開催時間 |
11時00分 - 19時00分
最終日18:00まで |
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休み |
木曜休廊
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クリエイター在廊 |
有
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
GALLERY SPEAK FOR 03-5459-6385
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒153-0033 東京都
渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FORビルB2F |
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最寄り駅 | 代官山 |
電話番号 | 050-3555-6703 |
数多くの広告やCF、ロゴマーク、キャラクターなどのディレクション、デザインを手がけている西岡ペンシル氏。記憶に残る数々のデザインを世に残してきた彼は、京友禅悉皆屋の家に生まれたルーツを持ち、西洋的な造形主義だけに傾倒するのではなく、日本の着物からの刺激・素養をグラフィックデザインやアートの思想に通じるものとして変換し、活かし続けてきました。江戸の着物柄の流行サイクルが世界でも最初期のモードだったという丸山伸彦氏の染色史観や、文化交流の中で柄が単なる装飾に終わらない有機的な価値に溢れたものという点に強く魅了され、ここ数年、オリジナル文様の制作にも取り組んできたのです。
その成果は、まず本年2月にパリで初めて発表され好評を得ましたが、本展が日本で初めての個展となります。「雪の結晶やひまわりの種など、自然の造形の法則や、黄金比にのっとった分解と配置、北斎漫画や伝統的な着物文様の<図像に意味を重ねる>手法を用いて、自分流に文様を制作したいと思った」と彼は言います。西岡氏のオリジナル文様は、大小さまざまな布や紙のアイテムに展開され、装飾・作品を超えた実用性を与えられます。それを使う人々と価値を織りなしながら、無比の美しい彩りを作り上げてくれるでしょう。
京都の和紙化粧工房「かみ添(kamisoe)」による和紙に顔料で木版摺りを施したパネル作品シリーズや、着物のひな形(図案)を紙に刷ったシルクスクリーン作品「ひいなかた西岡流」シリーズ、インクジェットプリントを用いた現代風文様「文様帖西岡流」シリーズなど、大小約30点の作品が展示・販売されます。また、京友禅の老舗「岡重(okaju)」による手捺染の風呂敷や、着物ブランド「Elly & Oby」の着物、オリジナルデザインのハンカチ、ノートなども販売いたします。
西岡ペンシル アートディレクター / デザイナー
西岡範敏(にしおかのりとし)。1970年、京都の京友禅悉皆屋に生まれる。金沢美術工芸大学卒業後、電通勤務を経て西岡ペンシルを設立。ラゾーナ川崎プラザ(TVCM・ポスター)、welcome! ほじょ犬(ロゴマーク)などを手がける一方、着物ブランド「Elly & Oby」において図柄を創作するなど、独自の表現活動を多岐にわたり展開している。グッドデザイン賞、日経広告賞、新聞広告賞、ニューヨークADC賞など受賞多数。共著書に「へんで、いいよ。」がある。2013年秋よりSHISEIDO THE GINZA COLLECTIONのキュレーター。2014年2月にパリ・GALERIE MIRRORにて「NEW MONYO」展を開催した。
http://www.nishiokapencil.co.jp/
【ギャラリートーク開催】
2014年3月28日(金)18:30~19:00
作品解説=西岡ペンシル 聞き手=原裕美子(モデル)