池本喜巳 写真展 「幻影床屋考」

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会 期
20150820日 -  20150920
開催時間
13時00分 - 19時00分
水曜日 16:00-22:00(ナイト営業)
休み
月・火
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
ブルームギャラリー
情報提供者/投稿者
開催場所
ブルームギャラリー
住所
〒532-0025 大阪府
大阪市淀川区新北野1−11−23 ハイム北野 B103
最寄り駅
十三
電話番号
06-7171-9849

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

ブルームギャラリーでは、8月20日より池本喜巳 写真展「幻影床屋考」を開催します。

鳥取生まれの池本喜巳は、鳥取市を拠点に精力的に活動する写真家です。
地元の風景や風土、人物などの山陰の記録を撮り続けた池本は、1973年より山陰の消えゆく個人商店を記録した『近世店屋考』シリーズを撮り始めました。
本展では池本のライフワークともいえる、この『近世店屋考』シリーズの中から床屋に焦点をあてた展示をします。

床屋は、池本にとって近世店屋考シリーズを撮影するきっかけになった場所であり、「とこ屋の不思議」と池本自身が言うように、そこに集う人々や道具など、1つの商店としてもとても興味深い場所でもあります。
今回、未発表の作品なども展示することで、近世店屋考における より深い考察を鑑賞者にも感じとっていただければ幸いです。

また、会期中には2つのイベントを開催。
2015年8月22日には、池本喜巳氏によるスライド上映&トークイベント、9月12日には、ゲストに都築響一氏をお招きし、ギャラリーディレクターを交えた3名でクロストークを開催します。

是非ともご高覧ください。  

【作家コメント】

多くの撮影は困難を極めた。
社会の急激な変化に対応できず、 消えゆくものの一つに個人商店がある。
しかし、 時代に無関心であったり、 かたくなに自己の生き方にこだわった個人商店には、 主人独特のにおいがしみ込んで、時代の最先端をいくモダンな店にはない不思議な魅力がある。 例えば置いてあるイス一つ、 改造された工具にも、 使い込まれた物の持つぬめりのような存在感があり、なんともいえない魅力がある。 それこそが文化ではないか。 さらに私が興味を覚えるのは、六本木ヒルズを代表される高層ビルの立ち並ぶ都会を、スマホ片手にface bookを楽しむ若者と同じ時代に、 これらの商店が存在し、同じ時間を共有していることの不思議さである。 経済至上主義の日本では、人々はきれいで目新しい最先端の方向にしか目を向けない。しかし私は、不器用に生きてきたこれらの商店に強く惹かれる。
 撮影はまず主人の説得から始めるが、ほとんどの場合嫌がられる。それも時には激しく拒絶される。「なぜこんな古い店を撮るのか。ざまが悪い。」というのである。撮る側と撮られる側の立場を変えて考えれば、あたりまえのことかも知れない。 従ってただひたすらお願いをして、 あきらめず何度も足を運ぶ他ない。 それでも拒絶に合うと、 さすがにテーマに対する疑問が生じ、撮影意欲は減退する。
 それでもなんとか続けられるのは、 消えようとしているものを記録できた時のたまらない満足感に他ならない。
撮影中によく、 主人の口から「この商売も私の代で終わりです。」と聞かされてきた。 私自身、消えゆく商店を目の前にし、どうしていいのか分からない。 ただ、 写真家として先輩たちがそうしてきたように、 自分の住んでいる地域を凝視し、記録し続けるしかない。

── 池本喜巳 『近世店屋考』より

関連情報

①8月22日(土) 16:00-18:00 池本喜巳スライド上映&ギャラリートーク
 【テーマ:ローカル写真家のひそかな楽しみ】
 参加費1000円(ドリンク付) 定員30名
 ※18時からオープニングパーティーを開催(無料)

②9月12日(土) 16:00-18:00  クロストーク(池本喜巳×都築響一×窪山洋子)
 【テーマ:3人で語る近世店屋考と床屋談義】
 参加費1500円(ドリンク付) 定員30名

● 同時開催!! 大阪ニコンサロンにて「池本喜巳写真展 近世店屋考」を開催。 
  会期:2015.8.20-8.26

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