合羽版 森義利の世界

森義利《源平海戦》1988年 埼玉県立近代美術館蔵
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    会 期
    20140412日 -  20140629
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    金曜日は20時00分まで
    入館は閉館30分前まで
    休み
    毎週月曜日、5/7 ※4/26~5/6 は休まず開館
    入場料
    有料
    一般500(400)円、大高生300(250)円
    *( )内は20名以上の団体割引料金
    *身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方
    および付き添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    高崎市タワー美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    高崎市タワー美術館
    住所
    〒370-0841 群馬県
    高崎市栄町3番23号 高崎タワー21
    最寄り駅
    高崎
    電話番号
    027-330-3773

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    このたび、高崎市タワー美術館では、版画家・森義利(1898~1992)を紹介する展覧会を開催いたします。
    森は、下町の風物や歌舞伎、平家物語や源氏物語をテーマに躍動感あふれる版画作品を制作し、日本だけでなく海外での評価も高い作家です。もともと染色家であった森は、60歳を過ぎてから本格的に版画家としての道を歩み始め、合羽版という技法で独自の作品世界を築き上げました。
     合羽版とは、柿渋を塗った紙に小刀で絵柄を切り抜いて型紙を作り、刷毛で絵具を摺り込んで転写する版画技法で、ステンシルの一種といえますが、森は、この合羽版の技法に加えて、防染糊を用いて色分けする型染技法を併用しています。作品1 点に使う型紙の数は作品の色数によって異なりますが、防染して地色を残すための型、合羽摺りによって色彩を施すための型、糊置きして輪郭となる描線を摺るための型など、複数枚を組み合わせて制作されます。
    その作品は、画面から飛び出してくるような迫力に満ち、また森が愛した歌舞伎や東京下町の風情など、江戸の余香が漂う古きよき日本の姿が残されています。本展覧会では、森が生涯を過ごした町、東京都中央区が所蔵する合羽版と肉筆画を中心に、粋で洒脱なその作品世界をご紹介します。

    合羽版とは?
    「合羽」とはポルトガル語の“capa”を語源とし、ラシャや木綿に桐油を塗った雨具のことを指しました。日本では柿渋や桐油を塗って張り合わせた紙を合羽紙といい、これに絵柄を切り抜いて型紙を作り、刷毛で絵具を摺り込んで紙に転写した版画を合羽版といいます。浮世絵など木版画の彩色にも応用された技法です。

    関連イベント

    ■講演会「森義利の合羽版」
     講師:松山龍雄(『版画芸術』編集主幹)
     日時:5月31日(土)午後2時~
     会場:高崎タワー21 集会室
     申込方法:往復はがきに氏名・住所・電話番号を記入して、
     下記宛にお送り下さい。はがき1枚につき1名様のお申込みとなります。5月9日当日消印有効。
     〒370-0841 群馬県高崎市栄町3-23
     高崎市タワー美術館講演会係

    ■学芸員による作品解説
     4月12日・27日、5月10日・25日、6月15日・28日 午後2時~

    主催・協賛・後援

    主催:高崎市タワー美術館
    特別協力:中央区教育委員会
    後援:朝日新聞前橋総局、産経新聞前橋支局、上毛新聞社、東京新聞前橋支局、毎日新聞前橋支局、読売新聞前橋支局、
        NHK前橋放送局、群馬テレビ、J:COM群馬、エフエム群馬、ラジオ高崎

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