開催時間 |
11時30分 - 19時00分
最終日18時00分まで |
---|---|
入場料 |
無料 |
この情報のお問合せ |
藍画廊
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒104-0061 東京都
中央区銀座1-5-2 西勢ビル2F |
---|---|
最寄り駅 | 京橋 |
電話番号 | 03-3567-8777 |
作品と批評による交流展
東京造形大学(絵画専攻近藤昌美セレクト) × 慶應義塾大学(有志)
このUNKNOWNS展も今年で4回目となる。昨年は慶應義塾大学近藤幸夫先生の急逝を受け、実施も危ぶまれたが、多くのご助力を経てどうにか形になった。そして今年度は新たに慶應義塾大学アートセンターの渡部葉子先生にお力になっていただき、新たな形での開催にこぎつけられようとしている。
まずは、渡部先生、そして道筋を作っていただいた近藤幸夫先生の奥様である小島薫先生に感謝を申し上げたい。
このUNKNOWNS展は、東京造形大学の将来画家として世に出ていきたい希望を持った学生の作品と、やはり批評等でアートに関わって行こうとしている慶應義塾大学の学生とが同世代として出会い、お互いの作品とその批評で交流するというものだ。特に慶應側の学生は研究資料もないまだ形にもなり切らない画家の卵の作品を文章化するわけだから、その苦労もあるだろうが我々傍観者としては、そこが見どころでもある。
今回も、両校の学生が既知のものがない手ぶらな状態で出会い、作品をめぐってディスカッションすることから始まる。作り手書き手ともに未熟なのは当然だが、未来への情熱はあるだろう。その熱が形を帯びて良い展覧会になって欲しいと大いに期待している。
(東京造形大学 絵画専攻教授 近藤昌美)
何かを外に向けて発信するのはいつでも勇気のいるものである。「これで大丈夫だろうか?」自信満々、孤高のトップランナーに見える人であってもその内奥には躊躇や危惧や、弱気が存在する。そういうものを押さえてなお、溢れ出てくるものがあるから人は自らの仕事を世に問うのであり、そのような小さなひっかかりこそが、本質的な放漫を防いでいるのである。主張のない仕事は埋もれてしまうだけだが、自分勝手な放漫なだけの仕事は誰の心にも届かない。
-UNKNOWNSという名の二人の近藤先生が始めたこの企画- 無名/知られていない/未知の・・・知られていない、それは無垢の状態であり、無限の可能性を秘めている状態でもある。そんな描き手と書き手が出会い、初心の恐れと新鮮さとをもちながら、機会を得て新しい一歩を踏み出す。作品を展示する側はプロとして世に問うことが制作していくことの前提としてあることを思えば、書き手はもっとすっと未熟な状態であろう。しかし、この出会いで得られる何かを外に向けて発信する貴重な機会はきっとその後に生かされるはずである。小さな一歩を有期をもって踏み出した若者たちの息吹に触れていただける機会となれば幸いである。
(慶應義塾大学アートセンター キュレーター 渡部葉子)
オープニングパーティー
8/17(月)17時00分~ 藍画廊、ギャラリー現にて同時開催
クリップした展覧会はありません。