鎌田あや展 『いずれ、いずれ、あるところで―』

鎌田あや 「where there is #04」   ガラスに彫描 72.5x54.5cm(部分)
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    会 期
    20140825日 -  20140906
    開催時間
    10時30分 - 18時30分
    休み
    入場料
    無料
    この情報のお問合せ
    ギャルリー東京ユマニテ
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    ギャルリー東京ユマニテ
    住所
    〒104-0031 東京都
    中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
    最寄り駅
    京橋
    電話番号
    03-3562-1305

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    鎌田あやは1981年東京生まれ。2010年多摩美術大学大学院修了後、トーキョーワンダーウォール、岡本太郎賞、中之条ビエンナーレなどに出品。東京、大阪で発表し、ユマニテでは今回が5年ぶり3回目の個展となります。

    鎌田作品の根底にあるのは、女性である自分自身、女性なるその不思議な生き物への興味でした。鎌田自身や友人から集めた毛髪で作られた立体オブジェ、見知らぬ誰かに使われた中古の衣服、装飾品、インテリア雑貨などによるインスタレーション、日々の生活にあふれる手鏡、メイク道具にびっしりと施されたつけまつげ。意図せず知らぬ間に作られたイメージに苦悩しながらも、女性本来のしたたかで繊細な感覚、強さ、美しさをインパクトのある独特の作品で発表してきました。今回の新作は、1mもの板ガラスに花やランプなどのモチーフが描かれています。よく見るとそれは細かい文字がびっしりと彫り込まれ、その一字一句は鎌田が無作為に選んだ小説の原文をそのまま彫り描いています。ガラスの両面から見えるフォルムはとても美しく繊細ですが、刻み込まれたその文字の痕跡は二度と消えることはありません。板ガラスに延々と文字を彫り続ける鎌田の行為は、まるで写経のように時間の経過を刻みながらも、消えることのないストーリィとこれから始まるであろうすべての事柄を受容する凛とした強さを感じさせます。
    今回もまた新たな展開を見せる鎌田の美しくも儚げな新作。お見逃しなく是非ご高覧下さい。

    [展示内容]
    ガラスに彫描した作品118.0×104.0cmが5点、72.5×54.0cmが8点、その他小品含め約15点。

    [アーティストステートメント]
    ガラスを削り文字を刻むことで、物語は終わりのない地のすべりに流され、描かれた図字が、朝の記憶も夕べの希望もない日の光の下で静かに語りだす。終わりながら始まり始まりながら終り現在過去未来を否定も肯定もせずそこに在り続けることを問う。

    平均:0.0 
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