
千代田区北の丸公園3-1 
最寄り駅
竹橋
電話番号
03-5777-8600(ハローダイヤル)

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 《黄瀬川陣》(きせがわのじん)や《飛鳥の春の額田王(ぬかたのおおきみ)》など歴史画の名作で知られる安田靫彦(1884~1978)の回顧展を、東京国立近代美術館で開催します。
 靫彦は東京・日本橋に生まれ、日本美術院の再興に参画し、中核のひとりとして活躍しました。「美しい線」、「澄んだ色彩」、「無駄のない構図」…。日本画に対して誰もが抱くこのようなイメージは、すべて靫彦が作ったといっても過言ではありません、また、生涯かけて歴史画に取り組み、誰も描かなかった主題にゆるぎないかたちを与え、古典の香り豊かに表現したことも特筆されます。
 東京国立近代美術館では1976年に回顧展を開催しており、本展覧会はちょうど40年ぶりの開催となります。教科書や切手でみたあの有名作品から、初公開となる作品まで、100点を超える代表作を一堂に集める本展は、端正で香り高い靫彦芸術の魅力を再確認するまたとない機会となるでしょう。
 また、94年の人生を生きた靫彦は、若くして亡くなった菱田春草や今村紫紅とさほど年も違わないながら、昭和戦前期のナショナリズムの高揚や戦後の価値観の激変を、身をもって経験しています。時代の大きな流れのなかで、靫彦は何をどう描いたか、そしてそれはどのように変わっていったのか。本展では、靫彦の画業をたどって見えてくる近代の問題にも注目したいと考えます。

※作品保護のため、会期中展示替えがあります。
※章タイトル・章立ては変更になる場合がございます。ご了承ください。
1章 模索の時代(1899-1923)
東京・上野で開かれていた日本絵画協会展で下村観山や菱田春草の作品に感動した靫彦は、1899(明治32)年、14歳で歴史画の小堀鞆音(ともと)に入門します。これが80年に及ぶ画生活の始まりでした。
絵の参考品を処分して写生に取り組みはじめたのは翌年のこと。小堀鞆音風の武者絵を脱し、写実によってもっと新しい絵画を生みだそうとしたのです。そして、個の表現が重視された大正時代には、色やかたち、構図に大胆な試みを行いました。この時期の靫彦を一言で表すとすれば、「挑戦」。結核の発症で療養を強いられ、親友の今村紫紅とも死別した失意のなか、生来の知性と探究心が、彼の挑戦を支えました。

2章 古典美の探求(1924-1939)
この時期、靫彦の制作はひとつの方向へと集約されてゆきます。端正な線の魅力を追求すること、それを活かすために余白と図を画然と分けること、そして淡泊でさわやかな色彩をそえること。そうして生み出された作品は、古典芸術に通じる簡潔さと優美さをそなえはじめます。と同時に、靫彦は古典芸術や有職故実、考古学の新知見にいたるまで深い関心を寄せ、作品に説得力を与えました。誰も見たことのない新しい主題であっても、誰もがゆるぎない正統性を感じる、そんな靫彦芸術がここに誕生するのです。

3章 統制の時代(1940-1945)
靫彦はまさに画業の高揚期を迎えていました。深い古典研究の上に成り立つ靫彦芸術は冴えわたり、畢生の大作《黄瀬川陣》もこの時期に生み出されました。一方、靫彦をとりまく社会は右傾化を強め、1931(昭和6)年の満州事変、1937年の日中戦争開戦、そして1941年の太平洋戦争開戦と、戦争の時代へと突き進んでゆきます。社会の在りようと、靫彦芸術の成熟は決して別々のものではありません。挙国一致の体制下で期待された報国の役割が、主題の選択にも、情動を抑えた表現にも、画面の緊張感にも密接に関わっています。

4章 円熟の時代(1946-1978)
61歳で終戦を迎えた靫彦は、以降、時勢の重圧から解放されたかのように、さまざまな歴史人物を優美かつ色彩華やかに描き出すようになります。主題も、富士図や花と骨董をとりあわせた静物など、これまで以上に豊かに広がってゆきました。
この時期に描かれた作品は、たとえば《飛鳥の春の額田王》のように、美術のみならず歴史の教科書にも採用された例が少なくありません。靫彦芸術は歴史人物の肖像画としても機能するほどに、研究、考証、表現が高い次元で融合したものだったのです。

主催・協賛・後援

主催: 東京国立近代美術館、朝日新聞社、BS朝日
協賛: 野崎印刷紙業
協力: あいおいニッセイ同和損保

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