自然と都市―印象派からエコール・ド・パリまで

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会 期
20151003日 -  20160313
開催時間
9時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで
入場料
有料
大人1800円(1500円)、大高生1300円(1100円)、中小生700円(500円)
※( )内は15名以上の団体料金 ※料金はいずれも消費税込み。 ※小・中学生の入場については、土曜日は無料です。
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
ポーラ美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
ポーラ美術館
住所
〒250-0631 神奈川県
足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
最寄り駅
強羅
電話番号
0460-84-2111

詳細

展覧会内容

自然と都市の風景は、時代とともに変化していく美意識を反映して、絵画のなかでさまざまに描かれてきました。
近代化が進んだ19世紀後半、画家たちは自然と都市という二つの主題との新たな関わり方を模索します。移ろう光によって刻々と姿を変える自然の様相に主題を求めたモネ、未開の地タヒチを文明に対する理想郷として描き出したゴーガンなど、この時代における風景表現は多様な展開をみせます。また、シャガールが故郷の町を、デュフィが芸術都市の華やかな姿を描くとき、都市や町の風景は歴史や個人の記憶と深く結びつき、その絵画は画家たちの想いをあざやかに伝えます。
本展覧会では、ポーラ美術館の西洋絵画コレクションより、19世紀後半から20世紀初頭にかけての風景画約70点を紹介し、絵画に表わされた自然と都市の関わりを探ります。

第1 章 自然へのアプローチ: 観察と写実

 19世紀の半ば、クールベやブーダンは、歴史や神話に題材をとるアカデミズムから離れ、絵画の主題を現実の風景に求めて自然のなかに歩みをすすめました。モネはブーダンから戸外制作を学んで印象主義を展開し、うつろう光のもとで目にしたものをあざやかな色彩で直感的に表現しました。彼らは自然の観察をもとに、その美しさを発見しカンヴァスに写しとったのです。

第2 章 自然と都市の交差:近代化する自然

 印象派の画家たちが活動した時代は、近代化とともに産業や鉄道網が発達した時代でもありました。自然と都市が交差する姿は、印象派の絵画にもあらわれ、自然を求めて行楽に訪れる都市の人々の姿や、近代的な建造物が描かれるようになります。ここではモネやルノワール、シスレーの作品から、自然と都市の要素が共存する風景画を紹介します。

第3 章 ユートピアとしての自然:理想と憧れ

 パリは、19世紀後半から20世紀初めにかけて巨大な近代都市へと変貌します。この時期のパリでは、印象派からフォーヴィスム、エコール・ド・パリといった多くの美術の動向が生まれ、ヨーロッパにおける芸術の中心地となりました。芸術家たちは、エッフェル塔をはじめとする万博の際に建設されたモニュメンタルな建造物、あるいは都市整備から取り残された郷愁ただよう街並みを、芸術都市パリのシンボルとして描きました。

第4 章 風景の記憶:都市に刻まれた時間

 風景画には、その土地や人々の姿だけではなく、積み重ねられた都市の歴史や、そこで過ごした画家たちの記憶が描きこまれています。モネが陽の光を浴びて輝くルーアン大聖堂や、霧に包まれたヴェネツィアの都市を描くとき、彼の目は刻々と表情を変えていく光の様相だけでなく、建築物に刻まれた長い歴史をも捉えています。またロシアに生まれ、世界各地を転々としたシャガールは、移り住んだパリをはじめとする町と、故郷の町の記憶とを重ね合わせながら制作しました。

第5 章 パリの諸相:近代都市の肖像

 画家たちはしばしば、自然を描く上で自らの理想を投影してきましたが、近代化が進むにつれ、手つかずの自然や、文明化していない世界への憧れが加速していきました。彼らの多くは都市を離れ、ピサロは農村に、ゴッホは南仏のアルルに、ゴーガンはタヒチに憧れを抱き、自然を自らのユートピアとして描き出しました。

【作品点数】
約70点 会期中入れ替えがあります

【出品作家】
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー、ギュスターヴ・クールベ、ウジェーヌ・ブーダン、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、
クロード・モネ、ピエール・オーギュスト・ルノワール、ポール・ゴーガン、フィンセント・ファン・ゴッホ、ピエール・ボナール、
ラウル・デュフィ、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、マルク・シャガール他 

また、このたびポーラ美術館では、「乳白色の下地」で世界的な名声を得た画家、レオナール・フジタ(藤田嗣治)と、モネに戸外制作を教授した画家として知られるウジェーヌ・ブーダンの2作品を新収蔵しました。
この新収蔵により、フジタがエコール・ド・パリの画家として活躍した1920年代の作品が加わり、当館のレオナール・フジタコレクションは176点となります。また、ブーダンのコレクションは3点となります。

主催・協賛・後援

主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館

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