水野里奈新作個展 「入れ子状の蜃気楼」

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会 期
20151022日 -  20151121
開催時間
10時00分 - 18時00分
休み
日・月・祝
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
taïmatz
情報提供者/投稿者
開催場所
taïmatz
住所
〒101-0031 東京都
千代田区東神田1-2-11
最寄り駅
馬喰町
電話番号
03-5820-8088

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

入れ子状の蜃気楼

古代の中国では、蜃(大ハマグリ)が空中に吐いた吐息が高い建物(楼)を描いたと言い伝えられていたらしい。この故事が蜃気楼という言葉の由来にもなっている。

水野里奈は、「蜃気楼」という言葉が今回の個展のインスピレーションだったと語った。ハマグリや楼閣という言葉が喚起する極めて明確な具体性と、それに相反するような蜃気楼のはかないイメージは、魅力的な矛盾として水野の想像力を刺激した。

蜃気楼とは大気の中で光が屈折し、遠くのものが近くに見えたりする現象を指す。意識的に画中の遠近法を混乱させることで、だまし絵のような空間を作り出してきた水野にとって、蜃気楼が生み出す幻惑に想いを馳せることは自然な成り行きである。と、同時に水野は、いかにしてその非現実的な空間を現実として描くかについて、デビュー以来、模索し続けてきた。

今回発表する新シリーズにおいて、蜃気楼をめぐる水野の考察は、楼閣を想起させる重層構造の建築物をモチーフとすることに結実している。遠くのものが近くに見えるような、目の錯覚を誘引する複雑な構図は、以前から水野が好んで用いる手法である。が、今回、比較的に小さなサイズの画面を意図的に選択し、より細部を緻密に描きこむことを試みた結果、複数の空間が複雑に交錯する画面構成、本人曰くの「入れ子状の空間」を描くことに成功した。

非現実でありながら、ときに現実以上の現実味を帯びて人々の眼前に立ち現れる蜃気楼。水野の目指す絵画空間もまた、蜃気楼のように、掴めそうで掴めない、生々しくもはかない夢のような幻像なのかもしれない。

ペインティングのみで構成される今回の個展では統一サイズの新作6点を展示予定。

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