リー・ミンウェイとその関係展: 参加するアート-見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる

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会 期
20140920日 -  20150104
開催時間
10時00分 - 22時00分
火 10:00-17:00 ※ ただし9/23、12/23の火曜日は22:00まで
※いづれも入館は閉館時間の30分前まで ※会期中無休
入場料
有料
一般1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子供(4歳~中学生)500円 ※表示料金に消費税込
※本展のチケットで「MAMプロジェクト022:ヤコブ・キルケゴール」、展望台東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)
※スカイデッキヘは別途料金がかかります
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
情報提供者/投稿者
開催場所
森美術館
住所
〒106-6150 東京都
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
最寄り駅
六本木
電話番号
050-5541-8600(ハローダイヤル)

詳細

展覧会内容

パフォーマンスを展示の一環として実施、
パブリックプログラムー部開催が決定!

 森美術館は、2014年9月20日(土)から2015年1月4日(日)まで、台湾出身、ニューヨーク在住のアーティスト、リー・ミンウェイ[李明維]の初の大規模個展「リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート-見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる」を開催します。
 1990年代後半以降、現代アートの世界では観客の参加によって成立する作品やプロジェクトが「リレーショナル・アート」、「関係性の美学」として注目を浴び、大きな拡がりを見せてきました。この潮流のなか、リー・ミンウェイもさまざまな観客参加型のアートプロジェクトを展開し、国際的に活躍してきました。本展はリーの作品を網羅的に体験できるミッドキャリア・レトロスペクティブとなります。
 展示は、リー・ミンウェイの作品やプロジェクト14点(予定)に加え、これらを歴史的、文化的な文脈から読み解く試みとして、白隠、鈴木大拙、ジョン・ケージ、イヴ・クライン、李禹煥、アラン・カプロー、リクリット・ティラヴァニ、小沢剛、田中功起など、他のアーティストの作品も併せて紹介し、展覧会がより重層的で豊かな知的体験となるよう構成します。
 「開幕の時点では、展覧会の完成度はまだ40%」とリー・ミンウェイ自身が語るように、会期中、各プロジェクトは観客とのさまざまな関わりを通して活き活きとした生命を得、日々変化し、複雑で多彩なレイヤーヘと拡がっていきます。私たちが自分を取り巻く人々、環境、そしてより大きな世界や歴史とどのようにつながっているのか。本展が関係性やつながりについて再考する機会
となることを期待します。

■パフォーマンス
本展におけるリー・ミンウェイの参加型プロジェクトには、いわゆる公開パフォーマンスも含まれます。特定の日時に行われるパフォーマンスもあれば、予告なしに行われるパフォーマンスもあります。

●パフォーマンス《砂のゲルニカ》
1937年、スペイン内戦中の空爆を題材に描かれたピカソの《ゲルニカ》。これを砂絵で描いたリー・ミンウェイの《砂のゲルニカ》の上を観客が歩く、1日限りのパフォーマンスを展覧会会期半ばに実施します。これにより砂絵のイメージは徐々に消失してゆき、この世の無常観を伝えます。
 日時:2014年11月16日(日)正午から日没まで
 会場:森美術館展示室内
 ※プログラム参加方法などの詳細は森美術館ウェブサイトにて公開します。
  www.mori.art.museum
 ※本パフォーマンスの参加、観賞ともに、当日の展覧会チケットが必要です。

●パフォーマンス《ソニック・ブロッサム》
《ソニック・ブロッサム》は、リー・ミンウェイが母親を看病した際、シューベルトの歌曲によって、気持ちが元気づけられたことに着想を得て発案された作品です。展覧会の来場合へも、これらの歌曲が贈り物として届けられます。
※パフォーマンスは、展覧会場内で予告なしに行われます。
※本パフォーマンスの歌い手(バフォーマー)は、オーディションによって選抜されます。募集要項、および詳細は森美術館ウェブサイトをご覧下さい。
 www.mori.art.museum

リー・ミンウェイ[李明維]
1964年、台湾、台中生まれ。現在ニューヨークを拠点に活動。 1997年、イェール大学大学院美術学部にて修士号取得(彫刻専攻)。見知らぬ他人同士がそれぞれ信頼、親密さ、自己認識などの意味を探ることを目的とした参加型のインスタレーションと、作家と観客が一対一で食事、睡眠、会話などの行為を共にするというイベント的な作品の両方で知られる。これらのプロジェクトは人々が日々交流することで、さまざまなかたちに変化する。個展にホイット二ー美術館(1998年)、ニューヨーク近代美術館(2003年)、ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)(2004年)など。国際展に第50回ヴェネチア・ビエンナーレ台湾館(2003年)、第10回リヨン・ビエンナーレ(2009年)、第5回アジア・パシフィック・トリエンナーレ(1999年)など多数。

