武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて

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会 期
20151113日 -  20151121
開催時間
10時00分 - 18時00分
休み
11月⒖日(日)
入場料
無料
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」制作委員会
Mail: totsume1113@yahoo.co.jp
イベントURL
情報提供者/投稿者
「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」制作委員会
開催場所
武蔵野美術大学2号館1F gFAL
住所
〒187-8505 東京都
小平市小川町1-736 武蔵野美術大学鷹の台キャンパス2号館1F
最寄り駅
鷹の台
電話番号
042-342-6055

詳細

展覧会内容

今回の展覧会に先駆け、昨年両校の学生や卒業生を中心に「 武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」制作委員会を立ち上げました。
橋の架設に際し制作委員会は両校との協議を重ね、展覧会の運営資金と橋の架設費をクラウドファンディングサービス READYFORにより不特定多数の支援者から支援金を募り実現を目指してきました。(9月7日達成)

今回の展覧会には武蔵野美術大学ギャラリーFALと朝鮮大学校美術科ギャラリーという2つの会場があり、それぞれ両校を隔てる塀越しに位置しています。両校の展示室をつなぐ装置として両校の学生たちが協働し、展示期間中にのみ橋を架設します。
「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」 制作委員会は橋を作る過程で対話を重ねてきました。橋は隔たりを越えていくものであると同時にその隔たりが「何」 であるのかを問いかけます。
垣根を取り払って話し合うという比喩表現がありますが、実際の塀というものが単に敷地を隔てるものではなく、双方の立場を明確にし、違いをあえて強調するものであるならば、それは取り払ってはいけないものです。 武蔵野美術大学と朝鮮大学校の両校について考えるとき、しばしば象徴的に捉えられる両校の境界にある塀は、出展作家たちの間でさえ意味するところは違っています。あの塀はそれぞれにとっての「何か」として存在しているのです。
みえない向こうの風景に対しての好奇心を刺激する塀。自分の生活圏を区切る行き止まりの塀。今はまだ気付けていないあやふやな自分の居るべき場所をとりあえずここだと示してくれる場所を守る塀。出展作家の一人である鄭梨愛は、「閉塞する『塀』がときには何かから守る『壁』にもなるように、反面その安心感から脱しなくてはならないと思うこともある」と言います。相手の言葉に耳をすまし、考えをめぐらせること。割り切れない複雑さごと展覧会でそれぞれ にとっての壁越しの対話を提示しようとするものです。橋を渡ることで視界がひらけますが、その先になにが見えるかは私たちもまだわかりません。
会場では、橋の企画が立ち上がってからの対話や進行過程を辿ることで展覧会自体のアーカイブのリプレゼンテーションを展開しつつ、そこでの体験を経た作家たちの近作や最新作を並列して展示します。

出展作家:市川明子、鄭梨愛、土屋美智子、灰原千晶、李晶玉

[本展に至る経緯]

塀越しに隣り合う両校
 武蔵野美術大学と朝鮮大学校は壁一枚隔てた隣り合う位置関係でありながら、長年表立った交流はありませんでした。2011年武蔵野美術大学の学生だった灰原千晶による朝鮮大学校の寮に暮らす朝鮮大生との関係性をテーマにした作品「 渡れるかもしれない橋」をきっかけに朝鮮大学校美術科からのアプローチもあり、朝鮮大学校美術科と武蔵野美術大学袴田京太朗ゼミとの交流が始まりました。

断続的な交流(合同展の開催)
 2012年には同じ作り手としてなぜ作るのか?というテーマ設定をして武蔵野美術大学の課外センターで有志展も行いました。その後断続的な交流があり、2013年袴田京太朗企画による展覧会「 この場所にいるということ」、2014年「孤独なアトリエ」が武蔵野美術大学FALにて開催されました。2014年の展覧会は朝鮮大学校美術科のギャラリーでの巡回展も行われました。

■武蔵野美術大学:
 1929年帝国美術学校として創立。多摩美術大学の前身の多摩帝国美術学校の分離独立を経て、 1961年に現在の本部のある鷹の台にキャンパスを設置、翌年武蔵野美術大学として大学設置。

■朝鮮大学校:
 1956年に創立。日本で唯一在日朝鮮人の民族教育が行われている朝鮮総聯下の大学校。教育学部(教育学科、保育科、音楽科、美術科)、 政治経済学部、文学歴史学部、理工学部、外国語学部、経営学部、体育学部、短期学部の8つの学部があり、全寮制。

関連イベント

会期中は朝鮮大学の博物館ツアーやトークイベントなどを開催予定 。詳細は「武蔵美×朝鮮大 突然、目の前がひらけて」展facebookページにて更新。

関連情報

会場は、武蔵野美術大学ギャラリーFAL、 朝鮮大学校美術科ギャラリーの2か所です。
(会期中武蔵 野美術大学からも朝鮮大学校からもご来場頂けます。)

■武蔵野美術大学ギャラリーFAL、 東京都小平市小川町1-736
■朝鮮大学校美術科ギャラリー 東京都小平市小川町1丁目700

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