開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
月~木
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
HARMAS GALLERY
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒135-0024 東京都
江東区清澄2-4-7 |
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最寄り駅 | 清澄白河 |
電話番号 | 03-3642-5660 |
今展は主に風景をモチーフに据える中村太一と石森五朗の二人展です。
中村太一は、東京造形大学を卒業後、神奈川で制作を行っています。
風景の中での人間の営み、またはその痕跡や残骸をメインのモチーフに絵画を制作しています。
彼の絵画において根幹となるのは、環境問題に対する強い関心や、人気の無い草むらで行われるであろう後ろめたさの伴う行為への眼差しです。
水彩と油彩を使い分けて描かれるそれらの場面は、現実と空想が境目無く入り交じる、平行世界のルポルタージュでもあるかのようです。
石森五朗も東京造形大学を卒業後、東京で制作を行っています。
自身が撮影してきた風景と、全く関係ない人物像を組み合わせ、イメージの接続による虚構を作り出し、複数のシチュエーションが同居するコマ割り的な絵画のシリーズや、リカちゃん人形と洋服の生地、大量のボタンを主な素材とし、イコンのような趣きのレリーフ状のコラージュを制作するなど、どこか寓意を含んだ退廃的なムードに満ちた作品群を制作しています。
洋裁を仕事とする母親から譲り受けた、柄の入った生地や、たびたびコラージュに使用される夥しい数のボタンなどの素材が、絵画世界の風景に現実世界のノイズとして介入してくる様子も見所のひとつです。
ぜひご高覧のほど、よろしくお願いいたします。
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