開催時間 |
10時00分 - 18時00分
金・土および9月15日(日)、22日(日)、10月13日(日)、11月3日(日)は20時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで ※shop x cafeは無休 |
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休み |
火
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入場料 |
有料 一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料 ※20名様以上の団体は100円割引 前売:一般1,100円、大学・高校生800円 サントリー美術館、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンイレブン、イープラスにて取扱 ※前売り券の販売は、7月3日(水)から9月10日(火)まで(サントリー美術館受付での販売は、7月3日(水)から8月25日(日)まで) 割引(※割引の併用はできません) HP割:ホームページ限定割引券提示で100円割引 携帯割:携帯サイトの割引券画面提示で100円割引 あとろ割:国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
サントリー美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒107-8643 東京都
港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 |
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最寄り駅 | 六本木 |
電話番号 | 03-3479-8600 |
ガラスの魅力は、そのつややかさと透明性です。当初は不透明な素材だったガラスは、紀元前8世紀以降の技術発達によって透明な素材へと移行します。中が透け、その先の景色を楽しむことができるようになったガラスは、世界各地でワインやビールを飲むための酒器に利用されるようになりました。ガラス器の歴史は、Drinking Glass (酒器)とともに発展したといってもいいでしょう。
本展は、多様な酒器を、それが置かれた情景に着目して紹介するものです。古来より儀式の際に神や力ある者に「捧ぐ」御神酒と共にあった杯、結婚や忠誠を「誓う」盃、自身の地位への認識や政治的な思想を「促す」豪華なゴブレットなど、「捧ぐ」「語らう」「誓う」「促す」「祝い、集い、もてなし、愉しむ」といった人々の生活の中のシーンを通して、ご覧いただきます。飲むための酒器はもちろん、神聖なるものとして扱われた酒器や、宴席を飾った職人技が光る賑々しい酒器など、紀元前14世紀から現在にいたる約180件の多彩な作品をお楽しみ下さい。
1.捧ぐ
人々の穢れを払ったり、権力を持つものに一層の力を与えたりするために、酒は古代より、神や王、権力者に捧げるものとして、神聖な場所や儀式に登場しました。本章では、そうした場面で使われたと推測されるガラスの酒器を紹介します。
2.語らう
「シンポジウム」の語源ともなった、ギリシャの「シンポシオン(饗宴)」。長い時間をかけて酒を酌み交わし、互いの意思を語り合うその情景には、様々なガラス器が登場しました。本章では、語らいの場で使用された多彩な酒器の一端をご覧いただきます。
3.誓う
共に戦い、共に生きる。そうした誓いを交わす儀式の場面にも、酒とともに酒器が使われました。本章では、愛を、運命を、共同体を誓い合った情景に寄り添ったガラス器を紹介します。
4.促す
ガラスヘの装飾技術が発達するにつれ、様々な暗示を込めた絵柄が施された酒器が数多く生み出されました。国を称える忠誠を促すものや、ステイタス・シンボルとしてキャビネットに飾り、自らの権威を周囲に促すものもしばしば見られるようになりました。本章では、教訓的、政治的な思想や自負心を人々に促すための酒器をご紹介します。
5.祝い、集い、もてなし、愉しむ
酒といえば、やはり宴。年中行事や祝い事、歓迎の席には数々の酒器が登場しました。最終章は、「祝い、集い、もてなし、愉しむ」場とともにあった酒器を展示すると同時に、現在活躍中の現代作家6名の酒器をご紹介します。
トークライブ「酒器をつくる!」
講師: 高橋禎彦氏(ガラス作家、Takahashi glass studio 代表、多摩美術大学教授)
モデレーター: 土田ルリ子(サントリー美術館 学芸副部長)
日時:10月13日(日)14:00-15:30
会場:6階ホール
定員:100名
対象:一般
聴講料:700円(別途要入館料)
応募締切:9月22日(日)
主催:サントリー美術館、読売新聞社
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、Hanako、サントリーホールディングス
後援:日本硝子製品工業会、日本ガラス工芸学会
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