クリスティアーネ・レーア「ラインド」

  • 印刷する
  • add calendar
会 期
20150905日 -  20151010
開催時間
13時00分 - 19時00分
休み
日・月・祝
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
タグチ・ファインアート
情報提供者/投稿者
開催場所
タグチファインアート
住所
〒103-0023 東京都
中央区日本橋本町2-6-13山三ビルB1F
最寄り駅
三越前
電話番号
03-5652-3660

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

タグチファインアートでは上記の期間約5週間にわたりドイツの彫刻家クリスティアーネ・レーアの作品展示をおこないます。

クリスティアーネ・レーアは1965年、ドイツ、ヴィースバーデン生まれ。ボン大学で考古学や歴史学、マインツ大学で芸術教育学などを学んだ後、デュッセルドルフ美術大学で学び、1996年にヤニス・クネリスからマイスター・シューラーリン資格を取得。現在はドイツ、ケルンとイタリア、プラートを拠点に活動しています。ミラノ近郊ヴァレーゼのパンザ・ヴィラ・アンド・コレクションにおける個展をはじめ、世界各地で展覧会を開催。作品は多くの美術館や著名コレクターの所蔵となっています。

クリスティアーネ・レーアは、自然界に存在する植物の種子や茎、馬の毛や犬の毛といった、普通彫刻には使われない素材を使って立体作品を制作し、形態や空間を研究しています。タンポポの綿毛を敷き詰めたクッション、キヅタの種子を積み重ねた寺院、草の茎を寄り添わせたドーム、アザミの種子をヘアネットに詰め込んだ袋、針と馬の毛によって生み出された“あやとり”のような形態、などです。それらは、近づいて見るまでその存在すら見逃してしまいそうなほど小さく繊細ですが、仔細に観察すれば、次第に堅固な構造物に姿を変え、周囲の空間を支配するほどの存在感で、わたしたちを圧倒します。

そのユニークさゆえ、彼女の関心が素材となっている植物や動物にあるように思われがちですが、実際はそうではありません。植物の可憐さや有機的な形態、色あい、美しさは、彼女の作品の一部となってはいますが、本質は違うところにあります。レーアがそれらを作品の素材として選ぶ決意をしたのは、子供の頃から慣れ親しみ、それゆえ性質を熟知しているからです。ヤニス・クネリスはイタリアの芸術運動「アルテ・ポーヴェラ」の中心的作家です。彼らの特徴として、身近な素材を作品に使用するということが挙げられます。クネリスのもとで学んだ経験が、慣れ親しんでいる植物や動物の毛を自らのヴィジョンを視覚化する素材として利用することへの確信をレーアに与えている、と言えるでしょう。

レーアの制作の本質は、素材そのものが本来的に備えている構造や機能をじっくりとそして正確に見極め、それらが視覚的により増幅されるように再構築することです。素材や空間との忍耐強い対話を通して、彼女は世界の背後にあって自然や有機物を成立させている数学的な法則や力、秩序や建築的な構造を探求しているのです。

彼女は彫刻と平行してドローイングの制作もおこなっています。植物のかたちをモチーフとして借用してはいますが、何かを写しているわけではありません。彫刻家である彼女の関心は紙という白い空間をオイルパステルや鉛筆によってどのように分割していくか、というその一点にあります。それによって強度な緊張感が生まれています。

昨秋の資生堂ギャラリーでのグループ展「せいのもとで」や今年のヴァンジ彫刻庭園美術館での個展「宙をつつむ」など、日本での活動が注目されているクリスティアーネ・レーア。タグチファインアートで2度目の個展となる本展では、馬の毛を使った彫刻作品とオイルパステルおよび鉛筆のドローイングを展示致します。ぜひご高覧下さい。

関連情報

展覧会初日9月5日 (土) 17時より20時まで作家を囲み、ささやかなレセプションを行います。皆様のお越しを心よりお待ち致しております。

平均:0.0 
レビューした人:0 人

近くの展覧会

人気の展覧会

<<        >>

クリップした展覧会はありません。