関連イベント

◎展覧会関連パブリックプログラム

■アーティストトーク ※日英同時通訳付
 展覧会のために来日するリー・ミンウェイが、本展の出品作を中心に、過去20年にわたる制作活動について語ります。「つながり」や「関係性」をテーマに制作される作品背景を、アーティストの生の言葉で聞いてみませんか。
 出演:リー・ミンウェイ
 日時:2014年9月20日(土)14:00-15:30(開場:13:30)
 会場:森美術館展示室内 定員:80名(要予約)料金:無料(要展覧会チケット)
 お申し込み:2014年8月7日(木)11:00より森美術館ウェブサイトにて受け付けます。 www.mori.art.museum

■シンポジウム 『リー・ミンウェイについていろいろ考える」 ※日英同時通訳付
 リー・ミンウェイの作品は、アーティストが社会に対してどのように関わっていけるのかという課題を考えさせます。本シンポジウムでは、社会学、心理学、コミュニティ・デザインの専門家をお招きし、リー・ミンウェイの多岐にわたる実践に通底する作品の非永続性を起点に考えます。
 出演:グレン・ウォートン(ニューヨーク大学美術館学特任准教授)、ハーヴェイ・モロッチ(ニューヨーク大学社会学・大都市学教授)
     片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)、菊池宏子(森美術館エデュケーター)
 日時:2014年11月14日(金)19:00-21:00(開場18:30)
 会場:アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
 定員:150名(要予約)料金:一般1,000円、MAMCメンバー無料
 主催:森美術館 協力:アカデミーヒルズ
 お申し込み:2014年9月19日(金)11:00より森美術館ウェブサイトにて受け付けます。www.mori.art.museum

■キュレータートーク 「リー・ミンウェイとその関係について考える」 ※日本語のみ、手話同時通訳付
 本展担当キュレーターが、「参照作品」として展示する鈴木大拙やジョン・ケージ、アラン・カプロー、リクリット・ティラヴァニ、小沢剛といったアーティストを読み解さながら、リー・ミンウェイとその関係について考えます。
 出演:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
 日時:2014年10月31日(金)19:00-20:30(開場:18:30)
 会場:森美術館展示室内 定員:80名(要予約)料金:無料(要展覧会チケット)
 お申し込み:2014年9月19日(金)11:00より森美術館ウェブサィトにて受け付けます。www.mori.art.museum
 ※手話同時通訳をご希望の方はヽ10月21日(火)までに、ppevent-mam@mori.co.jpへご連絡ください.

■トーク 「リー・ミンウェイと禅について考える」  ※日本語のみ
 本プログラムでは、仏教哲学の専門家である佐々木閑氏をお招きし、東洋的な思想、特に禅思想からリー・ミンウェイ作品について考えます。
 出演:佐々木閑(花園大学教授)、広瀬麻美(森美術館シニア・コンサルタント)
 日時:2014年11月18日(火)19:00-20:30(開場:18:00)
 会場:森美術館展示室内 定員:80名(要予約)
 料金:1,500円(展覧会チケット付)、MAMCおよび年間バスポートメンバー無料

 お申し込み:2014年9月19日(金)11:00より森美術館ウェブサイトにて受け付けます。 www。mori.art.museum
 ※プログラム開始前18:00-19:00の間、プログラム終了後20:30-21:30の間、本プログラムにお申し込みいただいた方のみ展覧会をこ鑑賞いただけます。また、お配りする展覧会チケットで、後日展覧会をこ鑑賞頂けます。

※出演者は予告なく変更になる場合があります。予めご了承くたさい。
※その他、ギャラリートーク、ファミリーブログラム、アクセスブログラム、学校プログラム、ワークショッブなど多数予定しています。

パフォーマンス、パブリックプログラムに関するお問い合わせ:
森美術館パブリックプログラム
電話:03-6406-6101(月~金:11:00-|7:00)Fax:03-6406-9351 E-mail:ppevent-mam@mori.co.jp

主催・協賛・後援

主催:森美術館 共催:台湾文化部 後援:台北駐日経済文化代表処・台北文化センター
協賛:忠泰集團、財團法人榮嘉文化藝術基金會、信源企業股份有限公司、文心建設設股份有限公司
制作協力:青山フラワーマーケット 協力:チャイナエアラインカーゴ、ボンベイ・サファイア
企画:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター) 
古美術作品担当:広瀬麻美(森美術館シニア・コンサルタント)

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