白金アートコンプレックス5 周年合同展覧会 メメント・モリ~愛と死を見つめて~

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会 期
20130413日 -  20130518
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
日・月・祝
※5F(新素材研究所、小田原文化財団、榊田倫之建築設計事務所)は、土曜のみ開廊
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
ARATANIURANO 03-5422-8320
情報提供者/投稿者
開催場所
URANO
住所
〒140-0002 東京都
品川区東品川1-33-10-3F
最寄り駅
天王洲アイル
電話番号
03-6433-2303

詳細

展覧会内容

この度、白金アートコンプレックス(東京都港区白金3-1-15、略称SAC、1F:児玉画廊、2F:ARATANIURANO、3F:山本現代、4F:London Gallery、5F:新素材研究所、小田原文化財団、榊田倫之建築設計事務所)では、2013年4月13日(土)から5月18日(土)まで、全館合同展覧会「メメント・モリ~愛と死を見つめて~」を開催する運びとなり、ご案内申し上げます。
白金アートコンプレックス(以下 SAC)はグランドオープンより5周年を記念し、杉本博司氏にお題を頂き、現代美術から古美術 にわたる多種多様な分野を扱うSACの各フロアが、そのお題に答える展示企画となります。問答の先に立ち現れる作品は、絡み合うエロスとタナトスを提示するにとどまらず、まるで我々自身にも愛と死の問答を投げかけているかのようです。 つきましては、この機会に是非ともご高覧賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

児玉画廊
ARATANIURANO
山本現代
London Gallery
新素材研究所
小田原文化財団
榊田倫之建築設計事務所

[本展によせて]
メメント・モリ~愛と死を見つめて~

本展は森美術館開館10周年を記念して開催される「LOVE」展に呼応するかたちで開催される企画展です、純愛小説の古典的名作「愛と死を見つめて」は昭和38年に発表され、翌39年には吉永小百合、浜田光男主演で映画化されて日本全国を涙に濡らしました。
愛を語る時、それはいつもエロスと共にあり、死と隣り合わせにありました。愛と死を見つめること、それは刹那と永遠を見つめることでもあります。本展は愛と死を見つめる作家たちを厳選して皆様にお届けいたします。なお、木展は純情表現のみに偏らず、同等の重さで劣情表現にも意を払っています。人の心はそのはざまに生きるものだからです。
                                                                   窮霊汰 杉本博司
  
  
<1階 児玉画廊> TEL:03-5449-1559 FAX:03-5421-7002

大久保薫は人間の「肉体」について宗教や暴力、性を題材に描写することで、漫然たる日常に埋没し忘却の淵にある「生」を呼び覚まし、我々に突き付ける。むせ返るエロティックなイメージの渦に、その構成要素の一部として死生観までを平然と取り込みながら独特の空間を作り出す鷹取雅一。本能に直感的な映像作品で強烈なインパクトを与える高田冬彦は、壮絶なるエロスで今回も観衆を惑わす。既存の線描をサンプリングすることによって、イメージが遺伝/繁殖するかのような連鎖性を抽象表現へと落とし込む田中秀和は、本腰においてピカソの銅版画347シリーズ(エロチカ)からの引用を試みる。在るものを在るように捉え、思うがままにイメージを紡ぎ、それを何かしら形へと置き換えていく吉田純也の行為には、「生きるということ」を思い、同時に「死」を思う、そんなことを想起させられずにはいられない。メメント・モリ、死を記憶せよ。5名のエロス&タナトスを重ね透かすように構成する。

<2階 ARATANIURANO> TEL:03-5422-8320 FAX:03-3444-1224

水中をゆっくりと漂う女性の姿を、微妙に濁らせた水とそれを湛えた水槽をスクリーンとして映し出されるインスタレーション、高嶺格による「水位と体内音」。重力から解放され、滑らかな水と一体となったような裸体の浮遊感と、水を使った2.5D立体画像とも言うべき奇妙な物質感が、独特の陶酔をもたらします。また、時折人体の一部だと分かる程度に抽象化された光は美しく原始的で、私たちがかつて母親の胎内にいた時の記憶を呼び覚ますようでもあります。加茂昂の複数枚のキャンバスによる巨大なペインティング「絶望と希望のあいだに道をさだめて僕は歩く」には、現実とは美しくも死と隣り合わせであるということが示唆されています。それらの作品と同時に童謡「ふるさと」と日々消費される「コンビニで売られているエロ本」を合わせた、少々アイロニカルで開放的な杉本博司の小品もお目見えします。自らを育んだ故郷・根源を思えばこそ、生と性の向こうにある死を見つめることができるのだと考えます。

<3階 山本現代> TEL&FAX:03-6383-0626

ヤノペケンジとビートたけしが協同し、”大地の怒り”を古井戸から立ち現れる巨大な亡霊的存在に具現化した巨大作品「アンガー・フロム・ザ・ボトム」の構想模型とエスキースを展示する一方、杉本博司作品「性電気発生装置」からは剥き出しのエロスの閃光がほとぱしります。また、ビートだけしによる透明プラスチック製「スケルトン跳び箱(ノーバン跳び箱)」は、単なるエロティックな道具にとどまらず、「(1)落ちる水(2)照明用ガス、が与えられたとせよ」で論争を巻き起こしたデュシャンにもつながる美術的価値を有し、我々の生の始点をのぞくための装置として純粋性をたたえます。

<4階 London Gallery> TEL:03-6459-3308 FAX:03-6459-3309

独学で彫刻を学び無住の寺に留守居人として生活を送る橋本雅也は、近年、鹿の骨一角を用いて作品を製作しています。精緻で美しき花に変化したそれらはまさに、真摯に死を見つめた先におもう生命の侈き美しさを体現しているようです。本展では、山の頂で、息絶えた一頭の鹿との出会いから制作した新作を発表致します。古美術からは、愛欲・欲望を否定せず、これらを人間の本能として向上心に変え、菩提心に導かせる仏「愛染明王」(14世紀)を展示致します。そして杉本博司氏のコレクション、ゴーティエ・ダゴティ「解剖図」などと共に姿かたち、時代は違えども「愛と死」に対するそれぞれの思いを汲みとって頂きたい。

<5階 新素材研究所、小田原文化財団>

映画『愛と死をみつめてyoutube閲覧(監督:齊藤武市 原作:河野実・大島みち子)
会期中、土曜(11:00~19:00、5/4は祝日のため休廊)のみ開場致します。

<5階 榊田倫之建築設計事務所>

神蔵美子作品「たまゆら」より被写体/杉本博司
出品作品は合計5点 中には作品集未発表の「パスガイドさん」も合まれています。
会期中、土曜(11:00~19:00、5/4は祝日のため休廊)のみ開場致します。

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