開催時間 |
9時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
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休み |
月曜日、第4 金曜日、祝日の翌日
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入場料 |
有料 一般500 円(400 円)、高校・大学生350 円(250 円)、中学生以下無料 ※( )内は20 名様以上の団体料金 ※障害者手帳をお持ちの方と付添1 名無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
小山市立車屋美術館 0285-41-068
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒329-0214 栃木県
小山市乙女3-10-34 |
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最寄り駅 | 間々田 |
電話番号 | 0285-41-0968 |
岩崎貴宏は、日用品に手を加え鉄塔やクレーン、観覧車などの巨大な構造物を極小サイズで制作する《アウト・オブ・ディスオーダー》や、歴史的建築物の実像と水面に映る虚像を融合させた立体作品《リフレクション・モデル》などで知られ、近年、国内外で高い評価を受けています。
岩崎の国内初となる美術館での個展を、黒部市美術館と小山市立車屋美術館の共同で開催いたします。
本展は巡回展でありながらも、黒部市美術館には『山も積もればチリとなる』、小山市立車屋美術館には『埃(10-10) と刹那(10-18)』と それぞれの会場に寄り添うタイトルが付けられ、各々の展示空間や風土に合わせた作品を発表いたします。タイトルである『山も積もればチリとなる』は、聞き慣れたことわざに少し手を加えただけですが、よく考えると物理法則やスケール感があべこべで奇妙な感覚を覚えます。岩崎の《アウト・オ ブ・ディスオーダー》も同様に見慣れた日用品に少し手を加えることで、全くスケールの異なる世界を垣間見ることができます。黒部市美術館の背後にそびえる立山連峰の持つ雄大なスケールを転覆させるような万物の流転性、あるいは時間の可逆性を感じさせるのかもしれません。
また一方のタイトル『埃(10-10) と刹那(10-18)』の埃、刹那とは、少数単位の漢字表記であり、埃は100 億分の1(原子の大きさ)、刹那は100 京分の1(量子の世界)です。それは米蔵を改修した小山市立車屋美術館に見られる時の移ろいやすさや、埃がゆっくりと堆積していく重厚な歴史を想起させます。ゆっくりと時間が流れる蔵の中で、岩崎の一瞬を凍結させた《リフレクション・モデル》はどのように呼応するのでしょうか。
1 国内美術館での待望の初個展を開催
ニューヨークのアジアソサエティで個展やオーストラリアの美術館での展示等、近年、国内外での評価が高く、海外での個
展や大規模な国際展への参加が盛んな作家がついに国内美術館で個展を開催いたします。
2 新作を含む多様な岩崎作品が一堂に会す
「リフレクションモデル」の最新作《瑠璃》や、「アウト・オブ・ディスオーダー」の《万物流転》を展開した新作をはじめ、「フェノ
タイピック・リモデリング」や「テクトニックモデル」など日常のふとしたところに出現する小さな世界、積み重なった時間の層
を感じさせる作品等、様々な作品が展示されます。
3 それぞれの会場でしか味わえない 2つの個展
各々の風土に関連する新作発表と、各美術館の空間によって異なる展示構成となります。
黒部市美術館:地域の方々から素材を提供していただき、山と海の両方の豊かな自然に恵まれた地方都市の風景と、地
域の人々の営みとの関係性を意識した、新作3点の発表。展示室を仕切らずに一つの空間的繋がりの中で様々な作品を
構成。
車屋美術館:蔵を改修したホワイトキューブの展示室、手を加えていない肥料蔵、小川家住宅という特徴的な展示空間を
活かし、時間と場所とを旅するような場面場面が変化する展示を構成予定。
4 老若男女 楽しむことができる展覧会
難解だと思われがちな現代美術ですが、岩崎の作品は、ありふれていると思っていた日常風景に新たな出会いと発見の
場を提案する、老若男女、誰でもきっと楽しめる展覧会です。
●オープニングセレモニー&アーティストトーク
日時: 7 月11 日(土) 14 : 00 ~ 15 : 00 場所: 小山市立車屋美術館
展覧会観覧券が必要です。どなたでもご入場いただけます。
●学芸員によるギャラリートーク
日時: 8 月1 日(土)、9 月6 日(日) 各日 13 : 30 ~ (30 分程度) 場所: 小山市立車屋美術館
展覧会観覧券が必要です。予約不要。
カタログ
2015年4 月25 日刊行。岩崎の作品をまとまって見ることができる待望の一冊です。
本体: A5 サイズ、72ページ(図版ページ48 ページ) 1,000 円(税込)
別冊: A5 サイズ、16 ページ( 各館の展示風景を掲載) 200円(税込)※7月末に刊行予定。
【巡回展情報】
展覧会名 北陸新幹線開業記念 黒部市美術館・小山市立車屋美術館共同企画
岩崎貴宏展ー山も積もればチリとなる
会 期 平成27 年4 月25 日(土)-6 月28 日(日)
会 場 黒部市美術館
主催: 黒部市美術館・小山市立車屋美術館共同企画展実行委員会
助成: 公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人 花王芸術•科学財団、公益財団法人 三菱UFJ 信託地域文化財団
協力: アラタニウラノ、株式会社CONCENT、TRNK exhibition preparation、 NPO 法人Contemporary Art Japan
後援: 朝日新聞社宇都宮支局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、テレビ小山放送、東京新聞宇都宮支局、
とちぎテレビ、栃木放送、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞社宇都宮支局
企画: 尺戸智佳子(黒部市美術館) 中尾英恵(小山市立車屋美術館)
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