Blow UP Back Seung Woo

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会 期
20110304日 -  20110416
開催時間
12時00分 - 19時00分
休み
日、月、祝 休
この情報のお問合せ
MISA SHIN GALLERY
03-6450-2334
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
MISA SHIN GALLERY
住所
〒106-0047 東京都
港区南麻布3-9-11 パインコーストハイツ 1F
最寄り駅
麻布十番
電話番号
03-6450-2334

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

MISA SHIN GALLERY では 2011 年 3 月4日(金)から 4 月 16 日(土)まで、バク・スンウの個展、Blow Up を開催いたします。
バク・スンウは 1973 年韓国生まれ、現在はロンドン、ソウルを中心に活動しています。
今回の個展では、今も世界の中で孤立し不透明な国、朝鮮民主主義人民共和国の首都、平壌を題材にした Blow Up と Utopia シリーズ
の作品を展示いたします。

Blow Up は、2001 年にバクが平壌に滞在し、撮影した写真をもとに制作されたシリーズです。平壌での撮影は、徹底した監視と統制の下限られた区域に限定され、さらにフィルムは検閲によって大部分が切り取られた後没収され、バクの手元に残ったフィルムは典型的な平壌の風景でした。数年後、その写真の中からバクは何気ない事象に注目し、タイトル『Blow Up』が意味する通り“拡大”を試みます。35mm フィルムを数十倍に引き伸ばすことにより浮かび上がってきたざらついたイメージは、理想都市、平壌の姿を海外に示したい政府の思惑と違った、現実としての側面でした。それは、シャッターを押す瞬間には知覚されなかったものが、時間を経て部分的に引き伸ばされるというプロセスを通じて新たな知覚を呼び起こすことであり、拡大という介入により、バクは、北BACK Seung Woo BL-#005 2010朝鮮という非現実的な世界を一層現実的に浮かび上がらせることになるのです。

一方 Utopia は 1970 年代に撮影された北朝鮮のプロパガンダ写真をもとに、写真の中の建築物の階層を増やしたり、橋でつなぐ事によってユートピアとしての新たな都市のランドスケープを作り出します。バクにとって「映画、トゥルーマン・ショーのセット
のように見えた」平壌は、コンピューターによる操作を経てさらに非現実的な情景になります。
本展では、Blow Up シリーズより 40 点を一挙に壁一面に、また Utopia シリーズより2点と立体作品一点を展示いたしま
す。バク・スンウの写真作品は、多層な現実/非現実を描き出し、さまざまな世界を積極的に提示します。

バ ク ・ ス ン ウ
1973 年、韓国生まれ。韓国、イギリスの大学・大学院で写真を学び、現在はロンドン、ソウルを中心に活動する。『Photography Now China, Japan, Korea』サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ、2009 年)、『Dreamland』ポンピドゥーセンター(パリ、2010 年)などのグ
ループ展に参加し、Artsonje Center(ソウル、2011 年)にて個展を開催予定。ヒューストン美術館、サンフランシスコ近代美術館などに作品が所蔵されている。

関連イベント

オープニングレセプション:
2011 年 3 月 4 日 (金)18:00 - 20:00

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