丸山恭世

creator avotor 丸山恭世 マルヤマヤスヨ
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目は顔のパーツの中でも非常に多くの情報を含んだ器官であり、ある人物の感情や人となりを判断する材料としても見做され、さらには、心のあり様の表れと関連付けられるだろう。あらゆる情報は目に澱みとして蓄積されていくことで、私たちの目は雄弁になる。誰しもがもつ澱みや濁りをもたない目は、無垢の象徴と言える。現実のモデルにその目を描きこむという行為は、一種の理想化と言えるかもしれない。私たちが普段、他者を識別するのに用いる情報の多くを作品から取り除くことにより、「誰でもない誰か」あるいは「誰かになる前の誰か」という、人間の原型のようなものに出会えるのだ。作品に現れる彼女たちは未だ経験によって汚されておらず、白く無垢で、美しい。私は現実のモデルを触媒としながら、誰の中にもある美しき雛形を描き出そうとしているのだ。

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プロフィール
1985 神奈川県生まれ
2009 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻 卒業
2011 東京造形大学大学院造形研究科・美術専攻領域修了

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[個展]
2009 GALLERY MoMo Roppongi(東京)
2010 ギャラリー坂巻(東京)
2012 GALLERY MoMo Ryogoku (東京)

[グループ展]
2006 「GIRL」ギャラリーkirari(東京)
2007 「GIRL 2」ギャラリー山手(東京)
     「絵画大博覧会」東京造形大学内(東京)
2008 「POSITIVE'S」東京造形大学内(東京)
     「FRIDAY THE 13'S ~13人の金曜日~近藤ゼミナール展」ZOKEIギャラリー(東京)
2009 「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」国立新美術館(東京)
     「Summer Group Show Hop Step Jump」GALLERY MoMo Roppongi (東京)
     「AMUSING」ギャラリー坂巻(東京)
     「via art 2009」シンワアートミュージアム(東京)
2010  国際アートトリエンナーレ 2010 大阪芸術大学 芸術情報センター/大阪
2011 分岐展 GALLERY MoMo Roppongi /東京
     東日本大震災復興チャリティ・オークション 今日の美術展 東京美術倶楽部/東京
     Young Japanese Artists 2011 Exhibition 2/20 Gallery /New York
     シェル美術賞展2011 ヒルサイドフォーラム/東京
2012 Onward-Navigating the Japanese future 2012 Hive Gallery/Los Angles
     現代の具象絵画-それぞれのリアリティー展 阪急うめだギャラリー/大阪
     人がいっぱい展 アートラボはしもと/神奈川
     リキテックスアートプライズ2012 ラフォーレ六本木/東京
2013 損保ジャパン美術賞展 FACE 2013 損保ジャパン東郷青児美術館/東京
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