MURAKAMI Masakuni × Seth High 「Works On Paper」

landschaft #6 | MURAKAMI Masakuni ピグメントプリント / 13”×19” 2011年
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会 期
20140905日 -  20140921
開催時間
12時00分 - 22時00分
最終日17時00分まで
休み
入場料
無料
この情報のお問合せ
gallery near
情報提供者/投稿者
開催場所
cafe dining near
住所
〒606-8227 京都府
京都市左京区田中里ノ前町34-2 珠光ビル百万遍B1F
最寄り駅
元田中
電話番号
075-708-8822

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

この展示では2 人がこれまでに制作した作品と、新たに制作した作品を持ち寄り、2 人に共通しているものを更に探っていきます。これは展示を媒体とした、2 人の作家による写真の往復書簡でもあるのです。

2014年9月5日(金)から9月21日(日)までの16日間、gallery nearにて、MURAKAMI Masakuni × Seth High「Works On Paper」を開催いたします。

村上将城は、愛知県立芸術大学 美術研究科 メディアデザインを専攻し、在籍時の2008年から2009年にかけて、ライプツィヒ視覚芸術アカデミー(ドイツ) Heidi Specker クラス研究生として留学し、国際的に映像や写真といった視覚メディアを学んでまいりました。留学中にもドイツ国内において2人展を多数開催するなど積極的に発表の機会を得、自身の表現を追求してまいりました。帰国後は同大学院を修了し、2011年に名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科 専任助手、翌年からは助教を務めながら写真メディアによる作品の制作を続けており、国内のギャラリーや美術館のみならず、海外でも個展開催やグループ展に出展するなど精力的に活動しております。村上は自身の写真表現をいくつかのシリーズに分けて制作しており、代表作に、風景・景観へのアプローチを探る「Landschaft」シリーズ、神社の鳥居が持つ不可視な境界を扱った「IB (Invisible Border)」シリーズ、場所に遺る痕跡を通りの名前から浮かび上がらせる「es anschauen」シリーズ(助成:公益財団法人野村財団芸術文化)など、複数のシリーズに分けて作品に昇華することにより、それぞれの写真表現の主軸を明確にしております。

Seth Highは、10代の頃よりアメリカにて活動を始め、そのキャリアは20年以上を数えます。日本に長く定住していたことからも日本各地で作品を発表しており、切り絵作家でミュージシャンでもある「Jad Fair」や日本人画家との2人展も開催してまいりました。村上同様にSethも自身の写真表現において複数のシリーズに分けて制作しており、その物事を捉える視点は非常にバラエティに富んでおります。Sethが持つオリジナリティ溢れるユニークな発想は、その斬新な活動スタイルにも表れており、Sethが運営する「S.H.Contemporary」は、一見では気付かない面白い仕掛けが施され、ユーモアと揶揄を含んだような発想に誰しもが虚を突かれることでしょう。

本展は「Works On Paper」と題され、村上とSethの新旧作、2人による共同作品を交えた2人展となります。村上とSethの両者には多くの共通点があるとしており、《飛行機からの撮影を好む / かつて岐阜に住んでいた / ビターフェルド(ドイツの工業都市)を撮影している / 大学で写真を学んだ /撮影時に好んで帽子をかぶる / 妻の生年月日が同じである》など、作品制作に関するものからプライベートに至るまで様々な共通点を挙げております。
過去から現在にかけて制作してきた多様な作品を本展で一堂に展示することにより、作品が内包する主軸や写真として切り取られ、表出されたものを更に掘り下げ、両者の制作における根幹や概念を探り出そうとするものです。デザイン的な印象を受ける作品や人間の視覚、記憶に訴える作品、社会的な問題の提示と揶揄を孕んだような作品など、表出される画面の印象と内包されるテーマ性にも同調部分が見られ、国籍・年齢・生活環境も全く異なる2人の作家の深部を探るきっかけとなるのではないでしょうか。

共通点の多い2人の作家の視点が切り取ってきたものは、決して2人だけが見えているものを写真に収めてきたわけではなく、現代に生きる我々の目にも同じように映り、時には素通りのできない、してはいけないリアルが2人の作品には写し出されているのではないでしょうか。目の前に存在するありのままの全てを、そのまま切り取ってしまう写真表現において、否応なく写り込んでしまう社会情勢や現実問題、歴史的背景を鑑賞者の我々はどのように受け止め、そして解釈していくでしょうか。展示を媒体として2人の間でやりとりされる写真という名の往復書簡は、本展展示空間に身を置くことで、我々もその書簡の内容を垣間見ることができ、2人の共通点における深部を認識出来た際には、写真メディアの本質に一歩近づけるのではないでしょうか。

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