開催時間 |
10時00分 - 18時00分
最終日16時00分まで |
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入場料 |
無料 |
この情報のお問合せ |
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒604-8183 京都府
京都市中京区三条高倉 京都文化博物館 |
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最寄り駅 | 烏丸御池 |
電話番号 | 075-222-0888 |
イヘーレン岩壁画は、北アフリカ、アルジェリアのサハラ砂漠中央部に位置するタッシリ・ナジェール台地に遺された先史時代の岩壁画のひとつです。正確な制作年代は不明ですが、紀元前3000年頃とする説が有力視されています。キリンやライオンなどの草原の動物、牛や羊などの家畜、家畜とともに移動する人々、住居の前に集う人々などが、生き生きと描写されています。1969年に発見された時、「今までにサハラで発見された岩壁画の中でもっとも優れた作品であり、新石器時代写実派の代表作(フランスの考古学者アンリ・ロート)」と賞賛された美しい壁画ですが、現在では訪れる人もわずかです。
今回の展示会では、145枚の分割写真を合成した実物大のパノラマ写真により幅9mの壁画全体を再現します。壁画は非常に細い線で描写されていますが、実物を目の前にしたように細部まで鑑賞していただけます。合わせて、アンリ・ロート調査隊が制作した模写を実写同様に実物大の写真(フランス自然史博物館‐人類博物館提供)で展示します。壁画は長い歳月を経て肉眼では見えにくくなっている部分が多くありますが、模写により壁画全体を理解することができます。また、展示会では壁画とともに周辺地域の風景写真も展示します。
協力 フランス国立自然史博物館―人類博物館 模写写真提供
後援 アルジェリア大使館、日本アルジェリア協会