開催時間 |
10時00分 - 18時00分
土曜日、特別開館日:17:00閉館 |
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休み |
日曜日、祝日 ※6月9日(日)、7月15日(月・祝)、8月18日(日)は特別開館
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この情報のお問合せ |
武蔵野美術大学 美術館・図書館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒187-8505 東京都
小平市小川町1-736 |
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最寄り駅 | 鷹の台 |
電話番号 | 042-342-6003 |
このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では「ムサビのデザインⅢ ̶デザインが語る企業理念:オリベッティとブラウン」を開催いたします。当館リニューアル開館記念「ムサビのデザイン」展(2011年)の第3弾です。
本展では、オリベッティ社とブラウン社という20世紀のプロダクト・デザインを牽引した二つの企業に焦点を当て、プロダクトやポスター、商品カタログなど、当館所蔵品からその軌跡をたどります。
1908年、カミロ・オリベッティ(1868-1943)によって、北イタリアの小都市、イブレアで設立されたオリベッティ社は、タイプライターの製造を出発点とし、計算機や事務機器など、多くのプロダクトを世に送り出してきました。
一方、1921年にマックス・ブラウン(1890-1951)がドイツ・フランクフルトで設立したブラウン社は、ラジオやレコードプレーヤーといった音響機器の製造を始めとして、時計やシェーバー、ライターなど、私たちの暮らしに身近なプロダクトを発表してきました。
確固とした企業理念に基づいた両社のプロダクトは、今日なお世界中の企業やクリエイターに影響を与え続けています。本展では、プロダクトやポスター、商品カタログなど、約200点の出展作品を通して、両社の軌跡をたどり、そのデザインの核心に迫ります。
デザイン史に名を残すオリベッティ社の名品の数々
オリベッティ社のプロダクトは、今日なお世界中の企業やクリエイターを魅了してやみません。特に、マルチェロ・ニッツォーリ(1887-1969)やエットレ・ソットサス・ジュニア(1917-2007)、マリオ・ベリーニ(1935-)が手がけたプロダクトは、その独創的なデザインによって注目され、同社の躍進に大きく貢献しました。本展では、当館所蔵品の中からデザイン史に名を残す、オリベッティ社の名品の数々を紹介します。
オリベッティ社のプロダクトとグラフィック・デザイン
オリベッティ社のプロダクトが名を馳せた背景には、卓越したグラフィック・デザインとそれを支える優秀なデザイナーの存在がありました。ジョヴァンニ・ピントーリ(1912-1999) ※が中心となって趣向を凝らした広報活動が展開され、彼らが手がけたグラフィック・デザインは、同社の企業イメージの確立に大きく貢献しました。本展では、当館所蔵品の中から、ポスターや商品カタログ、取扱説明書など約80点を展示し、同社の企業理念やプロダクトとグラフィック・デザインの関係を探ります。
オリベッティ社の文化活動
オリベッティ社は文化活動にも力を入れました。美術展の開催や出版事業の他、地球環境保護の啓発ポスターを著名なアーティストに依頼して制作するなど、その活動は多岐にわたっています。本展では、ポスターや特装本など約40点を通して、オリベッティ社の文化活動を振り返ります。
デザイン史に名を残すブラウン社の名品の数々
ブラウン社のプロダクトが世界中の企業やクリエイターに与えた影響は計り知れません。とりわけ、ディーター・ラムス(1932-)によってデザインされたプロダクトは、機能に即した端整な佇まいが、当時の人々に驚きをもって迎えられました。本展では、当館所蔵品の中からデザイン史に名を残す、ブラウン社の名品の数々を紹介します。
ブラウン社のプロダクトとグラフィック・デザイン
ブラウン社の歩みを振り返る上で、見逃してはならないのがグラフィック・デザインの存在です。ウォルフガング・シュミッテル(1930-)※の手によって、寸分の狂いもなくコントロールされたグラフィック・デザインは、プロダクトのみならず、ブラウン社というブランドの価値を支えるものとなりました。本展では、当館所蔵品の中から、ポスターや商品カタログ、取扱説明書など約40点を展示し、同社のプロダクトのみならず、企業活動全般にグラフィック・デザインが及ぼした影響を探ります。
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
共催:武蔵野美術大学 造形研究センター
監修:柏木 博 ( 本学造形文化・美学美術史教授)、松葉一清(本学造形文化・美学美術史教授)
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