ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢

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会 期
20140419日 -  20140629
開催時間
11時00分 - 17時00分
水曜は20時00分まで/入館は閉館時刻の30分前まで
休み
月曜日(祝日にあたる 5月5日は開館)、5月7日
入場料
有料
一般 1,100円、大高生 700円、小中生 500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日 は小中高生の入館無料/20名以上の団体は 1人 100円引
*2014年4月1日からの消費税増税に伴い、入館料を上記のとおり一部改定いたします。
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
原美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
原美術館
住所
〒140-0001 東京都
品川区北品川4-7-25
最寄り駅
品川
電話番号
03-3445-0651

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

2012 年にパリ シャトレ座で上演されたオペラ「オルランド」のアートディレクションで高い評価を得た新進気鋭のフランス人作家、ニコラ ビュフの美術館における初個展を開催します。パリ生まれ東京在住のビュフは、ルネッサンスやバロックなどのヨーロッパの伝統文化と、子どもの頃から夢中になった日本やアメリカのマンガやアニメ、ビデオゲームなどのサブカルチャー、すなわち西洋と東洋、伝統と現代を融合した、壮麗で軽やかな作品に取り組んでいます。その制作は美術のみならず、舞台、ファッションなど多くの分野から注目を集めています。
 ビュフは、ヨーロッパの古典と和製ロールプレイングゲームの世界観に類似性を見出し、驚いたと語ります。この展覧会では、主人公である少年ポリフィーロの冒険を通し、夢と愛、闘いと勝利、死と再生という、普遍的なテーマが提示されます。主に壁画と立体作品を組み合わせた大型インスタレーションで構成される本展は、さらに AR(Augmented Reality、拡張現実)の技術を用いて鑑賞者が仮想空間で甲冑をまとうことのできるインタラクティブなマルチメディアインスタレーション、屋外の大型インスタレーションを含み、美術館全体をファンタジーの世界に変える異色の試みです。

原美術館と関わった多くのアーティスト同様、ニコラ ビュフもかつて個人邸宅だった歴史的建造物が、時を経て最先端の現代美術を展示する美術館へと姿を変え、世界各国の作家や美術愛好家を迎える空間となっていることに強く惹かれました。西洋と東洋、伝統と現代の融合は、ニコラ ビュフ自身の作品世界のテーマでもあるからです。

15 世紀末ヨーロッパの古典文学「ヒュプネロトマキア ポリフィリ」(Hypnerotomachia Poliphili、1499 年 ヴェネツィアで初版)へのオマージュをベースに、日本のアニメ、マンガ、特撮ヒーローもの、ビデオゲームなどの影響が加味された独特の表現世界を展開します。この本は初期ルネサンス様式で描かれた細密な木版画の挿絵を特徴としており、格調高いタイポグラフィやレイアウトデザインはビュフの装飾的な壁画制作にも大きな影響を与えました。また、初めてこの本と出会った時、ビュフは「ゼルダの伝説」「スーパーマリオブラザーズ」「ファイナルファンタジー」など和製ビデオゲームとの共通点を多数見つけたと語っています。「Hypnerotomachia」とはギリシャ語の hypnos(夢)+eros(恋)+mache(戦い)からなる言葉です。つまりこの本の題名は「ポリフィーロの夢の中の恋の戦い」という意味になります*。そして「夢」「恋」「戦い」は、現代の冒険活劇にも欠かせない要素となっています。

先ごろ東京芸術大学大学院において博士号を取得したニコラ ビュフは、博士論文「オルターモダン時代の中で自分のマニエラを作ることの思考」*のなかで、ニコラ ブリオー(パリ国立美術大学ディレクター/キュレーター)による「オルターモダン宣言」を参照し、<多様性><文化的放浪><接続>の 3 つを自らの作品の主要テーマに据えました。
西洋と東洋を往還し、古典と現代を切り結び、美術史上の様式とサブカルチャーを融合させ、新たなモダニティのなかで自らのマニエラを確立しようとするニコラ ビュフが、今回、原美術館の空間全体を使ってひとつの物語を作り上げます。

主催・協賛・後援

主催:原美術館
助成:フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本/アンスティチュ・フランセパリ本部、フランス国立映画・映像センター、
    フランス国立グラフィック・アート造形芸術財団、笹川日仏財団
特別協賛:エルメスジャポン株式会社
協賛:ソシエテ ジェネラル、ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社
協力:山本現代

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