Wear The Beautiful Skin

"Wear The Beautiful Skin" 2015 アクリル、油彩、ジェッソ、綿布、パネル 72.7 x 90.9cm ©Shoko Fujimori
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    会 期
    20150704日 -  20150801
    開催時間
    11時00分 - 19時00分
    休み
    日・月・祝
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    ギャラリーモモ両国
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    GALLERY MoMo Ryogoku
    住所
    〒130-0014 東京都
    墨田区亀沢1-7-15
    最寄り駅
    両国
    電話番号
    03-3621-6813

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

     藤森詔子は1986 年北海道生まれ、東京藝術大学で油画を専攻の後2013 年修士課程を修了しました。学部在学前の2006 年ワンダーウォール入選以来群馬青年ビエナーレ2010 やFACE2014 損保ジャパン美術賞などに入選し、2009 年から2012 年まで継続して個展を開いてその地歩を築いてきました。
     藤森はかつて茨城県のアトリエで制作をしている時、3.11 による原発の放射能汚染について「私にとっては目に見えない物質の恐怖よりも、肌で感じ大きく情を揺さぶられる人の存在の方がリアリティがあり、シリアスだった。」と個展でのコメントで語っていたとおり、彼女の作品に接する時まず目に入るのは、その肌の薄い被膜を通して内部の肉が透けて見えるような頭部や躯体です。藤森のこだわりがその肌にあることは、そうした表現と共に現在に至るまでの言葉に頻繁に現れていることからも、読み取ることができます。
     作品に登場する人物の多くは年齢差や性差に関係なく頭髪がなく、しかもそれ以外の肉体の部分と変わらないタッチで描かれ、そうした人体は裸体であるほど性別は曖昧になっていますが、コスチュームを纏うことで、その性や人物のディテールが垣間見えるようになっています。
     近作では肌の露出が抑えられ、情念をつなぐ肉体よりファッションや物への志向を強め、一見すると自己表現のツールが増え、コミュニケーションが深まっているように見えます。しかし一方でそうした志向は自分の持つ感情を覆い尽くし、深い関係を避けようとする姿勢とも受け取れ、より無機質化しつつある人物表現は、現代人の持つ自己矛盾への表出でもあるように思えます。
     肌は人間の感情をつなぐ重要なツールであり、コスチュームは少し距離を置いた人間関係の表現ツールと見られ、隠す道具であると同時に見せる道具ともなっていて、「ファッションは“第二の肌”である」という言葉につながっています。近作では、情念をつなぐ肉体よりファッションに志向することで、人の持つ感情を覆い尽くそうとするように思え、人間への眼差しに変化の兆しが見られるのかも知れません。今展では旧作を含めた油彩8 点及び彫刻4 点により展示致します。夏の始まりにふさわしい新たな出発となる展示にご期待いただき、ご高覧いただけるよう切にお願い致します。

    アーティストコメント

    私は、- 肌で感じる- ということを大切にしてきました。
    ファッションを纏うように、私は絵の中のモチーフに様々な肌を纏わせています。
    繁華街では、人もマネキンも様々なファッションやコスチュームを身に付けてい
    ます。
    ファッションとは身に付け装うもの。装うことで、その人の一番敏感な部分や本
    音を覆い隠し、また、何者へかの変身願望を叶えるように露わになる表面をカス
    タムします。言わば、ファッションは“第二の肌”であると捉えています。
    このような意識で繁華街を歩いていると、行き交う人々の内包する思念や、日本
    の民族性のようなものまでもが2つの肌を通じて見えてくるように思いました。
    日本は「隠す美学」と言うけれど、この2つの肌は、どちらを纏ってもその対象
    を赤裸々にします。
     
    2015 年 藤森 詔子

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