荒木経惟展 「ネガエロポリス 右眼墓地」

荒木経惟 「ネガエロポリス」より C-print 360 x 535 mm 2015
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    会 期
    20150926日 -  20151027
    開催時間
    12時00分 - 19時00分
    休み
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    RAT HOLE GALLERY
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    RAT HOLE GALLERY
    住所
    〒107-0062 東京都
    港区南青山5-5-3 B1
    最寄り駅
    表参道
    電話番号
    03-6419-3581

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    ラットホールギャラリーでは2015年9月26日(土)より10月27日(火)まで、荒木経惟展「ネガエロポリスを開催いたします。当ギャラリーで10 回目の荒木展となる本展では、カラーとモノクロの新作約70 点を展示いたします。

    本展では2つの新作シリーズ、「ネガエロポリス」と「右眼墓地(うがんぼち)」が発表されます。「ネガエロポリス」は、都市やヌード、花や人形などを撮影したネガフィルムを、ポジ(陽画)に反転させることなく印画紙に焼き付けたカラー写真のシリーズです。明暗と色彩が反転したネガ(陰画)の状態のままのイメージは、色鮮やかながらも、どこか翳りを感じさせます。「ポジとネガは、生きることと死ぬことと同じようなもの」と荒木が言うように、「ネガエロポリス」には陰陽、生死といった表裏一体なものへの荒木の強い意識と彼の死生観を見てとることができます。

    「右眼墓地」は、墓地を中心とする東京の街を、レンズを叩き割ったカメラで撮影したモノクロ写真のシリーズです。叩き割られたレンズ越しに写されたイメージは、此岸から彼岸を眺めるようにも、また、視力をほぼ失った荒木の右眼の視界を再現しているようにも見えます。本シリーズの写真にはすべて、終戦記念日の日付が焼き込まれており、戦後70 年を迎えた東京の来し方行く末へ思いを馳せる荒木の姿を感じさせるとともに、都市が死に向かっているように感じるという現在の荒木の心境が映し出されています。

    「近頃、街が墓場のように感じる」という荒木の両シリーズからは、荒木が写す対象に象徴されるエロスこそが、荒木にとっての都市(=メガポリス)であることを窺い知ることができます。

    関連イベント

    展覧会にあわせて、ラットホールギャラリーより写真集『ネガエロポリス 右眼墓地』を刊行いたします。

    荒木経惟写真集『ネガエロポリス

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