開催時間 |
10時00分 - 18時00分
入館は17時30分まで |
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休み |
月(月が祝日の場合は翌平日)
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入場料 |
有料 一般800円(700円)、大学生600円(500円)、高校生以下無料 ※11月3日(火・祝)文化の日は観覧無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
岐阜県現代陶芸美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒507-0801 岐阜県
多治見市東町4-2-5 |
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最寄り駅 | 多治見 |
電話番号 | 0572-28-3100 |
近年、メディアでも取り上げられ注目を集める明治の工芸は、激動の時代に花開き、精緻きわまりない超絶技巧で私たちを魅了します。しかしその多くは当時輸出用として制作されていたため、海外で高い評価を得ながら、日本国内においては全貌を目にする機会がこれまでほどんどありませんでした。忘れかけた明治工芸の魅力を伝えるべく、今や質・量ともに世界随一と評されるコレクションを築き上げたのは村田理如氏です。
本展では村田氏の収集による京都・清水三年坂美術館の所蔵品から選りすぐりの逸品を一堂に公開します。並河靖之らの七宝、正阿弥勝義らの金工、柴田是真・白山松哉らの漆工、旭玉山・安藤緑山らの牙彫、そして薩摩、印籠、刀装具、自在に刺繍絵画。多彩なジャンルにわたる約160点の優品を通して、明治の匠たちが魂を込めた精密で華麗な明治工芸の粋をお楽しみください。
村田理如氏(1950生まれ)が明治工芸とであったのは1980年代後半。出張で訪れたニューヨークのアンティークショップで購入した印籠がきっかけでした。その後もしばらくは会社員として勤務していた村田氏は、47歳で当時専務を務めていた村田製作所を辞め、明治工芸の収集に邁進することを決意します。印籠、蒔絵から始まったコレクションは瞬く間に膨大となり、2000年に清水三年坂美術館を設立。現在は総数約1万点を超す作品が所蔵されています。村田氏は、ここ四半世紀ほどの間にオークションなどを通じてそれらを買い戻し、本展を通じて多くの観客に、明治の工人たちに対する敬意と日本人のものづくりの真の底力が検証されることを望んでいます。
■トークイベント「明治工芸の魅力を語る」
描き出される世界はまさに超絶技巧。2008年から新聞に連載された五木寛之氏の小説『親鸞』の挿絵でもしられ、
本展チラシでもイラストを手掛ける気鋭の画家山口晃氏と本展監修者の山下裕二氏による記念対談。
ゲスト:山下裕二(本展監修者、明治学院大学教授)、山口晃(画家)
日時:10月31日(土)午後2時~午後3時30分
会場:セラミックパークMINO 1階国際会議場
定員:300名(先着順・要事前予約)
参加料:無料
申込方法:お電話(TEL:0572-28-3100)にてお申し込みください
申込受付:9月1日(火)午前10時より
■特別ギャラリートーク
村田理如氏(清水三年坂美術館 館長)により、作品のみどころをお話しいただきます。
日時:2015年9月12日(土)10:30-11:30
参加料:無料。ただし、展覧会観覧券が必要です。
■ギャラリートーク
毎週日曜、午後1時30分より当館学芸員によるギャラリートークを行います。
※会期中の催しにより、変更される場合があります。
■講演会・ワークショップ・公開制作
美術館ホームページにて案内しています。
http:///www.cpm-gifu.jp/museum/
主催:岐阜県現代陶芸美術館
共催:中日新聞社
助成:公益財団法人田口福寿会
協力:清水三年坂美術館
監修:山下裕二(明治学院大学教授)
企画協力:広瀬麻美(浅野研究所)