スペインの彫刻家 フリオ・ゴンサレス展

《ダフネ》1937年頃 バレンシア現代美術館蔵  ©IVAM, Institut Valencià d’Art Modern
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会 期
20150607日 -  20150720
開催時間
10時00分 - 20時00分
最終入場19時30分まで
休み
6月8日(月)、22日(月)、7月13日(月)
入場料
有料
一般1,200(1,000)円、大学生・70 歳以上1,000(800)円、高校生700(500)円
中学生以下無料 ※( )は前売りおよび15 名以上の団体割引料金
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
長崎県美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
長崎県美術館
住所
〒850-0862 長崎県
長崎市出島町2番1号
最寄り駅
出島電停
電話番号
095-833-2110

詳細

展覧会内容

鉄彫刻のパイオニアとして現在も大きな尊敬を集めているスペイン、バルセロナ出身の彫刻家フリオ・ゴンサレス(Julio González/1876~1942)。
「溶接」という技術を作品制作に取り入れ、デイヴィッド・スミス、アンソニー・カロ、エドゥアルド・チリーダなど後に続く主要な作家たちの進むべき道を拓いた彼は、ブランクーシやジャコメッティらと並び20 世紀の彫刻の展開に決定的な影響を与えた存在であると言われています。
ゴンサレスが生まれ育った19 世紀末のバルセロナでは、大規模な都市拡張計画のもとで建築ラッシュが起こり、建築の内外を飾る金属装飾が数多く発注されました。父親の工房で10 代の頃より金工職人としての修行を積んだゴンサレスは、そこで金属加工の高度な技術を身に付け生涯それを収入の糧とします。一方で、バルセロナを中心に起こっていたモデルニスモ(広義のアール・ヌーヴォーに含まれる総合的な芸術のムーヴメント)の一大拠点であったカフェ「クアトラ・ガッツ」に出入りし当時の最先端
の芸術の空気を吸ったゴンサレスは、やがて画家となることを志し、父親の死後、1900 年に一家とともにパリに移住しました。そしてサロン・デザンデパンダンやサロン・ドトンヌ等の展覧会へ油彩画の出品を重ねた後、1920 年代末に自らの進む芸術の道を「彫刻」に定めます。
古くからの親しい友人であったピカソは、金属に対するゴンサレスの深い知識と卓越した技術の助けを借り、1928 年から約3 年間にわたり様々な鉄の部材を溶接によって組み上げるアサンブラージュ彫刻を制作しました。ゴンサレスはこのピカソとのコラボレーションを通じ、幼少の頃から慣れ親しんだ素材である「鉄」を用いた彫刻の可能性に対する大きな啓示を得たのです。自覚的に彫刻家としての活動を開始したのは50 代も半ばにさしかかった頃。その後、晩年に至るわずか10 年余りの間に、鉄を鍛え、切断し、曲げ、溶接しつつ“物質と空間の不可分な結合により生み出される彫刻”という独自のコンセプトのもとで珠玉の作品の数々を生み出しました。
日本においてゴンサレスの仕事を網羅的に紹介するほとんど初の試みとなる本展は、作家の充実したコレクションを擁するバレンシア現代美術館(IVAM)および著作権継承者であったフィリップ・グリマンジャー氏の所蔵品により構成されます。鉄のオリジナル作品はもとより、1910 年代の最初期の作例や1930年代の石の直彫り作品を含む彫刻57 点のほか、金工細工、ドローイングなど総数約100 点の資料により、20 世紀の彫刻の歴史にゴンサレスが残した大きな足跡をご紹介します。

関連イベント

■記念フォーラム「フリオ・ゴンサレス―その可能性の中心」
 展覧会開催を記念し、2 部構成のフォーラムを開催します。第1 部はゴンサレス研究の第一人者で現在作
 家のカタログレゾネを編纂中であるトマス・リョレンス(Tomàs Llorens)氏、ゴンサレスの著作権継承者にあ
 たるフィリップ・グリマンジャー(Philippe Grimminger)氏の2 名をお招きし、ゴンサレス作品が持つ今日的な
 意味、作品の継承・保存の経過等を語っていただきます。第2 部は長年にわたり彫刻の世界を見続けて来た
 世田谷美術館長の酒井忠康氏と、自らも鉄の溶断、溶接により作品を制作する彫刻家・青木野枝氏をお招
 きし、日本側から見たゴンサレス作品の魅力と可能性についてお話いただく予定です。
 なお、本フォーラムはタカシマヤ文化基金の助成により開催されるものです。
 日時:6月7日(日)
 第1部:13:00~14:45(講師:トマス・リョレンス氏、フィリップ・グリマンジャー氏)
 第2部:15:00~16:00(講師:酒井忠康氏、青木野枝氏)
 会場:ホール
 定員:00 名(先着制/当日12:30 より受付 ※第1, 2 部通しでご参加ください)
 参加費:無料
 助成:タカシマヤ文化基金

■学芸員によるギャラリートーク
 日時:6月21日(日)、7月5日(日)、7月19日(日)14:00~
 会場:企画展示室
 料金:無料(要本展観覧券)

■ワークショップ はんだでゴンサレス 事前申込制
 ゴンサレスさんのように金属で立体を作ります。「はんだづけ」にも挑戦します。
 日時:6月20日(土) 10:30~15:00
 会場:アトリエ
 対象:小学5 年生~高校生
 定員:20 人
 申込締切:6月1日(月)必着
 参加費:500円(高校生は要本展観覧券)

 (申込方法)
 ①参加者全員の氏名 ②年齢 ③〒 ④住所 ⑤電話番号を明記の上、ハガキでお申し込みください。
 (宛先)
 〒850-0862 長崎市出島町2-1
 長崎県美術館「フリオ・ゴンサレス展関連企画」係
 *結果は参加の可否にかかわらずハガキにて通知します。
 *応募者多数の場合は抽選となります。
 *実施日の1 週間前までに結果通知が届かない場合は、美術館までお問い合わせ下さい。

主催・協賛・後援

主催:長崎県美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後援:駐日スペイン大使館、在福岡スペイン国名誉領事館、長崎県、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、
    長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、NIB 長崎国際テレビ、NHK 長崎放送局、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
協力:日本航空
協 賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
企画協力:SD アート
助 成:タカシマヤ文化基金

関連情報

■巡回展
2015 年8 月1 日(土)~9 月23 日(水・祝) 岩手県立美術館
2015 年11 月28 日(土)~2016 年1 月31 日(日) 世田谷美術館
2016 年2 月9 日(火)~4 月10 日(日) 三重県立美術館

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