Ryan Su & co.

「Shining grace」 2015, 100 x 80.3cm, acrylic on canvas
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会 期
20150213日 -  20150228
開催時間
12時00分 - 19時00分
この情報のお問合せ
MEGUMI OGITA GALLERY
情報提供者/投稿者
開催場所
Showcase MEGUMI OGITA GALLERY
住所
〒104-0061 東京都
中央区銀座5-4-14 銀成ビル4F
最寄り駅
銀座
電話番号
03-3571-9700

詳細

展覧会内容

この度メグミオギタギャラリーでは気鋭の台湾人アーティストRyan Su(ライアン・スー)による新作絵画展を開催致します。
 Ryan Su(b.1979)は台北に生まれ、国立台湾芸術大学を卒業した後、Tunghai大学で修士課程を修了しました。現在は台北の公共芸術施設Banqiao 435 Art Zoneを制作拠点として精力的に活動を広げています。2014年秋に開催されたウルトラアートフェアで話題を呼んだことを機に日本初特別展を開催しました。showcaseでの個展は今回が初めてとなります。

 アジアの現代作家として、Ryan Suは今に至るまで美の概念を占有してきた西洋の価値観に一石を投じています。
 神話や聖書の世界と共に発展してきた西洋の油絵に対し、中国の伝統絵画は自然やモノに象徴的な意味を持たせる東洋思想に基づいて発展してきました。Ryanは自身の描く対象や構図にひとつひとつに意味を持たせ、モノクロの作品は水墨画と同じく破筆を用いて制作されています。
 白と黒という根源的な色のみを使い描かれた作品は、光の集積から成る立体作品のような幻想的な質量感を持っています。そこには希望や光は自身の外側ではなく内側にあり、暗闇があるからこそ、その存在に気づけるのだという普遍的なメッセージと共に、夜が明けてしまえば消えてしまうのではないかという生命の儚さ、あるいは消えてはまた浮かび上がるを繰り返す永遠性が同時に顕われています。
 Ryanの描く動物達は思わず「可愛い」と口に漏らしてしまうような愛くるしい表情が特長的です。"かわいい"という概念、あるいはその言葉そのものは、日本的感覚に端を発し今や世界共通語となりつつあります。Ryanの動物が身に纏う可愛さは、西洋的美的感覚がイニシアティブを握っている過酷な絵画の世界で生き抜くための強(したた)かともいえる武器であり、真っすぐにこちらを見つめる動物たちの澄んだ瞳はその意志の強さを物語っているのです。

 今展のタイトルにある「co」とは、「company / 仲間」、あるいは「co-existence / 共生」のcoであり、彼の作品の根底を流れるテーマです。西洋と東洋という二項対立、あるいは現代絵画の世界に置ける西東の優劣を乗り越えた先にあってこそ共に見える景色をRyanは臨みます。
 それは激動の時代を経て様々な民族が共存する台湾にあって最後の日本語世代である祖父母と共に育ち、自国や自身の歴史を辿る中でどこにアイデンティティを置き、どうやって世界と対峙していくべきか深く思いを巡らせ続けてきた作家だからこそ成し得る表現なのかもしれません。
 作品が共にいる人にいつまでも寄り添い続けるようにという願いと共に、彼のアーティストとしての作家性と覚悟の強さを感じ取って頂ける事でしょう。

 今展でRyanは豹、猫、犬、熊などをモチーフとした最新作(F0~F40)を約10点出品します。
"Ryan Su & co."是非ご期待下さい。

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