瀧口修造展 II

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会 期
20140312日 -  20140329
開催時間
12時00分 - 19時00分
休み
会期中無休
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
ときの忘れもの
Tel:03-3470-2631
E-mail:info@tokinowasuremono.com
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
ときの忘れもの
住所
〒113-0021 東京都
文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
最寄り駅
駒込
電話番号
03-6902-9530

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

詩人、美術評論家、シュルレアリスム運動の紹介者として著名な瀧口修造は、戦前・戦後を通じ多くの若手芸術家の精神的支柱として、日本の前衛芸術をリードしてきました。ところが、1958年のヴェネチア・ビエンナーレでコミッショナーを務め、その後欧州各地を訪問してアンドレ・ブルトンやマルセル・デュシャンらと面会してきた頃からその活動に変化が現れ、帰国してからは自らもドローイング、水彩、バーント・ドローイング(焼け焦がした水彩)、ロトデッサン(モーターによる回転線描)、デカルコマニー(転写法)など、さまざまな手法による造形制作を開始しました。遺された素晴らしい作品は、小品が多いとはいえ、どれも驚くような美しさを持っており、まさに一人の造形作家として評価されるべき質・量を備えています。
今回の瀧口修造展は、「造形作家」瀧口自身の制作に焦点を当て、その多彩な手法の概要を紹介します。こうした展覧会は、(近年、継続的に開催されている土渕信彦氏のコレクション展「瀧口修造の光跡I・II・III」を別とすれば)2001年7月~2002年1月に開催された富山県立近代美術館・渋谷区立松濤美術館の「瀧口修造の造形的実験」展以来、12年振りであり、ときの忘れものにとっても初めての瀧口修造展となります。 2014年、ときの忘れものでは3回に分けて瀧口修造作品をご覧いただきます。
1月に開催した「瀧口修造展 I」では水彩、ロトデッサンを展示しましたが、今回の「瀧口修造展 II」では約30点のデカルコマニーをご覧いただきます。

関連イベント

●イベントのご案内
3月15日(土)18時より、大谷省吾さん(東京国立近代美術館主任研究員)によるギャラリートークを開催します。
※要予約(会費1,000円)
必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上メールにてお申込ください。
E-mail. info@tokinowasuremono.com

■瀧口修造 Shuzo TAKIGUCHI(1903-1979)
詩人、美術評論家として知られる。シュルレアリスムの理念を体現し、戦前・戦後を通じ日本における前衛芸術運動の理論的・精神的支柱として、多くの芸術家の活動を鼓舞し続けた。内外の造形作家と詩画集を共作したほか、自らも多数の造形作品を残している。
1903年、富山県に生まれる。幼少期から文学・美術に親しみ、特にウィリアム・ブレイクに傾倒していた。慶應義塾大学英文科在学中に、指導教授だった西脇順三郎を通じてシュルレアリスムを知り、『シュルレアリスム宣言』、『磁場』などを読んで深く影響され、一連の実験的な詩的テクストを発表するとともに、ブルトン『超現実主義と絵画』を全訳した。31年に卒業後、映画製作所PCL(写真化学研究所。東宝の前身)にスクリプターとして勤務する傍ら、美術評論活動を開始した。海外のシュルレアリストたちと文通を続け、ブルトン『通底器』、『狂気の愛』、「文化擁護作家会議における講演」やエルンスト、ダリの著作などを翻訳・紹介、37年には山中散生とともに「海外超現実主義作品展」を開催した(記念出版『アルバム・シュルレアリスト』も編集)。「超現実造型論」「前衛芸術の諸問題」などの美術評論だけでなく「写真と超現実主義」「物体と写真」などの写真評論も執筆し、画壇に属さない前衛美術家・写真家たち の研究・発表グループを理論的に指導した。
戦後は読売新聞などに多くの美術評論を発表し、時代を代表する美術評論家として活動した。タケミヤ画廊の企画を委嘱され、208回に及ぶ展覧会を開催して、多数の若手美術家に発表の機会を設ける一方、51年に結成された「実験工房」の活動にも顧問格として関与するなど、清廉な人柄も相俟って影響力は絶大であった。
58年、ヴェネチア・ビエンナーレのコミッショナーとして訪欧、イタリアの彫刻部門の代表だったフォンターナを高く評価して絵画部門で票を投じた後、欧州各地を訪問し、ブルトン、デュシャン、ダリ、ミショーらと面会した(ブルトンとの会談を自ら「生涯の収穫」と回想している)。帰国後、時評的な美術評論の発表が減少する一方、展覧会序文などの私的な執筆が増加した。公的な役職を辞任する反面、赤瀬川原平の「千円札事件」(65~70年)では特別弁護人を積極的に引き受けている。ミロ、サム・フランシスなど、多くの造形作家と詩画集を共作したほか、自らもドローイング、水彩、デカルコマニー、バーント・ドローイング(焼け焦がした水彩)、ロトデッサン(モーターによる回転線描)などの、独特な手法の造形作品を制作し、個展も数回開催している。67年には戦 間期の詩的テクストを集成した『瀧口修造の詩的実験 1927~1937』を刊行した。夢の記録の形をとった散文作品や、諺のような短いフレーズの作品も残している。79年に心筋梗塞のため没した。(執筆:土渕信彦)

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