開催時間 |
9時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
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クリエイター在廊 |
有
7月19日 |
入場料 |
有料 一般430円(370円)、高校・大学生210円(160円)、小中学生100円(80円) 土日は小中学生無料 ※( )内は団体料金(20名以上) |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
土門拳記念館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒998-0055 山形県
酒田市飯森山2-13 |
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最寄り駅 | 酒田 |
電話番号 | 0234-31-0028 |
半世紀を越える”水俣病”事件の通史。
受賞作の写真展「不知火海 The Minamata discase Disaster」および写真集「水俣事件」(藤原書店)は、1950年代に不知火海沿岸・水俣で突如発症した公害病の惨禍を半世紀余り記録し続けた報道写真家の集大成。
1960年から水俣に足繁く通った桑原氏が、患者とその家族、抗議集会、裁判など、事件の半世紀を撮影した膨大な写真記録となっている。
この記録からは、水銀汚染の恐ろしさとともに大惨禍に翻弄されながらも淡々と生き抜いてきた人々の姿が浮かび上がる。
土門拳賞受賞のことば
水俣病事件の撮影を開始して半世紀余が過ぎました。その間には激動する韓国やベトナム戦争、北朝鮮、旧ソ連邦の崩壊など幾つかのテーマを撮影してきております。
日本に帰国すると、まるで郷里に帰省するかのように水俣に通いました。断続的な取材ではあるのですけれど数十回は訪れております。これまでに撮影したフィルムは。ざっと1000余でシャッターの回数でいえば約3万コマぐらいではないでしょうか。
この事件の原因は、現地の水俣にあった新日本窒素(後にチッソに社名を変更)が水俣湾(不知火海)に放出した有機水銀(メチール水銀)に起因するものでした。汚染された魚介類を常食した人たちが中枢神経を冒され重い疾患に倒れました。さらに毒魚の一片も口にしたこともない新生児までが過酷な運命を背負わされてきたのです。
母親の胎盤を通してメチール水銀が胎児を蝕んでいくのです。
1956年5月1日が公式な発見とされ、これまでに約3000人(新潟県も含め)が水俣病患者に認定され、そのうち約2000人が死亡しています。被害補償をめぐって認定患者の他に約6万5000人が国の特別措置法(賠償額一人当り210万円と医療手帳)にそって申請を行っています。さらに係争中の訴訟が5つ、それらの原告を合わせると約550人といわれています。
ぼくは写真で記録を継続してきましたが、いつも事件の周辺をうろつくだけのいわば傍観者で被害にあった家族の人たちに対して支援らしい手助けは何ひとつ行ってきていないのです。誉れ高い土門拳賞の受賞はありかたいことと考えます。が、撮影を生業とする者が脚光を浴びることに一抹の負目を感じないではおれません。
桑原史成氏 ギャラリートーク
7月19日(土)14時00分~
※参加無料(要入館料)
同時開催 古寺巡礼ー第一集よりー/こどもたち
土門拳記念館 山形ディスティネーションキャンペーン(参加無料(要入館料)・要事前予約)
お申込みはTEL・FAX・メールで受け付け
TEL/FAX: 0234-31-0028
メール: ホームページお問い合わせより(http://www.domonken-kinenkan.jp/)
弟子によるギャラリートーク 「弟子が語る土門拳」
7月26日14時00分~ 藤森武氏
8月9日14時00分~ 堤勝雄氏
・館内で作品を鑑賞しながらお話を聞きます。
・土門拳の撮影助手として寝起きをともにした弟子である、写真家の藤森武さんと堤勝雄さん。今残る土門拳の作品はどのように生まれたのか。強烈な個性を持ち、写真の鬼と呼ばれた土門拳は実はどんな人物だったのか・・・その作品と人の魅力を、弟子ならではの視点で語ります。
バックヤードツアー
6/14~9/13の毎週土曜日14時00分~
・収蔵庫など普段は公開していない場所を見学しながら、スタッフが土門拳について、そして建物について説明いたします。
・参加者には、土門拳オリジナルグッズをプレゼント!
ナイトミュージアム 誰そ彼(たそがれ)どきの音楽会 ~オカリナと筝の夕べ~
7月26日(土)19時00分~ 約40分予定 当日は20時00分まで開館延長 要入館料
出演:ユニット妖
協力:株式会社フレームマン