森村泰昌  レンブラントの部屋、再び

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会 期
20131012日 -  20131223
開催時間
11時00分 - 17時00分
水曜は20時00分まで。入館は閉館時刻の30分前まで
休み
月曜日(祝日にあたる10 月14 日、11 月4 日、12 月23 日は開館)、10 月15 日、11 月5 日
入場料
有料
一般1,000 円、大高生700 円、小中生500 円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20 名以上の団体は1 人100 円引
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
原美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
原美術館
住所
〒140-0001 東京都
品川区北品川4-7-25
最寄り駅
品川
電話番号
03-3445-0651

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

伝説の展覧会がいま再び。名画の登場人物や女優などに自らが「なる」という手法でセルフポートレイト作品に取り組み、国際的に高い評価を得ている現代美術作家、森村泰昌。1994 年に日本の美術館における初個展として原美術館にて開催した「レンブラントの部屋」展を再現し、「森村泰昌 レンブラントの部屋、再び」展を開催いたします。約20 年の歳月を経て同じ空間で甦る本展には、レンブラント絵画の魅力、人生の明暗、光と闇など、私たちが現在共有しうるテーマが多角的に提示されています。94 年の展覧会終了後、当館コレクションとなったシリーズ全作品で構成される本展は、森村泰昌の表現世界を改めて見つめ直す貴重な機会となります。

原美術館におきまして、今秋、「森村泰昌 レンブラントの部屋、再び」展を開催いたします。来年開催される横浜トリエンナーレ2014 で、森村泰昌はアーティスティックディレクターを務めます。今や、我が国を代表するアーティストとして知られる森村にとって、1994 年に当館で開催した「レンブラントの部屋」展は、日本の美術館で開催する初めての個展でした。同展出品作品はすべて原美術館に収蔵された後、たびたび紹介されてきましたが、全作品を一堂に会し展覧会を再現するのは今回が初の試みです。当館の空間に合わせて制作された「レンブラントの部屋」作品群が20 年の歳月を経て甦る本展は、森村泰昌の表現世界を改めて見つめなおす貴重な機会となります。作品制作や展覧会構成の過程を通して森村がたどりついた現代社会に関する考察は、今の私たちがなお共有しうるものです。

森村泰昌は、1985 年ゴッホの自画像に自ら扮したセルフポートレイトを発表、以後名画の登場人物に扮し、原作あるいはその時代背景に独自の解釈を加える作品を一貫して制作しています。1989 年、ベネチア・ビエンナーレ/アペルト88に選出され、国際的な注目を集めた後、横浜美術館、東京都現代美術館、東京都写真美術館などで大規模な個展を多数開催。2007 年度芸術選奨文部科学大臣賞、2011 年秋には紫綬褒章を受章し、日本を代表するアーティストの一人です。

原美術館では、17 世紀オランダの偉大な画家をテーマに、その人生の明暗から「自我」を深く探った「レンブラントの部屋」展(1994 年)、20 世紀メキシコ現代絵画を代表する画家の一人フリーダ カーロの人生、その愛と死を独自の祝祭的イメージで描いた「私の中のフリーダ」展(2001 年)を開催しました。また、館内のトイレを作品化したユニークな常設インスタレーション「輪舞(ロンド)」(1994 年)も、本展開催にあわせて新たな装いでお目見えします。

* 森村泰昌は、本展とほぼ同時期に、東京の資生堂ギャラリーで個展「ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る」(9 月28 日―12 月25日)、アメリカ ピッツバーグのザ ウォーホルで「Yasumasa Morimura: Theater of the Self」(10 月6 日―2014 年1 月12 日)、を開催いたします。
* 「森村泰昌 レンブラントの部屋」は1994 年9 月10 日-11 月3 日、原美術館で開催されました。

【「森村泰昌 レンブラントの部屋」展(1994 年)、「森村泰昌 レンブラントの部屋、再び」展(2013 年)について】

現代の「自我」を主題としていた当時の森村は、「自我」に取り組んだ先駆的存在であり偉大な画家であるレンブラントの人生を展覧会のテーマに据えました。
17 世紀オランダに生きた画家レンブラントは、膨大な数の自画像を今に残しています。近代的個人主義の黎明期に登場し「自分とは何か」という問いを突き詰めるべく、鏡と画布に向かったレンブラント。才能に恵まれた彼は、若くして富と名声を得ましたが、景気の後退とともに人気も衰え、寂しい晩年を過ごしたと伝えられます。可能性を模索する青年期、自信に満ちた壮年期、そしてもはや虚勢を張る必要もなく自己を直視する老年期。その時々の生き様を伝える自画像に、森村は自身を重ね合わせました。
真の自己を突き詰めた先人に対し「開かれた自我」を提唱する森村は、レンブラントをめぐる四人にもなり変わってみせます。敬愛する老母、最愛の息子、若く豊かな妻、そして妻の死後伴侶となった愛人。作家は原作を注意深く観察し、個々人の特性とレンブラントとの関係を自作の中で明らかにしました。
「レンブラントの部屋」では、「光と影」がもうひとつの鍵となりました。黒い画布に徐々に明るい色彩を重ね、主題にスポットをあてる劇的な画法、レンブラント絵画の魅力を決定する「闇」に「光」を与える表現です。レンブラントの世界を照らしたろうそくから350 年、放射性物質の閃光に代表される現代の「光」は、その過度な光量ゆえに我々の目を眩ませ、新たな「闇」を生み出しているのではないでしょうか。森村はこの連作の制作を通して抱いた問題意識を「白い闇」と題された作品に託し、展覧会を締めくくっています。本展開催後、全出品作品が原美術館コレクションに収蔵されました。

主催・協賛・後援

主催: 原美術館

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