イグノア・ユア・パースペクティブ 20 "not a total waste"

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会 期
20140111日 -  20140208
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
日・月・祝
入場料
無料
この情報のお問合せ
児玉画廊 京都
情報提供者/投稿者
開催場所
児玉画廊|京都
住所
〒601-8025 京都府
京都市南区東九条柳下町67-2
最寄り駅
十条
電話番号
075-693-4075

詳細

展覧会内容

 児玉画廊|京都では1月11日より2月8日まで貴志真生也、杉本圭助、関口正浩、谷中佑輔の4名によるグループショー、イグノア・ユア・パースペクティブ 20「not a total waste」を下記の通り開催する運びとなりました。

 貴志真生也は、作品がなぜ、いかに作品であるのか、その問いを投げかけてきます。素材がただ加工されるだけでは美術とは言えないなら、極力シンプルな造作と構成に徹して誰にも「分からないもの」を作ったら一体どうなるのか、終ぞ誰もが答えることなどないであろう制作を続けています。
 杉本圭助は、平面/立体/パフォーマンスとカテゴリーに囚われることなく、総合的に作品を制作しています。「人間」についてを最もベーシックなテーマとしながら、その本質をストレートに捉えようとするのではなく、「人間」の定義付けを無駄とも思えるほどあらゆる方法論で繰り返し、徐々に解き明かしていくことを本懐としています。
 関口正浩は、無重力下の絵画、ということを想定した平面作品を制作しています。それは、地上において絶対的な垂直方向を表す重力が無い状態において、絵画が平面性を保つ理由など無い、という着想です。よって、関口の作品は、塗面を引きはがして作った油絵具の膜をコラージュ的に扱うことで、従来の絵画手法ではあり得ない、破れ、ねじれ、襞が必然的にできるようにするのです。しかしながら、現にここは地上の重力下にあって、保持するために仕方なくキャンバスに戻したもの、という「仮の平面」という状態で発表されているのです。
 初紹介となる谷中佑輔は、彫刻作品を制作していますが、その実、自身の身体を最も重要な要素と見なしています。谷中は極度の集中で没我の状態にあるとき、自身が消失する、あるいは素材と自分の意識が同化する感覚があると言います。つまり、谷中の作品は彫刻することによって自分の身体を素材に預けて客体的に分離しながら、それと同時に自己を同定しようとする試みなのです。谷中の作品の一つに石を穿って野菜を嵌め込む、という一見まるで非生産的な彫刻がありますが、その行為の内側では、「野菜を石に食ませる」ことがその実「自らが野菜を咥える」ことと同一化しているのです。

 本展覧会は、遠回りで、全くの無駄としか思えない行為を続けるこの4名を、あえてそこにフォーカスして取り上げます。それぞれの行為が彼らの中では決して無駄などではなく、むしろ何事にも先んじて向き合わねばならぬことであって、ひいては彼らの行為が美術のあり方に新たな地平を切り開く可能性を秘めていることを明らかにしようという試みです。

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