吉田有紀展「芸術におけるL点の調査と研究」

吉田有紀展「芸術におけるL点の調査と研究」 (eitoeiko 2010/6/17~8/18)
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    会 期
    20100617日 -  20100718
    開催時間
    12時00分 - 19時00分
    休み
    定休日:月、火
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    情報提供者/投稿者
    開催場所
    eitoeiko
    住所
    〒162-0805 東京都
    新宿区矢来町32-2
    最寄り駅
    神楽坂
    電話番号
    03-6873-3830

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    吉田有紀は平面上に数個あるいは無数の球体、円形を描画し配置することにより出現する、色と影の世界を描いてきました。
    ほぼ15年にわたるこの作業の中で、作家はマルセル・デュシャンの語る「鑑賞者との共同作業」を行い、
    「なにものかはわからないがなにものかが見える」光景を創造しています。
    吉田の作品は、見えざる何かを求めた、可視の世界のなかに不可視の領域をもちこんだ作品といえるでしょう。
    それは抽象画にも見えますが、同時に具体的な形象を持ち得る可能性を秘めた絵画なのです。
    近年は描いた円球の数に数字という「要素」を見出し、研究対象としました。
    画面に無造作に数個の円球を描き、その個数を数えると、そこにはゼロから無限へとつづく数列の海から選ばれた、
    たったひとつの特定の数が存在するということの意味を作家は考えます。
    このたびeitoeikoで発表する作品は、数という無機的な概念とは真逆ともいえる、有機体、
    すなわち生命についての立体作品を発表します。
    数と生命というふたつのテーマは、じつは作家の興味の根源でもある「もののかたちのはじまり」をとらえるための、二大要素ではないでしょうか。
    日本画と現代美術、平面と立体という概念を天体ととらえ、そのラグランジュポイントを考える展覧会。吉田有紀の新たな挑戦にご期待ください。
     
    *L点…ラグランジュポイントとよばれる、天文学においてふたつの物体が円軌道を描く際、それぞれの重力と遠心力をつりあいながら第3の物体が2体との位置を保つことのできる地点。

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