開催時間 |
10時30分 - 18時30分
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休み |
日
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
ギャルリー東京ユマニテ
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒104-0031 東京都
中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F |
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最寄り駅 | 京橋 |
電話番号 | 03-3562-1305 |
この度、ギャルリー東京ユマニテは5年ぶりとなる「流麻二果展」を開催いたします。
流麻二果(ながれ・まにか)は1997年女子美術大学絵画科卒業後、2000、06年「VOCA展」(上野の森美術館)に出品。その後、文化庁新進芸術家在外研修員、ポーラ美術振興財団在外研修員としてアメリカ、トルコで作品を発表。さらに「饒舌な寡黙、寡黙な饒舌」Pola Museum Annex(2006)、「DOMANI・明日」国立新美術館(2010)、「Line of Sight」Miyako Yoshinaga Gallery, NY(2014)、「絵画を抱きしめて」資生堂ギャラリー(2015)など国内外で発表を続け、その圧倒的に存在感のある作品は高い評価を受け、今最も注目される作家の一人です。
また近年は、港区立麻布図書館での色彩監修、ホテルや建築物のパブリックアート、さらに作品をプリントした商品をアパレルブランドENFOLD、資生堂とのコラボレーションで発表するなど、絵画の可能性を追及するその活動は広がりを見せています。また、震災を機に様々な状況にある子供たちにアートを届ける非営利団体「一時画伯」の発起人としても活動を続けています。
一見抽象的な画面に見えるものの、描かれているのはわずかに存在したであろう人の気配や匂い。雄大に無限に広がる自然の風景。流は様々な形で関わり、過っていった人たちに寄せる興味、自然への思いを豊かな色彩感覚で描いてきました。幾つものレイヤーが複雑に重なり合い、贅沢にたっぷりと溢れるように描かれた画面。その空間をも一変させる豊かで力強い作品は観る者が作品を通してどこまでも想像力を掻き立てられ、常に新たな出会いへと誘われる「絵画の幸福感」ともいえる喜びに満ちています。
今回の新作展のタイトルは『角ぐむ』。新たな展開の始まりではなく、これまでの制作の流れに沿うかたちで次につながる作品が提示されます。流が描いてきた様々な線は、身体や人々の気配、風景に溶け込む草木などあらゆるものが交錯するかたちで現れてきましたが、それらの線を丁寧に紡ぐ仕事が続けられています。
今回は新作の油彩を約10点発表します。新たな年明けどんな線に出会えるか楽しみな展示になります。お見逃しなく是非ご高覧下さい。
[作家からのコメント]
角ぐむ-草木の芽が角のように出はじめること。
草の蔓、稜線、筋肉のしなり。
全ての線は、この世の有機な線に通じている。
新たな年を、新たな世界を切り開くかの如く、角ぐむ線を描く。