「母たちの神-比嘉康雄」展 沖縄・聖地・神々の饗宴

「母たちの神-比嘉康雄」展 (IZU PHOTO MUZEUM 2011/1/23-5/8)-1
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会 期
20110123日 -  20110531
開催時間
10時00分 - 16時30分
休み
開館時間: (1月)10:00-16:30 (2・3月) 10:00-17:00 (4・5月) 10:00-18:00 *最終入館は閉館の30分前まで
休館日: 毎週水曜日(祝日の場合は翌日休) 
この情報のお問合せ
IZU PHOTO MUSEUM 055-989-8780
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
IZU PHOTO MUSEUM
住所
〒411-0931 静岡県
長泉町東野クレマチスの丘347-1
最寄り駅
三島
電話番号
055-989-8780

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 比嘉康雄(ひが・やすお)は、沖縄を代表する写真家の一人であると共に、民俗学の分野でも大きな功績を残した人物です。比嘉は1968年の嘉手納空軍基地でのB52爆撃機墜落事故をきっかけに警察官を辞め、写真家になることを選びました。ベトナム戦争や日本への「復帰」に揺れた激動期の沖縄を象徴する写真家だといえます。
 撮影の仕事で訪れた宮古島で出会った祭祀に衝撃を受け、沖縄文化の古層に惹きつけられていった比嘉は、「神の島」と呼ばれる久高島をはじめ、南は八重山諸島から北は奄美大島に至る琉球弧の島々に関する膨大な記録を残すことになります。2000年に亡くなるまで、失われつつあった祭祀とそれを行う女性(母)たちの威厳に満ちた姿を丹念にカメラにおさめながら、琉球弧の精神文化の祖型を探っていきました。写真に写されたのは世界にあまり類を見ない一種の女神信仰・母性原理の祭祀であり、中には男子禁制の祭祀も多くあります。本展では、生前に比嘉の手で編まれたものの、未刊に終わった写真集「母たちの神」から全162点を紹介いたします。祖霊信仰、自然信仰に基づいた村落ごとの祭祀の多くはすでに変容し、途絶えてしまったものも少なくありませんが、残された写真は、琉球弧の神々の豊穣な世界を現在に伝えてくれます。
 本展は、沖縄県立美術館で開催された「母たちの神」展(2010年11月2日~2011年1月10日)の巡回展となります。

「人々は、魂の不滅を信じ、魂の帰る場所、そして再生する場所を海の彼方のニラーハラー(※)に想定し、そこから守護力をもって島の聖域にたちかえる母神の存在に守護をたのんでいる。この「母たちの神」は、〈生む〉〈育てる〉〈守る〉という母性の有り様の中で形成された、つまり、内発的、自然的で、生命に対する慈しみがベースになっている〈やさしい神〉である。
(中略)
この母性原理の文化は、父性原理の文化がとどまることを知らず直進を続けて、破局の危うさを露呈している時代を考える大切な手がかりになるであろう」
※「ニライカナイ」と同義。海の彼方にあると信じられている他界で、神の在所。
                                   比嘉康雄著『日本人の魂の原郷 沖縄久高島』より

出展数:162点

ご好評につき5月31日(火)まで会期延長いたします。

関連イベント

トークイベント
 ①2011年1月23日(日) (※終了しました)
   比嘉豊光(写真家)×高良勉(詩人)×翁長直樹(沖縄県立博物館・美術館副館長)×小原真史(IZU PHOTO MUSEUM研究員)
 ②2011年5月8日(日) 14:15-16:00 (*4月10日に予定しておりましたが、東日本大震災の影響により延期いたしました。)
   講演「比嘉康雄が求めた世界」
   阿満利磨(宗教学者/明治学院大学教授)
   ● 阿満 利麿(あま・としまろ)
     宗教学者。1939年京都市生まれ。NHK社会教養部チーフディレクターを経て、現在明治学院大学名誉教授。
     著書に『宗教の深層』(ちくま学芸文庫)、『日本人はなぜ無宗教なのか』(ちくま新書)など多数。
     1970年代後半から、比嘉康雄とともに、沖縄、とくに宮古島を中心に、先島の祭祀を研究する。
 ③2011年5月22日(日) 14:15-16:00 (*3月27日に予定しておりましたが、東日本大震災の影響により延期いたしました。)
   対談「パナリ(離れ)島へのまなざし」
   仲里効(批評家)×小原真史(IZU PHOTO MUSEUM研究員)
   ● 仲里 効 (なかざと・いさお)
     映像批評家。1947年沖縄県大東島生まれ。季刊雑誌『EDGE』編集長。
     著書に『ラウンドボーダー』(APO)、『オキナワ、イメージの縁』(未来社、2008年度沖縄タイムス出版文化賞)
     『フォトネシア』(未来社)他多数。2003年山形国際ドキュメンタリー映画祭沖縄特集〈琉球電影列伝〉コーディネーター。
     比嘉康雄の『情民』を含む『沖縄写真家シリーズ 琉球烈像』(未来社)を監修。

  ※ 参加方法:お電話にてご予約ください。(Tel. 055-989-8783)
  料金:展覧会入場料に含まれます。(当日入館チケットのお求めが必要となります。)

週末に学芸員によるギャラリートークを予定しております。
※詳細についてはIZU PHOTO MUZEUMホームページをご覧ください。(www.izuphoto-museum.jp)

沖縄県立博物館・美術館にて2010年11月2日~2011年1月10日まで開催中。

主催・協賛・後援

主催:IZU PHOTO MUSEUM、沖縄県立博物館・美術館
協力:比嘉康雄展実行委員会

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